「え(エ)」の博多・糸島弁
えいのお | 【標準語】 竜巻 【意味等】 発達した積乱雲に伴う強い上昇気流によって発生する激しい渦巻き 【用例】 ・エイノオな…風の渦の、エイの尾のごと…空から突き刺さると →竜巻は…風の渦が、エイの尾のように…空から突き刺さるんだ |
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ええくそ | 【標準語】 えいくそ 【意味等】 ちくしょう、しまったなど、怒りや不満、嫌悪、罵倒の感嘆語 【用例】 ・エエクソ…財布ば忘れてきた、誰か…昼飯代ば1,000円貸いて →しまった…財布を忘れてきた、誰か…昼食代を1,000円貸して |
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ええくらう | 【標準語】 酔っ払う 【意味等】 泥酔する、酩酊する、「酔いを蒙る」「ゑう喰らう」の音変異 【用例】 ・あたくさ、こえんなるごとエエクロウテ…たいがいいしときない →あなたったら、こんなになるほど泥酔して…いい加減にしなさい |
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ええころあい | 【標準語】 よい天候 【意味等】 よい天気、よい気候、何かをするのに好い天候 【用例】 ・暑うも寒うものうして、運動会いな…エエコロアイいなってきた →暑くも寒くもなくて、運動会には…よい天候になってきた |
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ええころあい | 【標準語】 よい頃合い 【意味等】 適当な時期、よいタイミング、ほどほど、よい具合 【用例】 ・だいぶ…上がったけん、株ば売るといな…エエコロアイやないと →だいぶん…上がったので、株を売るには…良い時期じゃないの |
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ええころかげん | 【標準語】 よい天候 【意味等】 よい天気、よい気候、何かをするのに好い天候 【用例】 ・風ものうして…よう晴れて、花見いな…エエコロカゲンやねえ →風もなくて…よく晴れて、花見には…絶好の天気だねえ |
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ええころかげん | 【標準語】 よい頃合い 【意味等】 適当な時期、よいタイミング、ほどほど、よい具合 【用例】 ・美味しか…ようでけとう、塩梅も…エエコロカゲンやねえ →美味しい…よく出来てる、塩梅も…好い具合だねえ |
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ええさい | 【標準語】 いいですよ 【意味等】 差し支えない、よろしいです、糸島市西部から唐津方面で使われる 【用例】 ・お笑い芸人いなる?エエサイ…そんかし本気でやんないよ →お笑い芸人になる?いいですよ…その代わり本気でやりなさい |
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ええしこ | 【標準語】 たくさん 【意味等】 数量が多いこと、標準語でも同意があるがニュアンスが違う 【用例】 ・この頃あ…観光客のエエシコ来なあけん、休日な渋滞すると →この頃は…観光客がたくさん来るので、休日は渋滞するんだ |
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ええしこ | 【標準語】 必要なだけ 【意味等】 適量を、入用な分だけ 【用例】 ・釘ののうなった?そこい、あるけん…エエシコ持って行き →釘が無くなった?そこに、あるから…必要な分だけ持って行って |
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ええつらんかわ | 【標準語】 いい迷惑 【意味等】 とんだ迷惑、いい面の皮 【用例】 ・頼まれて…紹介したとい、迷惑ばっかし…エエツランカワやもん →頼まれて…紹介したのに、迷惑ばかり…とんだ迷惑だよ |
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ええつらんかわ | 【標準語】 面の皮が厚い 【意味等】 厚顔無恥、横柄な態度、鉄面皮、よい+つらんかわ(面の皮) 【用例】 ・あえな事しといて…よう会社い来きいたい、エエツランカワやん →あんな事しておいて…よく会社に来れるな、面の皮が厚いなあ |
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ええまんじむいとる | 【標準語】 そっぽ向いてる 【意味等】 正面から向き合わず横を向く、まともに取り合わないで無視する 【用例】 ・喧嘩しとうけん…はらかいて、さあきから…エエマンジムイトル →喧嘩してるので…怒って、さっきから…そっぽ向いてる |
