ちぎる
【標準語】もぐ、つねる
【品詞】動詞
【意味】
・もぎ取る、果実を木からもぐ
・指先でつねる
・手で細かく切り取る
【同義】ちぎる、ちょんぎる、ちんぎる
【参考】この言葉の活用
・ちぎれる、ちょんぎれる、ちんぎれる→もげる
《用例》「サザエば殻から出しよったら、半分チョンギレて食われんやった…もったいなか」
→「サザエを殻から出していたら、半分もげて食べられなかった…もったいない」
・ちぎれとう、ちょんぎれとう、ちんぎれとう→もげている
《用例》「クワガタばとんまえたとばってん、足の2本もチンギレトウ…逃がいちゃろう」
→「クワガタを捕まえたんだけれど、足が2本ももげている…逃がしてあげよう」
【参考】語源は古語の「ちぎる」漢字では「千切る、血切る、捩る」などの表記あり
【類義】つんきる
《意味》葉や芽、枝などを摘み切る、ハサミなどで切り取る、
《参考》つんきるる:切断する、分断する
《用例》「枝の伸び過ぎとうけん、ツンキッちゃらん?」
→「枝が伸びすぎているので、切ってくれない?」
【用例】
・糸島の親戚い…みかんチギリの手伝いい行てきたら、たいそ…みかんばやんなった
→糸島の親戚に…ミカンの収穫の手伝いに行ってきたら、たくさん…みかんをくれた
・がめ煮のコンニャクなあ、包丁で切るよりか手でチギッタ方が、味のしみ込うで…旨かぜ
→筑前煮のコンニャクは、包丁で切るより手で切り取った方が、味がしみ込んで…旨いよ
イラストによる状況解説
【翻訳】「こらーっ、うちの柿をもぎ取るなー!」「あっ、ヤバい!!」
【博多・糸島弁検索】
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