ぎり、ぎりい
【標準語】最後に
【品詞】名詞
【意味】限りに、終わりに、機会に
【類義】しこ、がと(「あるがと」と「あるしこ」と「ありぎり」の場合)
・「あるがと」:ある(ある)+がと(分):あるぶん
※店いアルガト、そうよう売っちゃり→店にあるぶん、全部売ってくれ
・「あるしこ」→ある(ある)+しこ(だけ):あるだけ
※店いアルシコ、そうよう売っちゃり→店にあるだけ、全部売ってくれ
・「ありぎり」→あり(ある)+ぎり(限り):ある限り
※店いアリギリ、そうよう売っちゃり→店にある限り、全部売ってくれ
【用例】
・あたきな…妻子のおりますと、ああたと会うたあ…今日ギリイしまっしょう
→私には…妻子がいるんです、あなたと会うのは…今日を限りにしましょう
・やおいかんとは…知っとるばってん、じぇんば貸すたあ…これギリばい
→大変なのは…知っているけど、お金を貸すのは…これが最後だよ
・余っとうっちゃけん、あったらありギリ持って行ってよかよ
→余っているんだから、あったらあるだけ持って行っていいよ
・うちの嫁な…買い物い行ったギリイ、もう…4年間も帰ってきなれんと
→うちの嫁は…買い物に行ったっき、もう…4年間も帰ってこないんですよ
イラストによる状況解説
【翻訳】
「おかわり」
「あんた…食いすぎ、これを最後にしなきゃブタさんになる…
あっ、もうなってしまっているようだわねー」
【博多・糸島弁検索】
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