しゃぐ、ひっしゃぐ
【標準語】潰す
【品詞】動詞
【意味】
・潰す、押し潰す、踏み潰す、へこます、押し拉ぐ
・殴りつける、打ちつける、圧迫する、圧倒する、砕く、踏みつける
【同義】しゃがす、しゃぐ、ひっしゃがす、ひっしゃぐ
【類義】「ふみしゃぐ」→踏み潰す
《意味》踏んで潰す、足で踏んで体重をかけて潰すこと
《参考》ふみ(踏み)+しゃぐ(潰す)
《用例》「ゴジラの…暴れよります、家やら車やらフミシャイデ…おおごといなっとります」
→「ゴジラが…暴れています、家や車など踏み潰して…大変な事態になっております」
【用例】
・アルミ缶なリサイクルするけん、分別して、中ば洗うて、シャガいて出して
→アルミ缶はリサイクルするから、分別して、中を洗って、潰して出して
・えらい激しゅうぶつかってきたごたあね…車体のひどうヒッシャゲっしもうとう
→とても激しくぶつかってきたようだね…車体がひどく潰れてしまっている
・卵の入っとうやら知らんもんやけん、かぱんの中でシャイデしもうて…おおごと
→卵が入っているなんて知らないもんだから、鞄の中で潰してしまって…たいへん
●「しゃぐ」に関連する言葉
しゃぐる、ひっしゃぐる
【標準語】潰れる
【品詞】動詞
【意味】潰れる、押し潰れる、踏み潰れる、へこむ
【参考】「しゃぐ」の受動形
【同義】しゃぐる、しゃげる、しゃがれる、ひっしゃぐる、ひっしゃげる、べっちゃげる
【類義】「ひっこむ」(へこむ)
【用例】
・アルマイト製の弁当箱やけん、何年も使いよったら…シャガレるくさ
→アルマイト製の弁当箱だから、何年も使っていたら…潰れるさ
・カパンい入れとったパンの…のうなったと思うとったら、底でヒッシャゲとった
→カバンに入れていたパンが…無くなったと思っていたら、底で潰れていた
イラストによる状況解説
【博多・糸島弁検索】
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