ごたあ
【標準語】如くある、模様である、気分である
【品詞】連体詞
【意味】
(1)「如くある」の「ごたあ」
《意味》~のようだ、~に似ている
《参考》似ていることを表す、類似していることを示す語
《用例》
・夏い行ってんない、井原山の水無鍾乳洞から噴き出す風な…クーラーのゴトアル
→夏に行ってごらん、井原山の水無鍾乳洞から噴き出す風は…クーラーのようだ
・何な、そのなりな…やくざのゴタア、我がば…俳優のゴタルって思うとらんな?
→何だ、その格好は…やくざのようだ、自分を…俳優のようだって思ってない?
・プリンい醤油ばかけて食うたんだあ、ウニのゴタル味のするげな
→プリンに醤油をかけて食ったら、ウニのような味のするらしい
(2)「模様である」の「ごたあ」
《意味》~のようだ、~の様子だ
《参考》様子を表す、気配を表す
《用例》
・玄関い…お客人の来とらっしゃるゴタア、誰か出ちゃり
→玄関に…お客さんがおいでになっているようだ…誰か出てちょうだい
・「結婚せな…いかんゴトアル」「なし?」「彼女の腹の子な…俺の子のゴタル」
→「結婚しないと…いけないみたい」「なぜ?」「彼女の腹の子は…俺の子のようだ」
・えずがりやけん…ホラー映画のゴタアたあ好かん、コメディーのゴタルとが…よか
→怖がりなので…ホラー映画のようなのは嫌だ、コメディーのようなのが…よい
(3)「気分である」の「ごたあ」
《意味》~のようだ、~したい気分だ
《参考》願望する行動を表す
《用例》
・宿酔いできつかー…会社ば休もうゴタア、吐こうゴタル…ああ具合の悪か
→宿酔いで苦しいよ…会社を休みたい気分だ、吐きそう…ああ具合が悪いよ
・俺あこすかとのゴトアル…支払いのだんになったら、じぇんについて行こうゴタルと
→俺はどケチのようだ…支払う時になったら、お金について行きたくなるんだ
・今日の仕事な…やおいかんやった、帰ったら風呂い入って…生ビールば飲もうゴタア
→今日の仕事な…きつかった、帰ったら風呂に入って…生ビールを飲みたい気持ちだ
【同義】ごたあ、ごたる、ごとある
イラストによる用例解説
【翻訳】
「先輩♡こんな時だから…元気を出さなきゃいけないよ!ガンバ…」
「女の子に博多弁で声を掛けられたら…恋に落ちそうだ、ああ…可愛いー」
【博多・糸島弁検索】
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