よございまっしょう、よござっしょう
【標準語】よいでしょう、必要ありません
【品詞】連体詞
【意味等】
(1)「よいでしょう」のよございまっしょう
《意味》ようございますでしょう、よろしいでしょう
《参考》相手の了承・納得を丁寧に確認・促す言い方
《用例》
・うちの娘…器量のヨゴザイマッショウ、適齢期ばってん、だれか…よか人のおらっしゃれん?
→うちの娘…器量がよろしいでしょう、適齢期だけど、だれか…いい人がいらっしゃらない?
・これ…ヨゴザッショウ、オークションで買うた…白磁の茶器、家一軒建つぐらいしましたと
→これ…よろしいでしょう、オークションで買った…白磁の茶器、家一軒建つくらいしましたよ
・もう…午前様いなりましたばい、明日も朝から仕事やけん…もう帰って、ヨゴザイマッショウ
→もう…午前様になりましたよ、明日も朝から仕事なんで…もう帰って、よろしいでしょ
(2)「必要ありません」のよございまっしょう
《意味》入用ではありません、いりません
《参考》相手の要求・要望を丁寧に断る言い方
《用例》
・食後いコーヒーいケーキの付くげなばってん、お腹いっぱいで…もうヨゴザイマッショウ
→食後のコーヒーにケーキがつくそうですけど、お腹いっぱいで…もういりません
・もう…キュウリなヨゴザッショウ、うちも家庭菜園で…食われんごと、たいそ成りよります
→もう…キュウリはいらないですよ、うちも家庭菜園で…食べれぬほど、たくさん成っています
・だいたい…準備もでけ上がったごたあけん、今日の仕事な…もうヨゴザイマッショウ、帰ろうえ
→だいたい…準備も出来上がったようなので、今日の仕事は…もういいでしょう、帰ろうよ
【参考】よ(よい)+ございまっ(ございます)+しょう(でしょう)
【同義】よございまっしょう、よござっしょう
【類義】よござす
イラストによる状況解説
【翻訳】
《上段》
「ようございますでしょう、期待の若手の作品なんですよ…お安くしときますよ!」
「こりゃあ…いいねえ…作家は誰なんだい?」
《下段》
「昨日も…買ったばかりだから…止めておきましょう!」
「私でも、そんなにポンポンと買えないですよ?」
「買わないの?後悔しますよ!将来…高くなりますよ…取り置きしておきましょうか?」
【博多・糸島弁検索】
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。