ごうばな
【標準語】青っ洟、いびき
【品詞】名詞
【意味】
(1)「青っ洟」の「ごうばな」
《意味》
・青い鼻汁、たくさんの鼻汁、子供などが垂らす濃い鼻汁
《参考》
・「ごうばな」の「ごう」は強(濃い)の意味で、濃い鼻汁のことを言う
《用例》
・今は市長さんばってん…こまかときな、いっつも…ゴウバナ垂らしとんなった
→今は市長さんだけど…小さいときは、いつも…青っ洟を垂らしていた
・鼻ばかんだら…えらい大きなか音の出た、見てん…ゴウバナのこえん出とう
→鼻をかんだら…すごく大きな音が出た、見てごらん…濃い鼻汁がこんなに出てる
・昔ゃあ…ゴウバナ垂らしとう子の多かったが、今な…鼻水ば垂らしとう子もおらん
→昔は…青っ洟を垂らしてる子が多かったけど、今は…鼻水を垂らしている子もいない
(2) 「いびき」の「ごうばな」
《意味》
・睡眠中におきる気道壁の振動音、うるさい寝息
《参考》
・由来は不明…「ごうごう」と鼻を鳴らす寝息からか?
《用例》
・さあきまで…飲うで馬鹿騒ぎしよったが、いつのことか…ゴウバナかいて寝とう
→さっきまで…飲んで馬鹿騒ぎしてたけど、いつの間にか…いびきかいて寝てる
・ゴウバナのひどうして、時いどき…息の止まりよる、睡眠時無呼吸症候群やなか?
→いびきがひどくて、時々…呼吸が止まっている、睡眠時無呼吸症候群じゃないの?
イラストによる状況解説
【翻訳】
右上:「今からハナをかみます」(昭和の子供)
左上:「それでは…いきます!」
右下:ブシューッ「ブッ、ブッ」
左下:「あわわ…いっぱい出ました!じゅるじゅるです」
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