
「あ(ア)」の博多・糸島弁
イラストで説明
1 | ああた |
【標準語】あなた 【意味等】2人称の、あなた |
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2 | ああのこうの |
【標準語】ああだこうだ 【意味等】ああでもないこうでもない |
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3 | あいた |
【標準語】しまった、痛い、飽きた 【意味等】 (1)「しまった」のあいた 《意味》あちゃー、失敗したときや困った時などに発することば 《参考》相手や周囲の人に、失敗をアピールするために出るとっさの言葉 《同義》あいた、やいや、わいたー(誇張した言い方) 《用例》「アイタしもうた、三徳ば忘れてきた…すまんばってん、ああた出いとって」 →「あちゃーしまった、財布を忘れてきた…悪いんだけど、あなたが支払っといて」 (2)「痛い」のあいた 《意味》いてて、熱い、予期せぬ痛みや熱さなどを感じたときなどに発することば 《参考》相手や周囲の人に伝達するために反射的に出る言葉 《用例》「アーイタよ…今、足ば踏んだろ…やけん、下手かととのダンスな好かん」 →「痛いわねぇ…今、足を踏んだでしょ…だから、下手糞とのダンスは嫌いだわ」 (3)「飽きた」のあいた 《意味》飽きた、継続するのが億劫になること、続けることが苦痛な状態 《参考》由来は「飽きた」の音変異 《用例》「ステーキな旨かばってん…もう、アイタ…こんだあ刺身ば食いい行こうえ」 →「ステーキは上手いけど…もう、飽きた…今度は刺身を食べに行きましょうよ」 |
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4 | あえくる |
【標準語】愚弄する、ごまかす 【意味等】①人をばかにしてもてあそぶこと、からかうこと、ひやかし、②ごまかす、「あえる」「あやす」「あゆる」に同じ |
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5 | あえる |
【標準語】落ちる、垂れる、流れる 【意味等】①果実などが落ちる、②汁物が垂れる、③鼻血などが流れる、④膿などが出る、⑤涙を流して泣く、「あえくる」「あやす」「あゆる」に同じ |
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6 | あおいきつく |
【標準語】息切れする 【意味等】①走るなどして呼吸が激しくて息が続かないこと、②辛い思いなどして息苦しくなること |
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7 | あおぐ |
【標準語】動悸がする 【意味等】心臓の鼓動が強くなる、早くドキドキすること、「あふる」に同じ |
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8 | あおじ |
【標準語】紫斑 【意味等】強く打たれた時など、皮膚に出る内出血の紫色の斑点 |
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9 | あおじむ |
【標準語】紫斑ができる 【意味等】「あおじ」に同じ |
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10 | あぎ |
【標準語】顎 【意味等】あご、人や動物の口を構成する顎骨を中心とする部分。「あぎたぶら」「あぎと」「あごっとう」に同じ |
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11 | あぎたぶら |
【標準語】顎 【意味等】「あぎ」「あぎと」「あごっとう」に同じ |
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12 | あぎと |
【標準語】顎 【意味等】(あごの古名)「あぎ」「あぎたぶら」「あごっとう」に同じ。 |
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13 | あぎゃん |
【標準語】あんなに 【意味等】「あげん」に同じ |
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14 | あげなか |
【標準語】あのような 【意味等】「あげんか」に同じ。 |
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15 | あげなかもん |
【標準語】あのくらいのもの 【意味等】あのようなもの |
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16 | あげん |
【標準語】あのように 【意味等】あのように、あんなに |
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17 | あげんか |
【標準語】あのような 【意味等】あのような、「あげなか」に同じ |
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18 | あごたん |
【標準語】おしゃべり 【意味等】①よくしゃべる人、②余計なことを言う人、③弁がたつ人、【同義】あごたん、あぎたぶら、しゃべくり |
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19 | あごたんたたく |
【標準語】理屈をこねる 【意味等】①逆らったり、理屈を言ったりする様、②あれこれと生意気に勝手なことを言う様、③よくしゃべる様、「あごっとうたたく」に同じ |
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20 | あごっとう |
【標準語】顎 【意味等】「あぎ」「あぎたぶら」「あぎと」に同じ |
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21 | あどっとうたたき |
【標準語】屁理屈をこねる人 【意味等】①役に立たない理屈や道理に合わない議論をくどくどという者、②小理屈をこねる者 |
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22 | あごっとうたたく |
【標準語】つべこべいう 【意味等】「あごたんたたく」に同じ |
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23 | あさる |
【標準語】搔き回し探す 【意味等】①物を探し出すために掻き乱すこと、②かきまわす、かきひろげる、③催促する、せき立てる、④よく働く、「あせくる」「あせる」に同じ |
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24 | あじもこうけもない |
【標準語】情実が無い 【意味等】①「味も香気もない」のこと、②細かく優しい心遣いがない、③人情味がない、「あじもこっけもなか」「あじもしゃしゃらもない」に同じ |
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25 | あじもこっけもなか |
【標準語】情実が無い 【意味等】「あじもこうけもない」「あじもしゃしゃらもない」に同じ |
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26 | あじもしゃしゃらもない |
【標準語】情実が無い 【意味等】「あじもこうけもない」「あじもこっけもなか」に同じ |
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27 | あすび |
【標準語】遊興 【意味等】①料理屋や待合、貸座敷などで遊ぶこと、②好きなことをして楽しむ、慰みごとをする、古語の「あそび」、「あすぶ」に同じ |
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28 | あすびごと |
【標準語】手遊び 【意味等】①もて遊ぶこと、②おもちゃ、玩具 |
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29 | あすぶ |
【標準語】遊ぶ 【意味等】「あすび」に同じ |
