こき~

【標準語】ひどく、はなはだ

【品詞】動詞

【意味】接頭語
・動詞について、その動作の意味を強める接頭語
・動詞について、その動作を、容赦なく、むごく、はなはだしく行うことの意味を添える

【参考】
・「こき」は「扱く(こく)」の連用形
・「扱く」は、農作業の稲こぎの「こぐ」で”しごく”ことを意味する
・「合宿で新入社員をしごく」など、容赦なく実施することの意味を表す

【熟語】「こき」と動詞を組み合わせた熟語
・こきあがる:座礁する、船が暗礁に乗り上げる
・こきあたる:衝突する、ぶつかる、進んで行ってぶつかる、行き当たる
・こきあつる:ぶつける、ぶつかっていく
・こきおろす:罵倒する、足を引っ張る、悪く批判する
・こきおちる:落ちる、転落する、落第する、「こけおつる」に同じ
・こっくずす:壊す、《参考》こきくずす→こっくずす
・こきたおす:倒す、やっつける、勝負に勝つ、「こきたあす」に同じ
・こきたおれる:倒れる、転倒する、倒産する、「こきたあれる」に同じ
・こきだす:追い出す、追っ払う
・こきつける:①投げつける、当てる、「こっかくる、こつける、こっつける」に同じ、②叱りつける、叱り飛ばす

【用例】
・初めて大相撲ば観いいたばってん「バシッ」っておっか音のするコキアタリいな驚いたや。
→初めて大相撲を観に行ったけど「バシッ」っと大きな音がするぶつかりには驚いたよ。
・うちの馬鹿息子な勉強しよんなれんやったもん…受けた大学なじぇんぶコケオチナッタ
→うちの馬鹿息子は勉強をしていなかったもの…受けた大学は全部落第してしまった
・連帯保証人げな…ショックで社長のコキタアレテ、会社もコキタオレテしもうた
→連帯保証人だって…ショックで社長が倒れて、会社も倒産してしまった
・飲む打つ買うの三拍子で、嫁ごとかかさんのはらかきなって、養子ばコキダシなったげな
→飲む打つ買うの三拍子で、奥さんと義母さんが怒ってしまって、養子を追い出したらしい

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イラストによる状況解説

 

 

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