れんこんくう
【標準語】先見えがする、気を利かせる
【品詞】動詞
【意味】
(1)「先見えがする」のれんこんくう
《意味》見ぬくことができる、誤りなく将来を推測する
《参考》由来は「レンコンを食う」で、レンコンの穴から見通せることをいう
《用例》
・この銘柄な…値上がりする、俺いなレンコンクウごと…よう見えとう
→この銘柄は…値上がりする、俺には先見えするように…よく見えている
・今日な…何か違あ!福岡ボートの第1レースからレンコウンクウごと…よう当たる
→今日は…何か違う!福岡ボートの第1レースから見抜けるように…よく当たる
(2)「気を利かせる」のれんこんくう
《意味》知って知らぬふりをする、慮る、配慮する
《参考》「先見えする」が転じて「気を利かせる」の意になった、こちらの意が主流
【用例】
・あんたたちゃ…付き合いようと?なら…レンコンクウて、先い帰るけん
→あなたたちは…付き合ってるの?それなら…気を利かせて、先に帰るから
・見合いの仲介な…最初の場ば作ったら、レンコンクウて…さっさと席ば外すとがコツたい
→見合い仲介は…最初の場を設けたら、配慮して…早々に席を外すのがコツだよ
・合コンで…幹事どおしが一目惚れの相思相愛、俺たちゃレンコンクウて…帰ってきたと
→合コンで…幹事どおしが一目惚れの相思相愛、俺たちは気を遣って…帰ってきたんだ
イラストによる状況解説
【翻訳】
《れんこんくう①》
「株のことなら、先見えするほど…よく見えてる!」
「俺に100万円預けてみな!10日間で2倍にしてやるよ」
「本当なのか?100万円が倍になるのか?」
「やめときなさい!あなた…騙されてる」
《れんこんくう②》
「2人きりに…なりたいんだけど…」
「あなたの友達は、ちっとも…気が利かないのね!」
「おい…俺たちは、気を利かせて帰ろうよ!」
「なんで?みんなで遊ぶんじゃないのかい?」
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