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30 | あすんもん |
【標準語】玩具 【意味等】①子どもの遊び道具、おもちゃ、②もて遊びもの |
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31 | あせがいとる |
【標準語】料理が腐る 【意味等】①煮物がなど、調理した料理が腐敗、または腐り始めていること |
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32 | あせがく |
【標準語】汗ばむ、急ぐ、むずがる、水滴がつく 【意味等】①汗でじっとりとする、汗ぐむ、②急ぐ、③子供の機嫌が悪くなり、むづかること、④冷えたガラスなどの表面に水滴がついていること。 |
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33 | あせくる |
【標準語】搔き回し探す 【意味等】「あさる」「あせる」に同じ |
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34 | あせこ |
【標準語】汗疹 【意味等】汗のために皮膚にできる細かい水泡性の発疹、あせぼ |
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35 | あせごいか |
【標準語】汗かき 【意味等】汗をかきやすい体質、また、その人、「あせごうか」に同じ |
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36 | あせごうか |
【標準語】汗かき 【意味等】「あせごいか」に同じ |
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37 | あせる |
【標準語】掻き回す 【意味等】「あさる」「あせくる」に同じ |
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38 | あたい |
【標準語】私 【意味等】女性の自称代名詞、一部地域では「わたくし」よりくだけた言い方 |
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39 | あたき |
【標準語】私 【意味等】男性の自称代名詞 |
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40 | あったらありぎり |
【標準語】あったらあるだけ 【意味等】「あるしこ」に同じ |
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41 | あてしゃん |
【標準語】胸当て、腹掛け、あてこ 【意味等】①寝冷を防ぐために、夏季に幼児につける胸当て、②法被の下に着る腹掛け |
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42 | あてっぽす |
【標準語】当てずっぽう 【意味等】①はっきりした成算もなしに事を行うこと。またその様、②当て推量、③でたらめ。 |
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43 | あのくさ |
【標準語】あのね 【意味等】①話しかける時のかけ言葉、②言葉が思い出せない、言うことをためらう時などのつなぎ言葉、③あのねえ、「あのくさあ」に同じ |
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44 | あのくさあ |
【標準語】あのね 【意味等】「あのくさ」に同じ |
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45 | あばくる |
【標準語】おできが拡がる、ただれる、酒の席で乱れるなど 【意味等】①腫れ物が大きくなる、拡がる、②皮膚が破れて化膿する、③酒に酔い常軌を失う、礼儀が乱れる、③余って出る、こぼれる、「あばける」に同じ |
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46 | あばける |
【標準語】おできが拡がる、ただれる、酒の席で乱れるなど 【意味等】「あばくる」に同じ |
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47 | あふる |
【標準語】動悸がする 【意味等】「あおぐ」に同じ |
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48 | あぺち |
【標準語】汚い 【意味等】(幼児語)汚れている。清潔でない。「あぺちい」「あぽち」「あぽちい」「ばばちい」に同じ |
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49 | あぺちい |
【標準語】汚い 【意味等】「あぺち」「あぽち」「あぽちい」「ばばちい」に同じ。 |
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50 | あぽ |
【標準語】糞、うんこ、大便 【意味等】肛門から体外に排出された食物のかす、ふん、大便、うんこ 【同義】あぽ、のんぎり、へっちん |
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51 | あぽいろ |
【標準語】黄褐色 【意味等】大便と色彩が似ているところから言う |
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52 | あぽかき |
【標準語】鮑の貝殻 【意味等】昔、糞尿を掻いたりするのに使った |
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53 | あぽたご |
【標準語】肥桶 【意味等】肥を入れた桶、こえたご |
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54 | あほたれ |
【標準語】愚か者 【意味等】①「阿呆陀羅」の転、②ばか、あほう、無知、「あぽたれ」「あぽちん」「あぽたん」に同じ |
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55 | あぽたれ |
【標準語】愚か者 【意味等】「あほたれ」「あぽちん」「あぽたん」に同じ |
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56 | あぽたん |
【標準語】愚か者 【意味等】「あほたれ」「あほたれ」「あぽちん」に同じ |
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57 | あぽち |
【標準語】汚い 【意味等】「あぺち」「あぺちい」「あぽちい」「ばばちい」に同じ |
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58 | あぽちい |
【標準語】汚い 【意味等】「あぺち」「あぺちい」「あぽち」「ばばちい」に同じ |
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59 | あぽちん |
【標準語】愚か者 【意味等】「あほたれ」「あぽたれ」「あぽたん」に同じ |
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60 | あまかこと |
【標準語】でたらめ、イヤらしいこと、無用なこと 【意味等】①口からでまかせに言う勝手なこと、②みだらなことば、誘い、口説き、③してはならないこと、「あまっこと」に同じ |
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61 | あまっこと |
【標準語】でたらめ、イヤらしいこと、無用なこと 【意味等】「あまかこと」に同じ |
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62 | あやす |
【標準語】おとす、あえる 【意味等】「あえくる」「あえる」「あゆる」に同じ |
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63 | あゆる |
