つれ、どし
【標準語】組、仲間、妾
【品詞】名詞
【意味】
(1)「組」のつれ
《意味》揃い、組、分類した同じ種類
《用例》「これとこれが…ツレの夫婦茶碗」
→「これとこれが…一組の夫婦茶碗」
(2)「仲間」のつれ
《意味》友達、同志、同類、一緒に物事をする人
《用例》「こいつたちゃぁ…高校んときの野球部のツレたい」
→「こいつたちは…高校のときの野球部の仲間ですよ」
(3)「妾」のつれ
《意味》彼女、同伴の女性
《用例》「俺のツレ…えらい愛らしかろう?」
→「俺の彼女…とても可愛いだろう?」
【同義】つれ、どうし、どし、もやい
【関連】「つれ」「どし」を含んだ言葉
・つれあい
《意味》パートナー、配偶者、相方
《参考》つれ(連れ)+あい(合い)
《用例》「こえんしとうばってん…うちのツレアイなあ、若っかときゃあ愛らしかったとぜ」
→「こんなにしてるけど…私の配偶者は、若い時は可愛かったんだよ」
・つれしょん
《意味》連れだってする立小便、ともに立小便をすること
《参考》つれ(連れ)+しょん(小便)、一人が立小便をする時に他者が共にすること
《用例》「お前たちゃ…仲のよかなあ、休み時間な…いっつもツレションに行きよる」
→「お前たちは…仲がいいなあ、休み時間は…いつも一緒に小便に行っている
・どしぐい
《意味》誘われ食い
《参考》どし(仲間)+ぐい(食い)→会食等で仲間の食欲につられてたくさん食べる
《用例》「キャンプいいたら、子どもたちのドシグイするけん、カレーのすぐいのうなる」
→「キャンプに行ったら、子どもたちが誘われ食いをするので、カレーがすぐに無くなる」
イラストによる状況解説
【翻訳】
「父ちゃんの彼女だよ!新しい母さんになるんだ!」「可愛くない子供だねぇ…嫌~い」「絶対にグレてやる」
【博多・糸島弁検索】
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