「れ(レ)」の博多・糸島弁
1 | れっぱ |
【標準語】立派 【意味等】堂々としているさま、不足や欠点のないさま 【参考】由来は「立派(りっぱ)」の音変異 【用例】「息子さんな…えらいレッパいならっしゃって、頼もしゅうござっしょう?」 →「息子さんは…とても立派におなりになって、頼もしいことですねえ?」 |
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2 | れんぎ |
【標準語】すりこぎ 【意味等】擂粉木、すり鉢で物を練ったりすり潰したりするのに使う木の棒 【参考】由来は「練木(れんぎ)」すりこぎの別称 【用例】「このレンギな…サンショウの幹やけん、酢味噌の香りの…好うなるごたあ」 →「この擂粉木は…サンショウの幹だから、酢味噌の香りが…好くなるようだ」 |
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3 | れんこんくう 《詳しくはこちら》 |
【標準語】先見えがする、気を利かせる 【意味等】 (1)「先見えがする」のれんこんくう 《意味》見ぬくことができる、誤りなく将来を推測する 《参考》由来は「レンコンを食う」で、レンコンの穴から見通せることをいう 《用例》「この銘柄な…値上がりする、俺いなレンコンクウごと…よう見えとう」 →「この銘柄は…値上がりする、俺には先見えするように…よく見えている」 (2)「気を利かせる」のれんこんくう 《意味》知って知らぬふりをする、慮る、配慮する 《参考》「先見えする」が転じて「気を利かせる」の意になった、こちらの意が主流 【用例】「あんたたちゃ…付き合いようと?なら…レンコンクウて、先い帰るけん」 →「あなたたちは…付き合ってるの?それなら…気を利かせて、先に帰るから」 |