【標準語】あえる 【意味等】「あえくる」「あやす」「あやす」に同じ |
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64 | あらけなか |
【標準語】荒々しい、手荒い、雑 【意味等】①ひどく荒っぽい、非常に乱暴だ、②程度がはなはだしい、大変な、③雑 【同義】あらけなか、ばさらか |
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65 | あらもん |
【標準語】豪胆な人、乱暴者 【意味等】①勇気のある人、胆力のある人、②乱暴で手に負えない人、暴れん坊 |
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66 | あるしこ |
【標準語】ありったけ 【意味等】①あるだけ、ありったけ、②全部、「あったらありきり」に同じ |
そのほかの博多・糸島弁(イラスト説明なし)
1 | ああ |
【標準語】おお 【意味等】思い出した時に発することば |
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2 | あああっ |
【標準語】あれまあ 【意味等】(幼童語)思いがけないことに出会って、驚いた時に発することば |
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3 | ああとうと |
【標準語】あなとうと(安名尊) 【意味等】「あーん(幼児語)」「あーとーと」「あとうだえ」「あなとうと」に同じ |
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4 | あーとーと |
【標準語】あなとうと(安名尊) 【意味等】「あーん(幼児語)」「ああとうと」「あとうだえ」「あなとうと」に同じ |
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5 | ああらやあ |
【標準語】ああら 【意味等】「あら」を強めて、強い感動を表すことば |
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6 | あーん |
【標準語】あなとうと(安名尊) 【意味等】神仏を拝する時の唱えことば(祈る・拝むときの幼児語)、「あーとーと」「ああとうと」「あなとうと」に同じ、【関連】まんまんしゃん |
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7 | あいそんこそもない |
【標準語】無愛想 【意味等】愛想がなく、とっつきにくい様、【同義】あいそんこそもない、すっちょうない |
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8 | あいて |
【標準語】仲間 【意味等】同じ漁船に乗り組む仲間のこと |
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9 | あいなか |
【標準語】相中 【意味等】①真ん中、②おおむね中間 |
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10 | あいばさみ |
【標準語】相挟 【意味等】①箸で一つのものを二人で挟みあうこと(行儀が悪い、縁起が悪いの意味)、②火葬の人骨などを、箸から箸へ順ぐりにはさみ渡すこと |
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11 | あいらしい |
【標準語】愛らしい 【意味等】①可愛い、②可愛らしい、【関連】愛らっさ→なんて可愛い |
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12 | あお |
【標準語】緑と青 【意味等】青色と緑色のどちらも「アオ」という |
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13 | あおいきつく |
【標準語】息切れする 【意味等】①走るなどして呼吸が激しくて息が続かないこと、②辛い思いなどして息苦しくなること、「あふる」に同じ |
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14 | あおしがき |
【標準語】醂柿 【意味等】①渋を抜いた柿の実、②あわせがき |
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15 | あおす |
【標準語】醂す 【意味等】柿の渋をのぞく、さわす |
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16 | あおすたんぼうぶら |
【標準語】青瓢箪 【意味等】青ひょうたん、顔色が青ざめた人をあざけって言う |
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17 | あおつる |
【標準語】煽る 【意味等】風に吹かれて揺れ動く |
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18 | あおなかし |
【標準語】仰向け 【意味等】①顔や物の面を上に向けること、②上向き、「あおなけ」に同じ |
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19 | あおなきおよぎ |
【標準語】背泳 【意味等】仰向けになって泳ぐ泳ぎ方、バックストローク、背泳ぎ |
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20 | あおなけ |
【標準語】仰向け 【意味等】「あおなかし」に同じ |
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21 | アオビキ |
【標準語】青蛙 【意味等】①アオガエル(アマガエル科の両生類)、②アオガエルとアマガエルの総称、「アトサンビキ」「アマビキ」に同じ |
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22 | あおもん |
【標準語】青魚、葉物野菜、山菜 【意味等】①イワシやサバ、サンマなど背の青い魚の総称、②葉物などの青野菜、③ワラビやゼンマイ、ヤマウドなど、山菜の総称 |
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23 | あがあ |
【標準語】上がる 【意味等】雨が上がる、おさまる、「あかる」に同じ |
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24 | あかあか |
【標準語】燈火 【意味等】(幼児語)ともしび、あかり、「あかし」に同じ |
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25 | あがい |
【標準語】あの様に 【意味等】あのとおりに、あんなに、「あんがい」に同じ |
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26 | あかか |
【標準語】明るい 【意味等】光の量が十分にあって、物がはっきりよく見える様 |
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27 | あかし |
【標準語】細い薪、燈火 【意味等】①燃料にする木、薪、焚き物、②「あかあか」に同じ |
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28 | あがしこ |
【標準語】あんなに 【意味等】沢山やおびただしいの意味(「しこ」は「しこたま」のこと)、「あやしこ」「あれしこ」「あわしこ」に同じ |
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29 | あかちょこべえ |
【標準語】あかんべえ 【意味等】下まぶたを指で引き下げ赤い目の裏を見せること 【参考】相手を侮り、または承知しない意を示す 【同義】あかちょこべえ、べっからべえ、めっこんごう |
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30 | あがっさ |
【標準語】あれだけ 【意味等】あんなにたくさん、あれほど |
