なりこ
【標準語】風体、頭の形
【品詞】名詞
【意味】
(1)姿、なりふり、外見、見かけ、外から見た様子、外観
《用例》
・彼氏のおるげなが…どえなナリコな?今度、父ちゃんに会わせない
→彼氏がいるそうだけど…どんな風体だい?今度、お父さんに会わせなさい
・「男な中身ばい、ナリコウい騙されんとばい」「父ちゃん、しゃあしか…黙んない」
→「男は中身だよ、外見に騙されるなよ」「お父さん、うるさい…黙れ」
(2)頭の形
【同義】なりこ、なりこう
【関連】「なりこ」を使った言葉
1)なりこのよか→格好がいい、頭の形がいい
《意味》見かけがいい、姿かたちが良い
《関連》坊主頭になったときや赤ちゃんの頭の形を褒めりときの言葉
《用例》
・あのお寺の住職な…ナリコノヨカ。貫禄のあって、説教も説得力のある
→あのお寺の住職は…頭の形がいい。貫禄があって、説教も説得力がある
・あの店員なナリコノヨカけん、ここんにきの…おばしゃんたちの人気もんたい
→あの店員はかっこいいので、この辺の…小母さま方の人気者だよ
2)なりこのわるか→みすぼらしい、頭の形がわるい
《意味》見かけが悪い、服装がダサい
《用例》
・おらあ絶壁やけんナリコノワルカが、あんたあ…おっぱんやけん、ごっすんやねえ
→俺は後頭部が平らなので頭の形が悪いが、あなたは…顔が平たいので、互角だね
・あの人なナリコノワルカが、売れっ子漫画家やけん…えらいぜん持っつぁんやが
→あの人はみすぼらしいけど、売れっ子漫画家なので…すごいお金持ちなんだよ
イラストによる状況解説
【博多・糸島弁検索】
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