ぬける

【標準語】取り除く、間が抜けている

【品詞】動詞

【意味等】
(1)取り除くの「ぬける」
《意味》退ける、どける、よける
《参考》語源は「抜ける」と思われるが、退けるという意味で使われる
《用例》
・じきい…お客さんの来んしゃるけん、玄関前い止めとう車な邪魔やけんヌケトイテ
 →じきに…お客さんが来られるので、玄関前に止めてる車は邪魔だからのけておいて
・大雨で林道な通行止め…道ば塞いどう土砂ばヌケルとい、1か月以上かかるげな
 →大雨で林道は通行止め…道を塞いでいる土砂をどけるのに、1か月以上かかるらしい
・好かんけん言うて、人んがたでお邪魔いなったときい…ピーマンばヌケルたあ止めない
 →嫌いだからと言って、人の家で御馳走になったときに…ピーマンをよけるのは止めて

(2)間が抜けているの「ぬける」
《意味》少し馬鹿、間が抜けている
《用例》
・あれがちっとヌケトンなるけん、やりそこなおうごたって…任せられんと
 →あいつが少し間が抜けているんで、失敗しそうで…任せられないんだ
・おらあ、朝からヌケトウ…弁当ば忘れたけん買いい行たら財布も忘れとう…スマホもたい
 →俺は、朝から間抜けだ…弁当を忘れて買いに行ったら財布も忘れてる…スマホもだよ

【関連】「ぬける」を使った言葉:ぬけさく
《意味》まぬけ、愚鈍な人、少し知能が足りない人、まぬけな人をあざけっていう語
《参考》関西を中心に全国的に使われる方言、ぬけ(間抜け)+さく(人名風にした)
《類義》てれさく、てれすけ
《用例》
・今度の新入社員な、よか学校な出とんなあとばってん…なんかヌケサクやもんなぁ
 →今度の新入社員は、学歴はいいんだけど…どことなく間が抜けてるんだもんなぁ
・てれっとしなんな仕事しない…気配りもしきらんヌケサクなら、ごたえなっと動かしない
 →ボーッとすっるな仕事しろ…気配りもできない間抜けなら、身体くらい動かしなさい

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る
■「ぬ」の索引に戻る

イラストによる状況解説

 

【翻訳】
のける①:「ち、ちょっと…どけて!」「えーっ!遊んでるのに…」
のける②:「へらへら…してるけど、どうかしたの?」「イケメンに告白されて…感情が酩酊してるの」

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る
■「ぬ」の索引に戻る