あてしゃん、あてこ

【標準語】胸当て、腹掛け

【品詞】名詞

【意味】

(1)「胸当て」の「あてしゃん」

《意味》子供のよだれかけ

《参考》小さな子供の胸に当てる、よだれかけ、胸掛け

《用例》

・部屋ん中ばそうつきまわって…よだれば垂らしなーけん、アテシャンばつけない
 →部屋の中をうろつき回って…よだれを垂らすので、よだれかけをつけなさい

・アテシャンの真っ黒うなって…うらんしか、ほんにい恥ずかっさ…あんた親やろ?
 →よだれかけが真っ黒になって…汚い、本当に恥ずかしい…あなた親でしょ?

(2)「腹当て」の「あてしゃん」

《意味》法被などの下に着るインナー、腹当て、腹掛け

《参考》お祭りや消防などでに着る法被などの下につける腹当て

《用例》

・明日の消防訓練い着ていく団服の下いつくる…アテシャンのなか、どこい…なおいた?
 →明日の消防訓練に着ていく団服の下につける…インナーがない、どこに…しまった?

・法被いなポケットのなかけん…スマホやら財布やらアテシャンのポッケットい入れとう
 →法被にはポケットが無いので…スマホや財布などは腹当てのポケットに入れている

【同義】あてしゃん、あてこ

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イラストによる用例解説

【翻訳】
「消防の集まりに行くんだけど…俺の“腹掛け”を知らない?」
「あなたたちは、もう“腹掛け”をつけているでしょ!ははは…」
「父ちゃんと…いっしょ!」

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