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ええまんじむいとる | 【標準語】 方向が違っている 【意味等】 見込み違いの方を向いている、向くべき方向や判断を誤っている 【用例】 ・フライんとい…エエマンジムイトンなあけん、エラーしなった →フライなのに…見当違いの方を向いてるので、エラーしちゃった |
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ええもくそ | 【標準語】 えいくそ 【意味等】 ちくしょう、しまったなど、怒りや不満、嫌悪、罵倒の感嘆語 【用例】 ・3箱出いとったい…エエモクソ、全部打ち込うで…2万円追い銭した →3箱出してたのに…畜生、全部打ち込んで…さらに2万円負けた |
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えきひき | 【標準語】 占い師 【意味等】 易者、売卜者(ばいぼくしゃ)、えき(易)+ひき(引き) 【用例】 ・10年前い…エキヒキから、社長の相って…言われたとばってん →10年前に…占い師から、社長の相だと…言われたんだけどなあ |
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えぐり | 【標準語】 搔き混ぜ棒 【意味等】 もろみなどを掻き回すための棒、均等になるよう混ぜ返す道具 【用例】 ・酒蔵やらで…なんか棒で、桶ば混ぜ繰りよんなろう…あれがエグリ →酒蔵等で…長い棒で、桶を混ぜ返してるだろ…あれが掻き混ぜ棒 |
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えぐり | 【標準語】 藁製のお櫃保温容器 【意味等】 藁を編んで作った保温用飯櫃入れ 【用例】 ・昔な…冬な、お櫃い入れた飯ば…エグリで保温しよった →昔は…冬は、お櫃に入れた飯を…藁製の容器で保温していた |
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えぐりもうらしか | 【標準語】 非常に蒸し暑い 【意味等】 風がなく蒸されたように暑い状態、梅雨直後のムシムシと暑い状況 【用例】 ・たーらん…エグリモウラシカ、汗じっくり…行水ばしてこう →たまらん…ひどく蒸し暑い、汗びっしょり…行水をしてこよう |
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えぐりもおらしか | 【標準語】 非常に蒸し暑い 【意味等】 風がなく蒸されたように暑い状態、梅雨直後のムシムシと暑い状況 【用例】 ・毎日…エグリモオラシカ、7月んとい…いっちょん梅雨のあからん →毎日…蒸して暑苦しなあ、7月なのに…なかなか梅雨明けしない |
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えぐる | 【標準語】 えがらい刺激がする 【意味等】 えぐい味がする、あくが強くて喉をイライラと刺激する 【用例】 ・この惣菜な…エグルが、ちったあ…ねまりよるごたる →この惣菜は…えぐい味がするけど、少し、傷みかけてるようだ |
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えげつなか | 【標準語】 薄情な 【意味等】 人間味がない、人情に背く、「意気地なし(いちげなし)」の音変異 【用例】 ・市長のエゲツナカ発言の…SNSで拡散して、支持者の離れよう →市長の薄情な発言が…SNSで拡散して、支持者が離れている |
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えげつなか | 【標準語】 可哀想な 【意味等】 むごい、むごたらしい 【用例】 ・被災者ば騙かいて…ぜんば巻き上ぐる?エゲツナカこと…しなんな →被災者を騙して…金を巻き上げる?可哀想なこと…するなよ |
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えげつなか | 【標準語】 意地汚い 【意味等】 いやしい、はしたない、厚かましい、図々しい 【用例】 ・子供ん頃…えらい貧乏やったけん、食いもんには…エゲツナカと →子供の頃…すごく貧乏だったので、食べ物には…意地汚いんだ |
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えしゃくのよか | 【標準語】 愛想が良い 【意味等】 にこやかで人好きがする、愛嬌があって人当たりが良い 【用例】 ・ああたの娘じょう…エシャクノヨカ、孫の嫁い…欲しか →あなたのお嬢さん…愛嬌があって人好きする、孫の嫁に…欲しい |
