いさぶる
【標準語】揺さ振る、ゆする
【品詞】動詞
【意味】
(1)「揺さ振る」の「いさぶる」
《意味》ゆり動かす、ゆする、力任せに押したり引いたりする
《用例》
・あのクヌギの木ばイサブッテんろ、クワガタムシの落ちてくるばい
→あのクヌギの木を揺さぶってみてごらん、クワガタムシが落ちてくるよ
・あんまと…ひどうブランコばイサブルけん、子どものえずがりよんなろうが
→あまりにも…乱暴にブランコを揺さ振るので、子どもが怖がっているでしょ
・今の地震な…えらい揺れたねぇ、家全体のイサブラレて…崩るるかと思うた
→今の地震は…すごく揺れたねえ、家全体が揺さ振られて…崩れるかと思った
(2)「ゆする」の「いさぶる」
《意味》欺いて金品をかすめ盗る、心理的に動揺させて金品を巻き上げる
《用例》
・博多であすびよったら、悪そういイサブラレテ…じぇんば巻き上げられた
→博多で遊んでいたら、不良にゆすられて…お金を巻き上げられた
・息子からの電話と思うて、銀行い行くごとイサブラレテ…100万円振りこうでしもうた
→息子からの電話と思って…銀行に行くよう欺かれて…100万円振り込んでしまった
・しゃばかろうごたあけん「くらすぞ」ってイサブッテんない、きやすう…ぜんば出すぜ
→喧嘩が弱そうなので「殴るぞ」ってゆすってごらん、簡単に…お金を出すぞ
イラストによる用例解説
【翻訳】
「もう…やめて!揺さぶらないで!」
「いえーい!いええーい!」
「どうだあ?怖がって泣いていないか?」
「いじめないでよ!友達でしょう、やめなさいよ!」
【博多・糸島弁検索】
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