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31 | あかてのごい |
【標準語】山笠幹部の役職名、染め抜き手拭い 【意味等】①山笠運営の役職名、②船名やマークを入れて大漁祝いの引き出物にする日本手拭い |
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32 | アカハラ(あかはら) |
【標準語】イモリ、赤痢 【意味等】①イモリ科の両生類(腹部が赤いことから)、②下痢と腹痛がひどい伝染病、血痢、赤痢、「イモウラ」「イモウラチンチン」「イモリャア」に同じ |
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33 | あかまま |
【標準語】赤飯 【意味等】赤飯、おこわ(小豆を混ぜて炊いたご飯、祝い事の時などに炊く) |
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34 | あかむ |
【標準語】赤む 【意味等】①海面が赤みがかる魚群、「いろぎ」に同じ、②マグロの魚群 |
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35 | あかもん |
【標準語】赤みがかった魚 【意味等】タイ、その他、体色が赤みがかった魚 |
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36 | あがり |
【標準語】休息、揚げ句 【意味等】①仕事を一時休んでゆっくりすること、休憩、休止、【用例】昼あがり→昼休み、②ある行為の末、揚げ句、終わり、とどのつまり |
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37 | あがりぐさ |
【標準語】最後の田の草取り 【意味等】収穫前、最後の田の草取り 【参考】あがり(上がり)+くさ(草)→最後の草取り 【同義】あがりくさ、とめくさ |
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38 | あかる |
【標準語】明るい、あがる 【意味等】降り続いていた雨がやむこと、「あがあ」に同じ、【用例】雨があかる→雨があがる、②明るくなる、【用例】夜があかる→夜が明ける |
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39 | あがんなざっせい |
【標準語】おあがりくださいませ 【意味等】お客を室内に招き入れるときにいうことば、「あがんなっせい」に同じ |
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40 | あがんなっせい |
【標準語】おあがりなさいませ 【意味等】「あがんなざっせい」に同じ |
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41 | あきおとり |
【標準語】秋落ち 【意味等】秋になって収穫が予想より少なくなることから、幼時に優れた者が成長するに従って劣った者となることをいう、「十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人」 |
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42 | アキザクラ |
【標準語】コスモス 【意味等】キク科の観賞草花 |
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43 | あきさなか |
【標準語】農繁期 【意味等】秋の収穫の最盛期のこと |
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44 | あきない |
【標準語】行商 【意味等】家々を訪れて商品を売り歩くこと |
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45 | あきるる |
【標準語】呆れる 【意味等】すっかり呆れる、呆れ果てる |
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46 | あく |
【標準語】灰 【意味等】灰、火が燃えつくした後に残る粉末 |
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47 | あぐ |
【標準語】筌(うえ)の戻 【意味等】魚を獲る漁具の一種(細い竹を編み、魚が入ると出られないようにしたもの、水中に沈めて使う) |
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48 | あくしゃあうつ |
【標準語】持て余す 【意味等】①手に余る、②どうしたらよいか、その扱い方や処置に苦しむ、「あくせいうつ」に同じ |
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49 | あくせいうつ |
【標準語】持て余す 【意味等】「あくしゃあうつ」に同じ |
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50 | あくせん |
【標準語】嚔、くしゃみ 【意味等】①くしゃみ、②鼻の粘膜が刺激を受けて、肺の空気が大量に出ること |
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51 | あくばる |
【標準語】飽き飽きする 【意味等】①すっかり飽きる、②まったく嫌になる |
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52 | あぐり |
【標準語】網針 【意味等】あみすきばり(漁網を編んだり、修理したりする時に使う竹の針) |
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53 | あけざかや |
【標準語】酒屋(販売専門) 【意味等】①酒を売る店、②酒の小売店(造り酒屋ではない) |
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54 | あけなんこ |
【標準語】ありのまま 【意味等】①あったとおり、ありのまま、②そっくりそのまま、③開けっぴろげ |
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55 | あげほうじ |
【標準語】揚斉 【意味等】死者を自宅で供養しないで、寺に委託して僧侶に経をあげてもらう簡単な法事 |
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56 | あけらん |
【標準語】我がまま 【意味等】①自分勝手に振る舞うこと、②身勝手、我がまま |
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57 | あけらんまわす |
【標準語】駄々をこねる 【意味等】①子どもが甘えて、わがままを言うこと、②むずかること |
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58 | あけん |
【標準語】唖然 【意味等】①思いがけないことに驚き、呆れてものを言えない様子、②呆気にとられる |
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59 | あけんとけんと |
【標準語】呆然と 【意味等】①あっけにとられる様、②気抜けしてぼんやりしている様、③のんびりと |
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60 | あこうなる |
【標準語】赤面する 【意味等】恥ずかしくて顔を赤くすること |
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61 | あごだす |
【標準語】疲れて元気がない、くたびれる 【意味等】疲れて元気が尽き果てる、くたびれる、疲れ弱る |
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62 | あざ |
【標準語】ほくろ 【意味等】先天的に皮膚に点在する黒斑(痣とほくろの区別はない) |