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えしれんこと | 【標準語】 訳の分からないこと 【意味等】 理由がわからないこと、理解が出来ないこと、とんでもないこと 【用例】 ・ああた…エシレンコトば言いよう、おらあ…理解しきらん →あんた…訳の分らんこと言ってる、俺は…理解できない |
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えしれんこと | 【標準語】 不確実なこと 【意味等】 確かではないこと、不確かなこと、突拍子もないこと 【用例】 ・おかあしか儲け話やら…エシレンコトい、息子ばひきそざしなんな →いかがわしい儲け話など…不確かな事に、息子を引きずり込むな |
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えしれんこと | 【標準語】 よしなしごと 【意味等】 途方もないこと、つまらないこと、とりめのないこと 【用例】 ・自分探しやら…エシレンコトば言いよるが、息子な大丈夫な? →自分探しなど…よしなしごとを言ってるが、息子は大丈夫かい? |
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えずい | 【標準語】 こわい 【意味等】 恐ろしい、おっかない、不安、不気味、気味が悪い 【用例】 ・幽霊話ば…止めちゃり、子供の…エズウしてたーらんって言いよう →怪談を…止めてくれ、子供が…怖くてたまらないって言っている |
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えずい | 【標準語】 ひどい 【意味等】 大変な、痛い、苦しい、えらい、たいした、たいそう 【用例】 ・誰の指図で…暴れたとや?答えなあ…エズカ目い遭わすうぜ →誰の指図で…暴れたんだ?答えないと…えらい目に遭わせるぞ |
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えずい | 【標準語】 不快 【意味等】 眼にゴミが入った感じ、服が窮屈な感じ、疲れて辛い感じ 【用例】 ・もうらしかとい…ひしていじゅう百姓?エズカろ?…はよ寝り →蒸し暑いのに…日がな農作業?辛いだろ?…早く寝なさい |
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えずい | 【標準語】 大きい 【意味等】 でかい、多い、たくさんある 【用例】 ・心配せんで…何でちゃ注文し、奢りたい…ぜんなエズカごとあると →心配せずに…何でも注文しろ、奢りだ…お金はたくさんあるんだ |
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えずい | 【標準語】 狡猾 【意味等】 ずる賢い、ずるい、賢い、冷酷、無情 【用例】 ・目的のためなら…何でちゃする、切り捨て、裏切り…エズカ男ばい →目的のためなら…何でもする、切り捨て、裏切り…冷酷な男だよ |
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えずう | 【標準語】 たいそう 【意味等】 おおいに、おそろしく、物事の程度がはなはだしい 【用例】 ・エズウおきなか地震やが…怪我やらなかな?津波な…心配なかな? →すごく大きな地震だが…怪我などないか?津波は…心配ないか? |
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えずえず | 【標準語】 おずおず 【意味等】 怖くて落ち着かないさま、びくびく、おどおど 【用例】 ・横領しとうけん…会計検査って聞いて、エズエズしとう →横領してるので…会計検査と聞いて、怖くて落ち着かない様子だ |
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えずがり | 【標準語】 怖がり 【意味等】 恐怖に敏感な人、怖がって実行できない人、意気地なし 【用例】 ・エズガリやけん、ジェットコースターいやらいな…乗りきらん →怖がりなので、ジェットコースターなんかには…乗るれない |
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えずがる | 【標準語】 怖がる 【意味等】 おそろしがる、不安に苛まれる 【用例】 ・芸人やろ?バンジージャンプやらエズガリよったら…売れんぜ →芸人だろ?バンジージャンプなんか怖がってたら…売れないよ |
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えずがる | 【標準語】 嫌がる 【意味等】 人を煙たがる、交流を敬遠する 【用例】 ・学校でな…えらい友達やが、天神で会うたんだあ…エズガンなあと →学校では…すごい友達だけど、天神で会たら…敬遠するんだ |
