まっぽし

【標準語】真正面、図星

【品詞】名詞

【意味等】

(1)「真正面」のまっぽし

《意味》まともに、もろに、遮るものがなく一望できる状態

《用例》

・マツクイムシで松の枯れて、防砂林ののうなって…家い海風のマッポシ当たるごとなった
 →マツクイムシで松が枯れて、防砂林が無くなって…家に海風がまともに当たるようになった

・彼女と喫茶店でお茶しよったら、嫁ごと店内でマッポシ鉢合わせいなって、おおごったい
 →彼女と喫茶店でお茶してたら、妻と店内で真正面で鉢合わせになって、大変なことになった

・授業中い…ばれんごと早弁しよったら、先生とマッポシ目のおうて、えらいがられた
 →授業中に…見つからないように早弁してたら、先生とまともに目が合って、ひどく怒られた

(2)「図星」のまっぽし

《意味》ずばり、そのまま、ぴったり、物事が的中すること

《用例》

・うちの嫁な…えずかとぜ、黙ってとったっちゃ…何ば考えようか、マッポシ言い当てなあと
 →うちの妻は…怖いんだぜ、黙っていても…何を考えているのか、ずばり言い当ててしまうんだ

・テストな楽勝やった、あんまと勉強しとらんやったばってん、やまのマッポシ大当たりやった
 →テストは楽勝だった、あまり勉強していなかったけど、やまが的中して大当たりだった

・彼女のでけたろ?マッポシやろ?心配性のああたの、このごら…えぱえぱしたるもん
 →彼女ができただろ?図星だろ?心配性のあなたが、最近は…幸せそうな笑顔をしているもの

【参考】由来は「真星」弓や鉄砲の標的の黒丸(ど真ん中)のこと

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る

イラストによる状況解説

【翻訳】
・まっぽし1
「ん!」「あっ」
・まっぽし2
「あなた…パチンコで大勝ちしたでしょ?」
「で…儲かったお金で風俗に行こうと思っているでしょ?図星…でしょ?」
「うぐっ」

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る

【博多・糸島弁検索】

あ(ア) い(イ) う(ウ) え(エ) お(オ)
か(カ) き(キ) く(ク) け(ケ) こ(コ)
さ(サ) し(シ) す(ス) せ(セ) そ(ソ
た(タ) ち(チ) つ(ツ) て(テ) と(ト)
な(ナ) に(ニ) ぬ(ヌ) ね(ネ) の(ノ)
は(ハ) ひ(ヒ ふ(フ) へ(ヘ) ほ(ホ)
ま(マ) み(ミ) む(ム) め(メ) も(モ)
や(ヤ)   ゆ(ユ)   よ(ヨ)
ら(ラ) り(リ) る(ル) れ(レ) ろ(ロ)
わ(ワ)       ん(ン)