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63 | あさあがり |
【標準語】朝食 【意味等】朝飯、「あさおり」「おちゃのこ」に同じ |
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64 | あさおり |
【標準語】朝食 【意味等】「あさあがり」「おちゃのこ」に同じ |
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65 | あさじまい |
【標準語】朝事参り 【意味等】真宗の信徒が、朝早く寺に参りに行くこと |
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66 | あさづけ |
【標準語】糠味噌漬け、塩漬け 【意味等】①浅漬け(糠や塩などに漬け込んだ漬物)、②短期間で漬ける漬物、③野菜を干さずに漬けた漬物 |
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67 | あさって |
【標準語】見当違い 【意味等】①見込み違い、②あらぬ方向・方角、【用例】アサッテの方ば向いとう→見当違いの方向を見ている |
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68 | あさのとう |
【標準語】早朝、朝の疾(とう) 【意味等】朝早いこと、早旦(そうたん) |
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69 | あさのま |
【標準語】午前中、朝食 【意味等】①午前中、②朝飯(「あさまま」の変化、「あさあがり」に同じ) |
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70 | アジウリ |
【標準語】味瓜 【意味等】シロウリやアミメロンの変種、甘い瓜 |
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71 | あしかた |
【標準語】足跡 【意味等】踏んだ跡に残る足の形 |
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72 | アジコ |
【標準語】アジ、コアジ 【意味等】①魚のアジ、②小型のアジ |
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73 | あじこじ |
【標準語】あれこれ 【意味等】①あれこれ、ああだこうだ、②あちこち |
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74 | あしのつと |
【標準語】こむら 【意味等】ふくらはぎ、こぶら、脛の後ろの肉がふくらんだところ |
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75 | あしのはら |
【標準語】足の裏 【意味等】足の地面に触れる部分、足の裏 |
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76 | あしふみ |
【標準語】足踏み脱穀機 【意味等】足で踏んで使用する穀粒を茎から取り去る農具 |
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77 | あじめし |
【標準語】五目御飯(かしわ飯など) 【意味等】あじごはん、魚肉または野菜など種々の具材を入れて炊いたご飯 【参考】由来は「味飯」、具材に調味料を入れて炊き上げることから 【同義】あじめし、まぜめし 【用例】「運動会のときな…いっつも、お弁当いアジメシのおにぎりの入っとった」 →「運動会の時は…いつも、お弁当に五目飯のおにぎりが入っていた」 |
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78 | あしもと |
【標準語】残穀 【意味等】①秋の収穫の時、稲扱器の足元に散らばっている残穀、②脱穀した時に足もとに散らばっている稲のくず |
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79 | あじろ |
【標準語】漁場 【意味等】①水域の中で特に漁獲の多い所(網代)、②よく魚が釣れる場所、釣り場、③行きつけの釣り場所 |
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80 | あず |
【標準語】砂土 【意味等】①花崗岩系の砂土(含水性や通水性のある砂土)②堀や溝などの底にたまる泥土、③川に流れる芥(くず)、川砂 |
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81 | あすこ |
【標準語】あそこ 【意味等】あそこ、あのところ、かしこ、「あっこ(幼児語)」に同じ |
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82 | あすこらへん |
【標準語】あの辺り 【意味等】あそこの周辺、あの辺り、「あすこんにき」に同じ |
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83 | あすこんにき |
【標準語】あの辺り 【意味等】「あすこらへん」に同じ |
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84 | あずのきれん |
【標準語】判然としない 【意味等】①はっきりとよく分からない、不明瞭、②決断力がない、思い切りが悪い |
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85 | アゼクジリ |
【標準語】螻蛄(ケラ) 【意味等】昆虫のケラ、オケラ |
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86 | あぜまめ |
【標準語】大豆、畦豆 【意味等】①大豆、②水田の畔に播いた豆の総称(大豆、小豆、黒豆) |
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87 | あただい |
【標準語】急に 【意味等】①急に、②あわただしく、③にわかに、「あたらほたら」に同じ |
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88 | あたまからほけだす |
【標準語】頭から湯気を立てる 【意味等】①非常に怒っている様、②かんかんになって怒る |
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89 | あたますき |
【標準語】空頭病(くうとうびょう) 【意味等】カイコの軟化病の一つ、頭部が半透明になって死ぬ病気 |
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90 | あたまのさら |
【標準語】頭蓋骨 【意味等】①頭蓋骨、髑髏、頭蓋、②頭の頂 |
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91 | あたら |
【標準語】俄かに(にわかに) 【意味等】①間がなく急である様、②突然に、だしぬけに、急に |
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92 | あたらい |
【標準語】新たに、今更 【意味等】①新たに、あたらしくする、②今更、今改めて、今になって |
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93 | あたらほたら |
【標準語】急に 【意味等】「あただい」に同じ |
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94 | あたりこくじゅう |
【標準語】近所近辺 【意味等】近くの場所、近く、隣近所、「あたりこくちゅう」に同じ |
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95 | あたりこくちゅう |
【標準語】近所近辺 【意味等】「あたりこくじゅう」に同じ |
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96 | あたりまわる |
