こじばる
【標準語】意固地になる、譲歩しない
【品詞】形容動詞
【意味】
(1)「意固地になる」の「こじばる」
《意味》意地になって強情を張る、つまらないことに意地を張る
《用例》
・そえんコジバランでちゃあ…よかろうもん、みんなから嫌わるるばい
→そんなに意固地にならなくても…いいでしょ、みんなから嫌われるよ
・コジバッタっちゃ…つぁーらん、筋の通らん話やら…誰もうてあわんよ
→つまらん意地を張っても…ダメだ、筋が通らない話なんか…誰も相手にせんよ
・何ば…コジバットウとな?コジバッタっちゃあ…何の得いもならんとやが
→何を…意固地になってるの?強情を張っても…何の得にもならないんだけど
(2)「譲歩しない」の「こじばる」
《意味》自分の主張を曲げない、絶対に譲らない
《用例》
・おまえが、あんまとコジバルけん、折角のよか話の流れっしもうたろうが…
→お前が、あまりにも譲歩しないから、折角のいい話が流れてしまっただろうが…
・何ばはらかいとうとか…知らんばってん、コジバトウたあ…ああただけやが
→何を怒ってるのか…知らないけれど、主張を曲げてないのは…あなただけだよ
・あの議員な…宅地開発の話しいなったら、環境破壊って言うて…さっちコジバンなあ
→あの議員は…宅地開発の話しになったら、環境破壊って言って…必ず譲らないんだ
【参考】
・主に糸島地区で使われる
・由来は「こじ(固辞)」+「ばる(張る)」→「頑として断る」と思われる
イラストによる用例解説
【翻訳】
「そんなに…意固地になるなよ、怒らずにラーメン食べなよ!麺が伸びちゃうよ…」
「俺は…怒っているんだ、いらない!絶対、食わん(グーッ)」
「そんなこと言うなよ、年甲斐もないよ!」
「いいの?食べないならオレが食べちゃうぞ!弱虫のくせに…」
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