~こう
【標準語】~こよう、~おこう
【品詞】連体詞
【意味】
(1)「~こよう」の「~こう」
《意味》「~してこよう」という行動の意思、志向を表わす
《用例》
・免許証の更新ばせないかんけん、ちょっと警察署い行てコウ
→免許証の更新をしなくちゃいけないので、ちょっと警察署に行ってこよう
・熱の出て具合の悪か…吐き気もするけん、早引けして…家い帰って寝てコウ
→熱が出て具合が悪い…吐き気もするので、早引きして…家に帰って寝てこよう
・商店街で…テレビのロケのありよう、華丸大吉の来とう?ちょっと見てコウ
→商店街で…テレビのロケがあってる、華丸大吉が来てる?ちょっと見てこよう
(2) 「~おこう」の「~こう」
《意味》「~しておこう」という対応の意志、意向を表す
《用例》
・昼前から忙しゅうなって…飯ば食う暇のなかけん、今のうちい弁当ば食うとコウ
→昼前から忙しくなって…飯を食う暇がないから、今のうちに弁当を食っておこう
・のうなりかけよったけん…卵ば2パック買うとコウ、豆腐も納豆も買うとコウ
→なくなりかけてたので…卵を2パック買っておこう、豆腐も納豆も買っておこう
・明日あ早かけん…もう弁当ば作っとコウ、悪うならんごと…冷蔵庫い入れとコウ
→明日は早いので…もう弁当を作っておこう、傷まないように…冷蔵庫に入れておこう
イラストによる状況解説
【翻訳】
「美味しい糸島牛ですよー試食をしませんか?」(せっかくだから…勧めておこう)
「あらっ…こりゃあどうだ!美味いねぇ、ひとつ買っておこう」
【翻訳】
《上段》
「明日は健診だから…飲まないでおこう」
「じゃあ…もったいないから私が飲んでおこう」
《中段》
「えーっ、この古刹は鎌倉時代の開闢で…ご本尊の…」
(!子供に分かるかなあ?とりあえず、説明しておこう)
「子供にも分かるように話してくれよ!」
「ちっとも分んないけど…聞いておこう」
《下段》
「お腹が痛いから…見学しておこう」
「俺も、見学しておこう」
「体育を見学するやつは、グラウラウンドを10周…走らせてやろう」
「本当に…熱があるんです」
【博多・糸島弁検索】
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