【標準語】触る 【意味等】①軽く手であたる、手をふれる、②山の中などで体の具合が悪くなる、③中風(ちゅうぶう)になる |
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97 | あつかい |
【標準語】仲裁 【意味等】喧嘩やもめごとの仲裁 |
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98 | あつかう |
【標準語】弄る(いじる) 【意味等】①手でさわってもてあそぶ、さわる、②病人や子供の付き添い、看護をする、③養う、扶養する、④飼育する、飼う |
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99 | あっこ |
【標準語】彼処 【意味等】あそこ、あのところ、かしこ(幼児語)「あすこ」に同じ |
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100 | あったらしか |
【標準語】惜しい 【意味等】①残念だ、もったいない、惜しい「惜(あたら)し」の変化 |
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101 | あったられん |
【標準語】愚かなこと 【意味等】①愚かなこと、②くだらないこと、③惜しくないこと、「あったらしか」の否定形 |
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102 | あっち |
【標準語】彼の人、あちらさん 【意味等】あのかた、あのひと |
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103 | あっちゃこっちゃ |
【標準語】あべこべ、あちこち 【意味等】 (1)あべこべの「あっちゃこっちゃ」 《意味》ものが反対になること、逆さま 《用例》「ああたとあたきの靴のアッチャコッチャいなっとう、こらあ…酔うとうばい」 →「あなたと私の靴があべこべになっている、これは…酔っ払っちゃったようだ」 (2)あちこちの「あっちゃこっちゃ」 《意味》あっちこっち、前後のつじつまが合わない 《用例》「おりおうて説明しない…話のアッチャコッチャいなっしもうて、わからん」 →「落ち着いて説明しなさい…話の前後のつじつまが合わなくて、わからない」 【同義】あっちゃこっちゃ、ひっちゃこっち、ひっちゃらこっちゃら、へちゃぽん 【参考】あっちゃ(あちら)+こっちゃ(こちら)→あべこべ、と思われる 【関連】地域によって微妙に違う、博多では「ひっちゃらこっちゃら」が多い |
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104 | あっつあい |
【標準語】彼方へ 【意味等】あっちへ、かなたへ、あちらへ |
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105 | あっと |
【標準語】御免 【意味等】「あとと」の変化。容赦の敬語。 |
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106 | あっぱっぱあ |
【標準語】簡単服 【意味等】①簡単服(木綿生地などで簡単に仕立てた婦人用の夏物服)、②ワンピース |
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107 | あっぱらぱー |
【標準語】無頓着 【意味等】①無頓着、②大雑把、いいかげん |
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108 | あておごり |
【標準語】わざと叱る 【意味等】子供の喧嘩に親が介入し、自分の子供を叱りつけること |
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109 | あてこすり |
【標準語】燐寸(マッチ) 【意味等】マッチ、発火用具の一つ |
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110 | あど |
【標準語】踵(かかと) 【意味等】①足の裏の後部、くびす、きびす、②靴のかかと |
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111 | あといり |
【標準語】後妻(夫) 【意味等】①後添いの妻、後妻、②後添いの夫 |
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112 | あとうだえ |
【標準語】あなとうと(安名尊) 【意味等】「あーん(幼児語)」「あーとーと」「ああとうと」「あなとうと」に同じ |
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113 | あとえだ |
【標準語】後肢(うしろあし) 【意味等】獣の後ろ脚 |
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114 | あとがけ |
【標準語】後掛草履 【意味等】鼻緒に紐を結いつけ、かかとの背部を縛って脱げることのないようにした草履(下駄など) |
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115 | あとくちのわるか |
【標準語】後味が悪い 【意味等】①後味が悪い、②物事が終わったあとに残る嫌な気分、悪い感じ |
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116 | あとさん |
【標準語】神仏、後家 【意味等】①(幼児語)神と仏、②仏様、③神、月、星など、④後家 |
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117 | アトサンビキ |
【標準語】アマガエル 【意味等】「アオビキ」「アマビキ」に同じ |
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118 | あとじえ |
【標準語】後悔 【意味等】①後悔、してしまったことを後で悔やむこと、②「後知恵」のこと |
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119 | あとぞい |
【標準語】後妻 【意味等】「あといり」に同じ |
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120 | あとと |
【標準語】御免なさい、神仏 【意味等】①「あっと」に同じ、②「あとさん」に同じ、③謝辞、ありがとう、蚕 |
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121 | あととり |
【標準語】嫡子 【意味等】「いえとり」に同じ |
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122 | あとばね |
【標準語】撥(はね)、はね上げ 【意味等】着物のすそにはねあがる泥汚れ |
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123 | あなぜ |
【標準語】戌亥の風、北西の強風 【意味等】秋から冬にかけて吹く北西の寒風(強風で漁師が嫌う) |
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124 | あなとうと |
【標準語】あなとうと(安名尊) 【意味等】「あーん(幼児語)」「あーとーと」「ああとうと」「あとうだえ」に同じ |
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125 | あなまた |
【標準語】足指の股 【意味等】①足の指と指の間(「あ」は「趾」、「な」は「の」、「趾の股」のこと)、②②足指の股のただれ |
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126 | あなまたくされ |
【標準語】趾間白癬(しかんはくせん) 【意味等】水虫、たむし、足の指の股がふやけて、白くなったり赤くただれたりすること |
