ぎんだりまい、ちんちろまい
【標準語】てんてこまい
【品詞】名詞
【意味】
・てんてこまい、忙しくてゆっくりする暇がないこと
・狼狽、あわてふためくこと、うろたえ騒ぐこと
【同義】ぎんだらまい、ぎんだりまい、ちんちろまい
【参考】
・「ぎんだらまい」「ぎんだりまい」の由来は「衣垂れ舞い」と思われる
・「ぎんだらまい」「ぎんだりまい」は疲労感を伴う振る舞いを表わす
・「ちんちろまい」の由来は、博打でサイコロを茶碗に投げ込んだ時の動き
・「ちんちろまい」は目まぐるしく動き回る様を表わす
【類義】ばたばた
【関連】
・「ぎんだらまい、ぎんだりまい、ちんちろまい」は、九州各地で使われる
・全国的には「きりきりまい」や「じりじりまい」など様々な言い方がある
【用例】
・昨日…テレビでうちの食堂の出たけん、お昼な…たいそう客の来てギンダラマイしよった
→昨日…テレビでうちの食堂が出たので、お昼は…たくさん客が来て天手古舞してたよ
・サイレンの鳴ったら、チンチロマイしておらんごとなったが…あらあ消防団員な?
→サイレンが鳴ったら、天手古舞していなくなっちゃったけど…あいつ消防団員かい?
・悪口ば言いよったら…本人の後ろで聞きよんなったけん、チンチロマイして逃げたばい
→悪口を言ってたら…本人が後ろで聞いていたので、うろたえて逃げたんだ
・本社の社長のひょくっと…店い来なったもんやけん、支店長なギンダリマイたい
→本社の社長が突然…店に来たものだから、支店長は慌てふためいていたよ
イラストによる状況解説
【翻訳】
「予約していなかったけど…空いてる?」
「すみませ~ん…立て込んでいて、てんてこまいしていますので…1時間待ちですよ」
【博多・糸島弁検索】
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