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えすらごと | 【標準語】 虚言 【意味等】 真実でないこと、嘘、偽り、たわごと 【用例】 ・結婚詐欺師の、あまっことやらエスラゴト言うて、騙そうしなあと →結婚詐欺師が、口説いたり戯言を言って、騙そうとするんだ |
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えすらごと | 【標準語】 絵空事 【意味等】 作り話、絵空事、根拠のない話 【用例】 ・ああたん話な、エスラゴトかほんなことか、いっちょんわからん →あなたの話は、作り話か本当の話しか、ちっともわからない |
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えっちゅうさん | 【標準語】 薬売り 【意味等】 薬を売り歩く人、薬の行商人、越中(富山)の薬売り 【用例】 ・玄関い…置き薬のあるが、ここも…エチュウサンの来んしゃあと? →玄関に…置き薬があるけど、ここも…薬売りが来ているの? |
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えつり | 【標準語】 木舞 【意味等】 壁の下地や茅拭き屋根の下に組む細い竹の枠、竹を組んだ補強材 【用例】 ・土壁の崩れんごと…下地いエツリば入れて、壁ば塗んなあと →壁が崩れないように…下地に木舞を入れて、壁を塗るんだ |
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えつりかき | 【標準語】 小舞づくり 【意味等】 細い竹や葦を組んで木舞を作る、えつり(木舞)+掻き(編み) 【用例】 ・エツリカキな、間渡し竹な女竹…割竹な真竹ば使うと →木舞づくりは、芯材の竹が女竹…編込み竹は真竹を使うんだ |
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えど | 【標準語】 餌 【意味等】 動物を飼うときの餌、動物をおびき寄せるときに与える餌 【用例】 ・エドな…皿いビール、夜い仕掛けたら…朝なナメクジのたいそ →餌は…皿にビール、夜に仕掛けたら…朝はナメクジがいっぱい |
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えとき | 【標準語】 わかりやすい説明 【意味等】 表や図などを使ったよくわかる解説、絵図などを用いた丁寧な説明 【用例】 ・手続きな…難しゅうなか、市のHPい…エトキしちゃる →手続きは…難しくない、市のHPに…絵図で解説してある |
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えどる | 【標準語】 なぞる 【意味等】 透き写し(トレース)する、練習のため手本をなぞる・真似する 【用例】 ・「跳ね」やら「止め」、手本ば…エドッタら、覚ゆるとの早か →「跳ね」や「止め」など、手本を…なぞったら、覚えるのが早い |
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えどる | 【標準語】 彩色する 【意味等】 化粧する、色を塗って綺麗にする 【用例】 ・早よ…行くばい、いつまで顔ばエドリようとなあ…誰も見やせん →早く…行くよ、いつまでお化粧をしているんだ…誰も見ないよ |
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えなが | 【標準語】 長柄杓 【意味等】 長い柄のついた杓、船底に溜まった水を掻い出すのに使う 【用例】 ・じねんと…底い水の溜まるけん、たまい…エナガで掻き出すと →自然と…底に水が溜まるので、たまに…長柄杓で掻き出すんだ |
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えば | 【標準語】 餌 【意味等】 動物を飼うときの餌、動物をおびき寄せるときに与える餌 【用例】 ・砂糖水ば…エバい、クワガタムシやらカブトムシば捕まゆると →砂糖水を…餌に、クワガタムシやカブトムシを捕まえるんだ |
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えば | 【標準語】 蜘蛛の巣 【意味等】 蜘蛛が糸を張って作った網、由来は負子の「えば」に似ている 【用例】 ・天井裏いな…行きたむなか、エバの顔い付くけん…好かんと →天井裏には…行きたくない、蜘蛛の巣が顔に付くので…嫌なんだ |