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127 | あねさん |
【標準語】兄嫁、姉さん 【意味等】兄の妻、お姉さん |
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128 | あば |
【標準語】浮子(あば)、新品 【意味等】①漁網を水に浮かせるための木片、②川魚を捕ったり、川流しの材木を食い止めるために張った網や縄、杭など、④新品、新しい品物 |
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129 | あばかす |
【標準語】騙す 【意味等】①うそを言う、騙す、②欺く |
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130 | あばかん |
【標準語】収まりきらない 【意味等】①収まらない、入りきれない、物の量が多い様、「発く(あばく):余る」の打消し、②物が多い、大きいなどで始末におえない |
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131 | あぶってかも |
【標準語】スズメダイ 【意味等】漁夫が自家用の干し物にしたスズメダイの干物、酒の肴 |
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132 | あぶのめんたま |
【標準語】魚の目(うおのめ) 【意味等】魚の目(表皮の角質層の一部が厚くなり、真皮に食い込んだもの) |
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133 | あぶらいれ |
【標準語】石油の散布器具、石油の散布 【意味等】害虫防除の石油を田に撒くための器具、またはその作業、「あぶらさし」に同じ |
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134 | あぶらさし |
【標準語】石油の散布 【意味等】「あぶらいれ」に同じ |
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135 | あぶりこ |
【標準語】火斑(あまみ、はぎ) 【意味等】火に長くあたったときに皮膚に赤くできるぶち模様、「あぼめ」に同じ |
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136 | アヘル |
【標準語】アヒル 【意味等】アヒル、家鴨 |
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137 | あぼめ |
【標準語】火胼胝(ひだこ) 【意味等】「あぶりこ」に同じ |
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138 | あまか |
【標準語】塩気が足りない 【意味等】食塩の量が少ないこと、食物の味が薄いこと |
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139 | あまがみ |
【標準語】戯食(じゃれぐい) 【意味等】犬や猫などが親しい人の手足をじゃれて軽くかむこと |
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140 | あまがみ |
【標準語】油紙 【意味等】桐油(きりゆ)または荏(えごま)の油を塗った防水紙 |
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141 | あまのり |
【標準語】浅草海苔 【意味等】海苔(うしけのり科の海草) |
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142 | アマビキ |
【標準語】アマガエル 【意味等】「アオビキ」「アトサンビキ」に同じ |
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143 | アマメ |
【標準語】ゴキブリ 【意味等】ゴキブリ、アブラムシ、「ゴッカブロウ」「ゴッカブリ」に同じ |
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144 | あみごや |
【標準語】網倉 【意味等】海岸に建て、網や漁具類の保管、簡単な作業に使用する小屋 |
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145 | あみだな |
【標準語】網棚 【意味等】岸壁近くに作られた網を干したり、つくろったりする竹だな |
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146 | あみどこ |
【標準語】魚網運搬具 【意味等】はしごのような形で脚があり、魚網をのせて運ぶ運搬具 |
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147 | あみる |
【標準語】潜水する 【意味等】魚介類を捕らえるため水中にもぐること |
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148 | あみをたてる |
【標準語】網入れ 【意味等】①魚網を海中に敷設すること、②定置網を立てること |
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149 | あめがた |
【標準語】飴 【意味等】小麦などを原料にした飴の一種 |
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150 | アメドリ |
【標準語】阿比(あび)、アビ科の海鳥 【意味等】アビ科の海鳥(オオハム、シロエリオオハムなど)、平家鳥、かずくどり、 |
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151 | あやくるしい |
【標準語】怠い(だるい) 【意味等】①病気や疲れで心身がだるい、②手足に力が入らない |
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152 | あやしこ |
【標準語】あんなに 【意味等】「あがしこ」「あれしこ」「あわしこ」に同じ |
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153 | あら |
【標準語】あれは 【意味等】あれは、あいつは、あのことは |
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154 | あらいてきた |
【標準語】時化てきた 【意味等】海がしけてきた、風が強くなり、白波が立ち始めること |
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155 | あらおこし |
【標準語】田鋤 【意味等】荒起しのこと、最初の田の耕起のこと |
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156 | あらかっとう |
【標準語】間隔が開く 【意味等】物と物との間が必要以上に隔たること |
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157 | あらぎもとる |
【標準語】出端を挫く 【意味等】①相手が始めようとするところを妨げる、機先を制する、②出端をくじく・折る・たたく |
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158 | あらけ |
【標準語】初作 【意味等】新しく開墾した田畑で初めて作物を作ること、また初めてできた作物 |
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159 | あらしこ |
【標準語】若い農民 【意味等】①農家で力仕事をする元気な若者、「荒し児」のこと、②畑仕事など力わざを要する仕事 |
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160 | あらしここなし |
【標準語】愚図ついた天気 【意味等】雨が降ったりやんだり天気がはっきりしないこと(若い農民をいじめるという意味) |
