ねんこつらしか
【標準語】面倒な、しつこい
【品詞】連体詞、形容詞
【意味等】
1)面倒なの「ねんこつらしか」:連体詞
《意味》念には念を入れる、手数のかかる、心のこもる、面倒な
《類義》しゃあしか、しゃあらしか
《用例》
・ネンコツラシカごたるばってん、感染せんごと…うがいと手洗いな、しっかりしとこう
→面倒なようだけど、感染しないように…うがいと手洗いは、しっかりしておこう
・今回な失敗な許されんけん、プレゼンの準備なネンコツラシカぐらいしとこう
→今回は失敗が許されないから、プレゼンの準備は念には念を入れてやっておこう
・おせちな家で作らっしゃあと?ちらし寿司も?ネンコツラシカとい…ようさっしゃあね
→おせちを家で作られるの?ちらし寿司も?手数がかかるのに…よくされますね
2)しつこいの「ねんこつらしか」:形容詞
《意味》煩わしい、執拗である、あっさりしない
《類義》しちこいたらしか、ひちこいたらしか
《用例》
・車な、まーだ買い替えんって言いよるとい…ネンコツラシュウ家い営業いきなあったい
→車は、間だ買い替えないと言っているのに…執拗に家に営業に来るんだよ
・支援金なほしかとばってん、資料なあれもこれもつけれって…えらいネンコツラシカと
→支援金は欲しいんだけど、資料はあれもこれもつけろと…すごく煩わしいんだ
・うちば好いとんなあけん「彼女いなっちゃれ」て、ネンコツラシュウつきまといなさると
→私が好きなので「彼女になってください」と、しつこく…つきまとってくるのよ
【参考】語源は不明だが、下記の構成と推測される
・ねん(手のかかるor執拗である)+こつ(こと)+らしか(感じるの意)
・「~らしか」は「馬鹿らしか」や「わざとらしか」などと同じような使い方
イラストによる状況解説
【博多・糸島弁検索】
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