たんころぶ、ひちくるう

【標準語】のた打ち回る

【品詞】動詞

【意味等】痛みに耐えられず転げ回ること

【同義】たんころび、のたくる、ひちぐるう

【参考】語源は「たんころび」の語源は不明
・のたくる:の(のたる:這う、倒れる)+たくる(激しく繰り返す)→のたうち回る
・ひちぐるう:ひち(しち:不快度を強める接頭語)+ぐるう(狂う)→不快にのたうつ

【類義】タンギリマイ:七転八倒、激痛にのたうち回って苦しみもだえること

《参考》ほぼ同じ意味だが、より激しい痛みに七転八倒すること

《用例》「尿道結石な…小便するときい、タンギリマイしょうごと痛かとげなぜ」
 →「尿道結石は…小便をするときに、七転八倒しそうになるほど痛いらしいよ」

【用例】
・どうも…毒ナバば食うとんなあごたあ、えらい吐いて…タンコロビしよんなった
 →どうやら…毒キノコを食べちゃったようだ、ひどく吐いて…のた打ち回っていたよ
・ストレスやろうや…昨日な、悪夢いうなされて…ノタクリよったげな
 →ストレスなんだろう…昨日は、悪夢にうなされて…のた打ち回っていたそうだ
・水と間違かいて…ウオッカば一気飲みしなったが、喉ば押さえて…ヒチグルイよんなあ
 →水と間違えて…ウオッカを一気飲みされたけど、喉を押さえて…のた打ち回ってるぞ

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イラストによる状況解説


【解説】むかしの「インキン」のお薬は、塗ると…タマキンが焼けるような、かなり厳しいものがありました


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