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161 | あらしろかき |
【標準語】代掻 【意味等】一回目のしろかき、田植え前に牛馬やトラクターで水田を荒くかき混ぜること、「あらまが」に同じ |
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162 | あらた |
【標準語】株田 【意味等】刈株(かりかぶ)が残ったままになっている耕す前の田 |
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163 | あらて |
【標準語】荒目網 【意味等】両翼につけた目の荒い引網(地引網の部分名称) |
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164 | あらて |
【標準語】水口(みなくち) 【意味等】水口(みなくち)、川をせきとめて田へ水を引き入れる口 |
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165 | あらまが |
【標準語】代掻 【意味等】「あらしろかき」に同じ |
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166 | あらむぎ |
【標準語】大麦 【意味等】①大麦、②精白してない麦 |
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167 | あらんもん |
【標準語】他の物 【意味等】異なる物、別の物 |
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168 | あり |
【標準語】彼 【意味等】彼、三人称の人、あの人、あいつ、「ありゃあ」「あんなん」に同じ |
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169 | ありゃあ |
【標準語】彼 【意味等】「あり」「あんなん」に同じ |
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170 | あるき |
【標準語】里帰り 【意味等】嫁や妻女がしばらくの間、実家へ帰ること |
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171 | あるきぞめ |
【標準語】最初の里帰り 【意味等】里帰り、結婚後に初めて嫁が実家へ行く行事、里がよい、里入 |
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172 | あれ |
【標準語】餡(あん) 【意味等】ぼた餅などの外側にまぶす餡子 |
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173 | あれしこ |
【標準語】あんなに 【意味等】「あがしこ」「あやしこ」「あわしこ」に同じ |
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174 | あわしこ |
【標準語】あんなに 【意味等】「あがしこ」「あやしこ」「あれしこ」に同じ |
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175 | あん |
【標準語】彼の 【意味等】あの、かの、その、(遠い所にある物をさして言う) |
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176 | あんがい |
【標準語】彼の様に 【意味等】①あのとおりに、②あんなに、「あがい」に同じ |
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177 | あんかうつ |
【標準語】錨(アンカー)を打つ 【意味等】船を留め置くために、綱や鎖につけて碇を海底に沈める(「アンカ」は錨のanchor(アンカー)) |
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178 | あんき |
【標準語】気楽、呑気 【意味等】①苦労(心配ごと)のないこと、のんき②安楽 |
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179 | あんげえ |
【標準語】彼方へ 【意味等】①あちらの方向へ(方向を示す遠称)、②あのように、あんなに、③あのような、あんな(連体詞) |
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180 | あんこきだす |
【標準語】ぼろを出す 【意味等】ぼろを出す、中身が出る |
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181 | あんしゃん |
【標準語】兄さん 【意味等】①兄さん(兄の敬称)、「あにさん」の変化、「あんじょう」に同じ |
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182 | あんじょう |
【標準語】兄さん 【意味等】「あにじゃ」兄者の変化、「あんしゃん」に同じ |
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183 | あんつきしょう |
【標準語】あん畜生 【意味等】あの畜生(人をののしるときなどに使うことば)、【類義】あんやつ |
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184 | あんなあ |
【標準語】あのねえ 【意味等】人に話しかける時のことば、あのね、【類義】あのくさ |
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185 | あんなり |
【標準語】あのまま 【意味等】あのまま、あのままに |
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186 | あんなん |
【標準語】彼の人 【意味等】「あり」「ありゃあ」に同じ |
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187 | あんばいのわるか |
【標準語】加減が悪い、具合が悪い 【意味等】①健康状態が悪い、身体の調子が悪い、②病気、具合が悪い |
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188 | あんばいよう |
【標準語】加減良く、具合よく 【意味等】加減よく、ほどよく |
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189 | あんぽす |
【標準語】阿呆 【意味等】「あんぽんたん」に同じ |
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190 | あんぽつあげる |
【標準語】お手上げ 【意味等】①始末におえぬ仕事が多くて、打開する方法に困ること、②音を上げること、お手上げ |
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191 | あんぽんたん |
【標準語】阿呆(あほ) 【意味等】あほ、愚かな人、気づきの悪い人、「あんぽす」に同じ |
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192 | あんぽんたんのかわながれ |
【標準語】馬鹿の役立たず 【意味等】愚か者の役に立たないこと |
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193 | あんまし |
【標準語】あまり 【意味等】あまり、あんまり |
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194 | あんやつ |
【標準語】彼の野郎 【意味等】あの野郎、あいつ(人をののしって言う)、【類義】あんつきしょう |
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195 | あんよ |
【標準語】足、歩き 【意味等】足(幼児語)、歩き(幼児語)、「おんまし」に同じ |