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えばり | 【標準語】 蜘蛛の巣 【意味等】 蜘蛛が糸を張って作った網、由来は同義語「えば」の音変異 【用例】 ・エバリな…ふわっと、すぐい切れろうごとあが…えらい強かとぜ →蜘蛛の巣は…ふわっと、すぐに切れそうだけど…すごく強いんだ |
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えびじょうけ | 【標準語】 みじょうけ 【意味等】 竹で編んだ塵取り用のしょうけ、大型の片口が平たく開いたざる 【用例】 ・枯れ葉ば…掃わいとうけん、エビジョウケで…畑さい持って行て →枯れ葉を…掃き溜めてるから、箕しょうけで…畑に持って行って |
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えぶりじょうけ | 【標準語】 みじょうけ 【意味等】 竹で編んだ塵取り用のしょうけ、大型の片口が平たく開いたざる 【用例】 ・枯れ葉ば…掃わいとうけん、エブリジョウケで…畑さい持って行て →枯れ葉を…掃き溜めてるから、箕しょうけで…畑に持って行って |
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えべす | 【標準語】 恵比寿 【意味等】 七福神の一柱、右手に釣り竿…左脇に鯛を抱える姿が一般的 【用例】 ・エベスな…竿ば持って鯛ば抱えとんなあが…漁の神様な? →恵比寿は…竿を持って鯛を抱えているけど…漁業の神様かい? |
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えべっさん | 【標準語】 恵比寿 【意味等】 七福神の一柱、右手に釣り竿…左脇に鯛を抱える姿が一般的 【用例】 ・エベッサンな…福の神、大漁やら商売繁盛やら…叶えちゃんしゃる →恵比寿は…福の神、大漁や商売繁盛なんかを…叶えてくれる |
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えぼ | 【標準語】 餌 【意味等】 動物を飼うときの餌、動物をおびき寄せるときに与える餌 【用例】 ・訴ゆるごと鳴きよるが、あんたネコい…エボやった? →訴えるように鳴いてるけど、あんたネコに…餌あげた? |
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えもんざお | 【標準語】 衣服掛け竿 【意味等】 物干し竿、衣紋竿、衣服を掛ける竿、衣紋掛け(ハンガー) 【用例】 ・エモンザオの…振り袖な、成人式ん時い…買うてもろうたと →衣服掛けの…振り袖は、成人式の時に…買ってもらった物 |
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えらい | 【標準語】 甚だしい 【意味等】 過度な、はげしい、ひどい、非常に、すごい、多い、大きい 【用例】 ・エライ大きなかクワガタムシやね、どこでとんまえたと? →無茶苦茶でかいクワガタムシだね、どこで捕まえたの? |
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えらい | 【標準語】 苦しい 【意味等】 疲れた、辛い、だるい、きつい、心身が苦しい状態 【用例】 ・夜勤明けい…家で百姓、あんまと寝とらんけん…エライエラカ →夜勤明けに…家で農作業、あまり寝てないので…とてもきつい |
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えらかつ | 【標準語】 偉大だ 【意味等】 優れている、非凡だ、偉い、糸島西部から唐津方面で使われる 【用例】 ・市長なやり手やが、ほんなこたあ…支えとう嫁ごがエラカツ →市長はやり手だけど、本当は…支えている奥さんが偉大だ |
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えらかつ | 【標準語】 偉い人 【意味等】 地位の高い人、主要な実力者、非凡な人 【用例】 ・見掛けな…しょれっと見ゆるが、物理学でな…世界的いエラカツ →見掛けは…貧相に見えるけど、物理学では…世界的に偉い人 |
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えりかけ | 【標準語】 共襟 【意味等】 襟掛け、和服の襟の汚れを防ぐために同じ柄の布で掛けた襟 【用例】 ・上等のきもんやけん、傷まんごと…汚れんごと、エリカケしちゃる →上等の着物だから、傷まぬよう…汚れぬよう、共襟を掛けてある |
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える | 【標準語】 選び出す 【意味等】 選ぶ、選択する、選びぬく、多数から目的のものを選び出す 【用例】 ・WBCな、球界から実力のある選手ばエッテ、最強チームで挑む →WBCは、球界から実力のある選手を選んで、最強チームで挑む |
