こなす
【標準語】いじめる
【品詞】動詞
【意味】
・(弱いものを)暴力でいためつける、苦しめる
・わざと苦しめ困らせる
・意地悪をする
【参考】「こなす」の由来は諸説
・他を貶めるという意味の「けなす」の音変異という説
・「こなす」の“思いのままに扱う”という意味が、度を超して“他を虐める”になった説
【類義】おこなう、いがく、いびる、にくじ、にくじゅう
・「こなす」は、主に肉体的に暴力を加えて苦しめること
・「にくじ」「にくじゅう」は、主に精神的にからかって苦しめること
・「いがく」「いびる」は、肉体的や精神的に関係なく虐め苦しめること
【用例】
・「兄ちゃんの言うことば聞かなあ…コナスぜ」「せんでー、コナサンのいて」
→「兄ちゃんの言うことをきかないと…痛めつけるぞ」「やめてー、いじめないで」
・また兄ちゃんのコナシなったと?あんたもコナサレたけんって、びーびー泣きなんな
→また兄ちゃんが意地悪したのかい?あんたも虐められたからと、びーびー泣くなよ
・しゃばかけん…コナシたらすぐい泣く、この前な…女子いコナサれて泣きよんなった
→弱虫だから…虐めたらすぐに泣く、この前は…女子に意地悪されて泣いていたよ
イラストによる状況解説

「あんた、また…妹をいじめたでしょ!」
「えーん!」
「…オレは、知らないもん」
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