ききたくる
【標準語】訊いてまわる、しつこく訊く
【品詞】動詞
【意味】
(1)「訊いてまわる」の「ききたくる」
《意味》あちこちに出かけて行って訊く、訊き訪ねて廻る
《用例》
・猫のおらんごとなったってキキタクリよんなったばってん…見つかったやろうか?
→猫がいなくなったと訊き訪ねて廻ってあったけど…見つかったかしら?
・ああたの事ば…えらいキキタクリよったが、キキツクロイされようっちゃなかな?
→あなたの事を…すごく訊き回っていたけど、結婚の身元調査されてるんじゃない?
・警察の…あっちのおいさん事ば、やっさりキキタクリよったが…事件かいな
→警察が…あのお宅のおじさん事を、何度も訊き回っていたけど…事件かしら
(2)「しつこく訊く」の「ききたくる」
《意味》無遠慮に繰り返し訊く、不機嫌になるほどしつこく訊く
《用例》
・フラれて落ち込んどんなあけん、なしてそえんなったかやら…そえんキキタクランと
→フラれて落ち込んでるから、何故そうなったかなんて…そんなにしつこく訊くなよ
・芸能レポーターの…えらいキキタクりよんなるが、あの俳優…不倫しなったと?
→芸能人レポーターが…とてもしつこく訊いてるけど、あの俳優…不倫しちゃったの?
・3歳の息子…このごらあ、「あれなん」「なして」って…やっさとキキタクンなる
→3歳の息子…この頃は、「あれ何」「どうして」って…何度もしつこく訊いてくるんだ
【参考】きき(訊き)+たくる(何度も繰り返す)
【類義】ききつくろう:事情を知るため情報を訊き集める
イラストによる用例解説
【博多・糸島弁検索】
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