へき
【標準語】肩こりのツボの筋肉
【品詞】名詞
【意味等】脇背の筋肉、肩から背中の上部、肩甲骨の内側、僧帽筋の周辺、肩、背中
【参考】九州各地で使われる、語源は諸説ある
・説1:肩こりを表す「痃癖(けんぺき)」が由来
・説2:オランダ語の医学用語が由来、長崎の蘭学者から派生
【関連】「へき」を使った言葉
・へきのおこる
《意味》僧帽筋の引攣
《参考》肩胛骨の運動をつかさどる筋肉が痙攣を起こし引きつること
・へきのでる
《意味》肩凝りが起こる
《参考》へき(肩から背中の上部)の+でる(痛みが出る)→肩が凝る
【用例】
・ヘキの痛かっちゃん、こわっとるごたるけん…肩ば揉んじゃらんね
→肩甲骨の間が痛いんだ、凝っているようなので…肩を揉んでくれないかい
・あ痛たたた…ヘキノオコッタ、こらあ力仕事なでけん…大掃除な頼うどくけん
→あ痛たたた…背中が攣った、これは力仕事は出来ない…大掃除は任せておくから
・スマホばっかし見ようけん、ヘキノデルったな…ちったあ、運動でもしてきない
→スマホばかり見ているから、肩が凝るんだよ…少しは、運動でもしてきなさい
イラストによる状況解説
【翻訳】
・へき
「肩こりのツボの筋肉が痛いので…これを貼ってちょうだい」
「そのポーズ…色っぽいよ」
・へきのおこる
「あ痛っ、僧帽筋の引き攣りが起こった…いててて…」
【博多・糸島弁検索】
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。