ねこじん、ねこじんしゃく
【標準語】猫斟酌、見せかけの遠慮
【品詞】名詞
【意味等】内心は欲しいが遠慮の態度をすること、欲しいのに妙に遠慮すること
【参考①】ねこ(猫をかぶった…見せかけだけの)+斟酌(気遣い、遠慮)
【参考②】ネコの習性は「人に媚びない」「本性を出さない」ことから…の言葉
・餌に無関心を装うが、誰も見ていなければ食べる…欲しいのに妙に遠慮する
・欲しいくせにカッコつけて、上辺だけの遠慮をする…あまり良い意味では使われない
【関連】ネコの習性に関することばには「ねこかぶり」「ねこなれ」などがある
【用例】
・ネコジンシャクせんで飲みない…好いとろうが…車で来とう?なら、飲ませられん。
→欲しいくせに遠慮せずに飲めよ…好きだろ…車で来たって?じゃあ、飲ませられない。
・大学い行きたかっちゃろ?学費な出いちゃるけん、ネコジンシャクせんでもろうとき。
→大学に行きたいんだろ?学費は出してやるから、いるのに遠慮せずにもらっておきな。
・もう肉ののうなったと?グラム3,000円ぜ…お前たちゃネコジンシャクぐらいせれや…
→もう肉が無くなった?グラム3,000円ぞ…お前たち見せかけでも遠慮くらいしろよ…
イラストによる状況解説
【翻訳】
①「エッチな本が手に入ったんだが…一緒に見よう」「悪いけど…俺はそんなものに興味は…ない(本当は見たい)」「うわあああ」
②「遠慮するな、見て行けよ」「そ、そうか…見たくないんだが、仕方ないなあ(早くページをめくって!)」「おほほほ」
【博多・糸島弁検索】
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