もざくる、もみたくる、ももぐる
【標準語】扱い回す
【品詞】形容動詞
【意味等】もみくちゃにする、いじり回す
※「ももぐる」は「口の中でもぐもぐする、咀嚼する」の意味もある
【同義】もざくる、もみたくる、ももぐる
【参考】
・もざくる:もざ(「もじゃ」の音変異:もみくちゃになるさま)+くる(繰り返す)
・もみたくる:もみ(揉む)+たくる(何度も繰り返す)
・ももぐる:もも(揉む)+ぐる(繰り返す)
【用例】
・ネコの嫌がりよろうが…そえんモザクリよったら、かきさかるるけん…やめときんしゃい
→ネコが嫌がっているよ…そんなに扱い回してたら、引っ掻かれるから…やめておきなさい
・「ああた痴漢やろ?あたっか尻ばモザクリよったろうが…」「おらあモザクッタり、しとらん」
→「あなた痴漢でしょ?私の尻をいじり回したでしょ…」「俺はいじり回したり、してない」
・お客さん…熟れとうか調ぶるたあよかばってん、そえん桃ばモミタクッタら売りもんにならん
→お客さん…熟れているか調べるのはいいが、そんなに桃をいじり回したら売り物にならん
・ああたあ食うとのえらい遅かなぁ、いつまんでっちゃモモグッテ…牛やなかとばい
→あなたは食うのがとても遅いなあ、いつまでもモグモグと咀嚼して…牛じゃないんだよ
イラストによる状況解説
【翻訳】
「あんまり赤ちゃんを、もみくちゃにしないで…」
「興奮したら、眠らなくなって…夜泣きをしちゃうのよ」
「うわー、可愛らしい…」「可愛いねえ」
【博多・糸島弁検索】
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