こうぼう

【標準語】運、猫背

【品詞】名詞

【意味】

(1)「運」のこうぼう

《意味》巡り合わせ、運

《同義》こうぼう、ふ、まん

《参考》「こうぼう」の由来:主に糸島で使われる

・「光芒(こうぼう)」が由来説
 →「光芒」とは、尾を引くように見える光の筋、一筋の光

・「好望(こうぼう)」が由来説
 →「好望」とは、前途が有望であること、よい見込みがあること

《関連》この意味の「こうぼう」を使った言葉

・「こうぼうのよか」
 〈意味〉運がいい、好運、状況が良い
 〈同義〉こうぼうのよか、ふのよか、まんのよか

・「こうぼううんわるか、こうぼうのわるか」
 〈意味〉運が悪い、悪い運命、不運、不幸せ
 〈同義〉こうぼうのわるか、こうぼううんのわるか、ふのわるか、まんのわるか

《用例》

・今日のパチンコなコウボウノヨカ。500円でフィーバーのかかって5連チャンやもん
 →今日のパチンコは運がいい、500円でフィーバーがかかって5連チャンだもの

・今度の旅行なコウボウノワルカ。行きは事故、帰りは大雨で渋滞、ずっとバスの中やもん
 →今度の旅行は運が悪い。行きは事故、帰りは大雨で渋滞、ずっとバスの中だもの

(2)「猫背」のこうぼう

《意味》猫背、背が曲がること

《参考》「こうぼう」は、高齢や病気で、背骨が後方に出っぱって弓状に曲がる状態

《関連》この意味の「こうぼう」を使った言葉

・こうぼうかるうとる
 〈意味〉背が曲がっている、猫背、くる病などによる背の曲がり

《用例》

・昔の婆しゃんなコウボウカルウトル人の多かったばってん、このごらああんまと見らんや
 →昔のおばあさんは腰の曲がった人が多かったけれど、このごろはあまり見ないね

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イラストによる用例解説

博多・糸島弁

 

標準語

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