せく
【標準語】痛む
【品詞】動詞
【意味】
・腹部が痛む
・お腹が痛い
【参考】腹部が痛むときのみに使う言いまわし「腹のセク」
【参考】語源は「癪(しゃく)」という説もある
・癪:日本の近代前に使われていた、原因が分からない疼痛を伴う内臓疾患を一括した俗称
【関連】「せく」に関連する方言
・せきころす:腹が激しく痛むこと、ひどい腹痛
《参考》せく(痛い)+ころす(殺す)~あまりの痛さに死にそうになる
《用例》「夜中い、腹のセイて…セキコロスごたったが、朝いなったらようなっとった」
→「夜中に、お腹が痛くて…ひどい激痛だったけど、朝には治っていた」
【用例】
・「早良君な、腹のせく言うて…早引けしなった」
→「早良君は、お腹が痛いと言って…早退した」
・患者「ストレスで胃のセイテ、セイテ」、医師「食い過ぎいよる、消化不良のごたあばい」
→患者「ストレスで胃が痛くて、痛くて」。医師「食べ過ぎによる、消化不良のようですな」
・「ああた、何食うたっちゃ腹のセカンな…いんばらやねえ」
→「あなた、何を食べてもお腹を壊さないね…犬のような強靭(鈍感)なお腹だねえ」
イラストによる状況解説
【翻訳】ああ…胃が痛い
【博多・糸島弁検索】
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