あぽ、のんぎり、へっちん

【標準語】うんこ、糞、大便

【品詞】名詞

【意味】うんち、うんこ、糞(くそ、ふん)、大便

【参考】動物の肛門から出される排泄物

【同義】あぽ、のんぎり(糸島弁)、へっちん

《参考》「あぽ」、「のんぎり」は語源不明、「へっちん」は「雪隠(せっちん)」の音変異

《関連》「雪隠」は元々便所の意味、唐の雪竇禅師が霊隠寺の厠を司ったことに由来

【関連】

(1)「あぽ」を使った言葉

・あぽいろ

《意味》うんこ色、黄褐色(大便と色彩が似ているため)

《用例》「ブランド品で、たっかっちゃろうばってん…おらあ、アポイロの靴な履かん」
 →「ブランド品で、高価なものなんだろうけど…俺は、黄褐色の靴は履かない」

・あぽたご

《意味》肥桶、こえたご

《用例》「このごらあ田舎でも、アポタゴばいのうとんなあごたあ人やら…見らんねえ」
 →「最近は田舎でも、肥桶を担いでいる人なんて…見ないねぇ」

・あぽたれ

《意味》愚か者、馬鹿、阿呆、無知

《同義》あぽたれ、あぽちん、あぽたん

《用例》「あれがアポタレやけん、ちんくいも…アポチンやらアポタンしか集まらん」
 →「あいつが愚か者だから、友達も…バカとアホしか集まらない」

(2)「へっちん」を使った言葉

・へっちんこく

《意味》行き詰る、進退に窮する

《同義》ふんづまる、へっちんこく

《用例》「支店ば出すごとしとったばってん、コロナでヘッチンコイテ…やめいなった」
 →「支店を出すようにしていたんだけど、コロナで行き詰って…やめることになった」

・へっちんごや

《意味》便所、厠、トイレ、雪隠

《参考》へっちん(雪隠:大便、厠)+こや(小屋)

《用例》「朝からビリビリうんこやん…ちょっとヘッチンゴヤで、あぽしてきてよか?」
 →「朝から下痢気味なんだ…ちょっとトイレで、うんこをしてきていいかい?」

・へっちんだいく

《意味》腕の未熟な大工

《参考》トイレしか造れない使いようのない大工

《用例》「あの工務店い屋根の修繕ば頼うだが…ヘッチンダイクやったけん、失敗こいた」
 →「あの工務店に屋根の修繕を頼んだけど…腕の未熟な大工だったので、失敗だった」

・ヘッチンムシ

《意味》ウジムシ、蛆

《参考》ハエ目短角亜目・環縫短角群に属する昆虫の幼虫

《用例》「ネズミの死んでヘッチンムシの沸いとう…ぞごぞごしょうごと、きしょくわるか」
 →「ネズミが死んで蛆が湧いている…鳥肌が立つくらい、気持ちが悪い」

【用例】

・「あんた…な~んか臭か、屁ばこいたろ?」「違ぁ、さいぜんいんのアポば踏んだったい」
→「あなた…何だか臭い、おならをしたでしょ?」「違う、さっき犬の糞を踏んだんだよ」

・腹ん具合の…悪かったい、ちょっとアポしてこう…まりかぶろうごたあ
→腹具合が…悪いんだよ、ちょっとうんこしてこよう…漏らしそうだ

・ぶりっと…気持ちよう出たけん、よおと見たら…たまがるごと太かノンギリやったばい
→ぶりっと…気持ちよく出たので、よく見たら…びっくりするぐらい太い大便だったよ

・山ん中やけん、誰も見とらん…チリ紙ばやるけん、木の陰でヘッチンばしてきない
 →山の中だから、誰も見てない…ティッシュをあげるので、木陰で野糞をしておいで

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る
■「あ」の索引に戻る

イラストによる状況解説

【翻訳】「どこに行ってるんだ?」「うんこ」

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る
■「あ」の索引に戻る