しきい、しっきい、しきりきい、しきりきる、しきる、しっきる

【標準語】できる、できる?

【品詞】動詞(可能動詞)

【意味】

(1)「できる」の「しきい」

《意味》実施可能である、実行可能である

《用例》

・野球な…シキイ、守備ぐらい…シッキイ、ピッチャーっちゃ…シキリキイ
 →野球は…できる、守備くらい…できる、ピッチャーでも…できる

・サッカー部やったけん…選手ぐらいシキル、攻撃もシッキルし…守備っちゃシキリキル
 →サッカー部だったので…選手ぐらいできる、攻撃もできるし…守備もできる

・ピアノなら…シキル、バイオリンも…何とかシキリキイ、楽器なら…たいがいシッキイ
 →ピアノなら…できる、バイオリンも…何とかできる、楽器なら…だいたいできる

(2)「できる?」の「しきい?」

《意味》実施可能ですか?、実行可能ですか?

《用例》

・野球…シキイ?なら…守備なシッキイ?もしかして…ピッチャーでっちゃシキリキイ?
 →野球…できる?じゃあ…守備はできる?もしかして…ピッチャーでもできる?

・サッカー部やったら…選手ばシキル?攻撃な…シッキル?なら…守備もシキリキル?
 →サッカー部だったら…選手はできる?攻撃は…できる?じゃあ…守備もできる?

・何か…演奏シキル?ピアノな…シキイ?何て?楽器なら…たいがいシッキイと?
 →何か…演奏できる?ピアノは…できる?何だって?楽器なら…だいたいできるの?

【同義】しきい、しっきい、しきりきい、しきりきる、しきる、しっきる

【参考】

・「しきい」は、し(する)+きい(きれる)で「することができる」の意

・「しきる、しっきい、しっきる」は「しきい」の音変異

・「しきりきい」は。しきり(仕切る)+きい(きれる)で「することができる」の意

・「しきりきる、しっきりきい、しっきりきる」は「しきりきい」の音変異

【対義】しきらん、しっきらん、しきりきらん、しっきりきらん

「しきい」「しきらん」の活用

 

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る

イラストで説明

【翻訳】
上段:「できる?」「できる」
中段:「できる?」「できる」
下段:「できる?」「それは…できない」

 

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る

【博多・糸島弁検索】

あ(ア) い(イ) う(ウ) え(エ) お(オ)
か(カ) き(キ) く(ク) け(ケ) こ(コ)
さ(サ) し(シ) す(ス) せ(セ) そ(ソ
た(タ) ち(チ) つ(ツ) て(テ) と(ト)
な(ナ) に(ニ) ぬ(ヌ) ね(ネ) の(ノ)
は(ハ) ひ(ヒ ふ(フ) へ(ヘ) ほ(ホ)
ま(マ) み(ミ) む(ム) め(メ) も(モ)
や(ヤ)   ゆ(ユ)   よ(ヨ)
ら(ラ) り(リ) る(ル) れ(レ) ろ(ロ)
わ(ワ)       ん(ン)