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える | 【標準語】 選別する 【意味等】 選り分ける、選別する、多数から目的や基準に合ったものを抽出 【用例】 ・イモの豊作…やるけん、大きなかとば…エッテ持っていき →イモが豊作…あげるから、大きいのを…選別して持ってって |
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えれえ | 【標準語】 甚だしい 【意味等】 過度な、はげしい、ひどい、非常に、すごい、多い、大きい 【用例】 ・うちはあんたんことば、エレエ好いとうと…結婚しちゃらん? →私はあなたのことを、とても好きなの…結婚してくれない? |
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えれえ | 【標準語】 苦しい 【意味等】 疲れた、辛い、だるい、きつい、心身が苦しい状態 【用例】 ・コロナ後遺症の…酷うして、何もせんっでちゃ…エレエと →コロナ後遺症が…酷くて、何もしなくても…だるいんだ |
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エンバ | 【標準語】 トンボ 【意味等】 蜻蛉、蜻蛉目の細長い翅と腹を持った昆虫 【用例】 ・秋やねぇ、田んぼいエンバの…たいそ飛びよう →秋だなぁ、田んぼにトンボが…たくさん飛んでいる |
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えんば | 【標準語】 竹とんぼ 【意味等】 竹製のプロペラ状の玩具、回転軸を使って竹の翼を飛ばす玩具 【用例】 ・ちさかとき、エンバば頭い乗して…タケコプターってあすびよった →小さい頃、竹とんぼを頭に乗せ…タケコプターって遊んでいた |
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エンバショウロ | 【標準語】 トンボ 【意味等】 蜻蛉、蜻蛉目の細長い翅と腹を持った昆虫 【用例】 ・指ば…クルクル回いて、エンバショウロば…とんまえた →指を…クルクルと回して、トンボを…捕まえた |
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えんばしょうろ | 【標準語】 竹とんぼ 【意味等】 竹製のプロペラ状の玩具、回転軸を使って竹の翼を飛ばす玩具 【用例】 ・じいちゃんの…竹ば削って、エンバショウロば…作んなった →じいちゃんが…竹を削って、竹とんぼを…作っちゃった |
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えんばり | 【標準語】 蜘蛛の巣 【意味等】 蜘蛛が糸を張って作った網、由来は同義語「えば」の音変異 【用例】 ・どこい…入り込んだと、服いエンバリの…えらいついとう →どこに…入り込んだの、服に蜘蛛の巣が…いっぱい付いてる |
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エンブ | 【標準語】 トンボ 【意味等】 蜻蛉、蜻蛉目の細長い翅と腹を持った昆虫 【用例】 ・えらい…おきなかエンブやが、あらあ…オニヤンマやなかと? →とても…大きなトンボだが、あれは…オニヤンマじゃないの? |
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えんぶ | 【標準語】 竹とんぼ 【意味等】 竹製のプロペラ状の玩具、回転軸を使って竹の翼を飛ばす玩具 【用例】 ・わがでエンブば…作りよったが、小刀で…手ば切ってしもうた →自分で竹とんぼを…作ってたが、小刀で…手を切ってしまった |
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えんぺつ | 【標準語】 鉛筆 【意味等】 軸木中に顔料を細長く固めた芯を入れた筆記用具 【用例】 ・「牧のうどん」の注文表いな、赤エンペツば…紐で付けちゃあ →「牧のうどん」の注文表には、赤エンペツが…紐で付けてある |
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えんやらやっと | 【標準語】 かろうじて 【意味等】 ようやく、なんとか、やっと、由来は掛け声の「えんやら」 【用例】 ・「持ち上げきいだけやる」ってやけん、エンヤラヤット持ち上げた →「持ち上られるだけあげる」ってだから、かろうじて持ち上げた |
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