しおたるる、しおたれる、しょんだれる

【標準語】萎びれる

【品詞】動詞

【意味】
・力がなくなり弱る、気持ちがくじけて衰える、悲しみのため生気を失う
・みすぼらしい有様になる
・衣服が湿り萎える
・品の落ち目、干物の魚に湿気がくること
・泣きぬれる、涙を流す

【同義】しおたるる、しおたれる、しょんだれる

【参考】語源は「潮垂れる」。衣服が海水に濡れてしずくが垂れる様子のことで、それが、みずぼらしく、元気がなさそうに見えることから使われるようになった。

【関連】しおたれとる:力が抜けて弱っている、悲しみに生気を失っている

【用例】
・えらい…ションダレとんなあばってん、学校で何かあったと?
 →すごく…元気がなさそうだけど、学校で何かあったの?
・この干物な、悪うなりかけよう…シオタレて、ちょっとえぐるごたあ味のしよう
 →この干物は、傷みかけている…湿気がまわり、ちょっとイライラといやな味がしている
・デートで彼女ばホテルい連れ込んだとばってん、緊張であれのションダレっしもうて…
 →デートで彼女をホテルに連れ込んだんだけれど、緊張であれが萎びれてしまって…

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イラストによる状況解説

 

 

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