ぞうたん


【標準語】冗談

【品詞】名詞

【意味】
・無駄話、無駄口、雑談
・ふざけた話、たわむれ話、まともじゃない話

【同義】ぞうたん、へっぱく(やや攻撃性のある冗談)

【参考】「ぞうたん」は古語で雑談のこと、福岡、佐賀、長崎を中心に北部九州で使われる

【関連】「ぞうたん」を使った関連の言葉
・ぞうたんのきかん→冗談が通じない、融通が利かない、馬鹿正直、几帳面、厳格
《用例》「あの人な、石部金吉やけんゾウタンノキカン…逆いがられっしもうた」
 →「あの人は、生真面目で堅物だから融通が利かん…逆に怒られてしまった」
・ぞうたんのごと→そんな馬鹿な、馬鹿らしい、冗談じゃない、途方もない、意外だ
《用例》「ゾウタンノゴト…ビール1本で1万円って…どえんなとうとや、この店なぁ」
 →「そんな馬鹿な…ビーツ1本で1万円って…どうなっているんだ、この店は…」

【用例】
・いっつもゾウタンのごたることばっかし言いよんなるが…大丈夫な?ああたの社長な
 →いつも冗談のようなことばかり言ってるけど…大丈夫なの?あなたの社長は
・ゾウタン言わんで、仕事ばしない…作業ばする手の止まっとるばい
 →無駄話をしないで、仕事をしなさい…作業をする手が止まっているでしょ
・ほんなこと…ゾウタンやなかって…さあっき宇宙人のそこで餃子ば食いよったと
 →本当のことだ…冗談じゃないんだ…さっき宇宙人がそこで餃子を食べていたんだ

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る

イラストによる状況解説

 

【翻訳】
「ああで…こうで、ねえ~もう、そりゃ、たいへん!なっ!面白いだろ」「HAHAHAHA…そんな馬鹿な!」冗談が通じない人。「で…何が言いたいの?」

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る

【博多・糸島弁検索】

あ(ア) い(イ) う(ウ) え(エ) お(オ)
か(カ) き(キ) く(ク) け(ケ) こ(コ)
さ(サ) し(シ) す(ス) せ(セ) そ(ソ
た(タ) ち(チ) つ(ツ) て(テ) と(ト)
な(ナ) に(ニ) ぬ(ヌ) ね(ネ) の(ノ)
は(ハ) ひ(ヒ ふ(フ) へ(ヘ) ほ(ホ)
ま(マ) み(ミ) む(ム) め(メ) も(モ)
や(ヤ)   ゆ(ユ)   よ(ヨ)
ら(ラ) り(リ) る(ル) れ(レ) ろ(ロ)
わ(ワ)       ん(ン)