りきむ
【標準語】威張る、踏ん張る
【品詞】動詞
【意味】
(1)「威張る」のりきむ
《意味》勢いの強いことを見せびらかす、はばをきかす、おごる、たかぶる
《同義》こうかる、りきむ
《関連》由来は「力む」、身体に力を入れることだが、強がるや気負うの意もある
《用例》
・あんたが…そえんリキミやんな、偉かたあ…ああたの父ちゃんで、ああたやなかと
→あなたが…そんなに威張るなよ、偉い人は…あなたのお父さんで、あなたじゃない
・ちょっとくらい成績のよかって、みんなの前で…そえんリキムこたあ、なかろうもん
→ちょっとくらい成績が良いって、みんなの前で…そんなに威張ることは、ないだろ
・親が金持ちで社長やけんって、えらいコウカットウね。おまやあ、そえん偉かとや?
→親が金持ちで社長だからって、すごく威張っているね。お前は、そんなに偉いのか?
(2)「ふんばる」のりきむ
《意味》耐える、我慢する、怒る
《用例》
・コロナで…店の潰りょうごと厳しかばってん、ここは、リキンデ頑張るしかなか
→コロナで…店が潰れそうなほど厳しいけど、ここは、踏ん張って頑張るしかない
・ぜん返せって言うたら…言い様の悪か「絶対返さん」ってリキムと、作戦やなかろうか?
→金を返せと言ったら…言い方が悪い「絶対返さん」って怒るんだ、作戦じゃないかな?
・足裏マッサージばしよんなあが、痛かろうに…リキンデ顔ば赤うしてリキミよんなる
→足裏マッサージをしてるけど、痛いだろうに…強がって顔を赤くして我慢してるよ
イラストによる状況解説
【翻訳】
《りきむ①》
「伊都!志摩を連れて、直ぐに部長室に来い!」
(出世したからって、急に…呼び捨てにしなくたっていいだろ!馬鹿野郎が…)
「はい…はい…承知しました!すぐに伺います!」
「奢り高ぶりやがって…あんな男だとは思わなかった」
《りきむ②》
「目標はNASA!」
「父ちゃん母ちゃん…俺は…将来は宇宙飛行士になりたいんだ!まずは東京大学」
「じゃあ…踏ん張って勉強しなくっちゃいけないな」
「それは無理じゃないかな?父ちゃんと母ちゃんの頭の悪いのが、遺伝している!」
【博多・糸島弁検索】
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。