~そこのう、~そこまちがう

【標準語】しそこなう

【品詞】動詞

【意味】
・仕損じる、失敗する
・しくじる、間違える

【参考】動詞に接続してその行為を仕損じることを表す

【同義】~そこのう、~そこまちがう

【関連】名詞としての活用;語尾を「い」にして名詞にする
《活用例》「~そこのう」の場合は、標準語の「~そこなう」を活用させる
・~そこない:書きそこない→書き損じ、言いそこない→言い間違い、失言
・~そこ間違い:書きそこ間違い→書き間違い、言いそこ間違い→言い間違い、失言
《用例》「あっちの長男なでけソコナイ、次男もでけソコマチガイ…どっちもよごれやもん」
 →「あちらの長男は出来損ない、次男も出来損ない…どちらもヤクザだもん」

【用例】
・正月前やけん…朝早うから出荷で忙しゅうして、今日も昼食ば食いソコノウた
 →正月前なので…朝早くから出荷で忙しくて、今日も昼食を食べそびれてしまった
・仲裁い入ったばってん、ちゃんとこ言いソコマチゴウテ、手いあわんごとなっしもうた
 →仲裁に入ったけど、つい失言をしてしまって…手に負えないようになってしまった
・「朝7時い集合」っていうとば…聞きソコノウとうもんやけん、8時いいたら終えとった
 →「朝7時に集合」というのを…聞きもらしていたので、8時に行ったら終わっていた

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る

イラストによる状況解説

 

【翻訳】
男「新郎の治郎丸君と…えーっ、新婦の…えーと!えーと!あなた誰だったかなぁ?緊張で頭が真っ白になって…わかんなくなっちゃった」「すみませ~ん」
新郎「ヨーコ、コーコです!」
客「ここでの言い間違いは…地獄だよ」「失敗しちゃったよ」あら、あらら

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る

【博多・糸島弁検索】

あ(ア) い(イ) う(ウ) え(エ) お(オ)
か(カ) き(キ) く(ク) け(ケ) こ(コ)
さ(サ) し(シ) す(ス) せ(セ) そ(ソ
た(タ) ち(チ) つ(ツ) て(テ) と(ト)
な(ナ) に(ニ) ぬ(ヌ) ね(ネ) の(ノ)
は(ハ) ひ(ヒ ふ(フ) へ(ヘ) ほ(ホ)
ま(マ) み(ミ) む(ム) め(メ) も(モ)
や(ヤ)   ゆ(ユ)   よ(ヨ)
ら(ラ) り(リ) る(ル) れ(レ) ろ(ロ)
わ(ワ)       ん(ン)