ふとる、ふとうなる

【標準語】育つ

【品詞】動詞

【意味等】成長する

【同義】ふとる、ふとうなる

【参考】
・ふとる:「太る」→「大きくなる」に由来
・ふとうなる:ふとう(ふとく、大きく)+なる→大きくなる

【用例】

・もう…中学生いなると?よその子な…フトルとの早か
 →もう…中学生になるの?他人の子は…成長するのが早い

・我がだけで…フトウナッタやら思うとらんや?母ちゃんい…感謝せなあ
 →自分だけで…育成長したなんて思っていないか?お母さんに…感謝しなさい

●「ふとる」に関連する言葉

(1)「ふとりあがる」→大人になる

《意味》大人になる、成長してしまう、成人になる

《参考》ふとり(成長)+あがる(上がる:終了する)→大人になる

《用例》

・がじけた子やったが…フトリアガッたら、別嬪か…じょうもんさんいなんなった
 →痩せこけた子だったけど…成人になったら、美人の…お嬢さんになっちゃった

・フトリアガルまでな…親の責任、フトリアガッタら…本人の責任
 →成人になるまでは…親の責任、成人になったら…本人の責任

(2)「ふとうなす」、「ふとらかす」→育てる

《意味》育てる、成長させる

《同義》ふとうなす、ふとらかす

《参考》
・ふとうなす:ふとう(ふとく、大きく)+なす(させる)→大きくさせる
・ふとらかす:ふとら(ふとく、大きく)+かす(する)→大きくする

《用例》

・女手一つで…フトウナスとい、母ちゃんな…えらい苦労しとんなあとぜ
 →女手一つで…育て上げるのに、お母さんは…とても苦労されているんだぞ

・金魚ば…フトラカスといな、餌のほかい…水槽やらヒーターやら何やら、ぜんのかかる
 →金魚を…育てるには、餌のほかに…水槽やヒーターや何やらと、お金がかかる

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イラストによる状況解説

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