「「ま」で始まる博多・糸島弁」カテゴリーの記事一覧

まんぐり 【標準語】都合 【品詞】名詞 【意味等】スケジュール、（時間や流れ、物品、金品などの）繰り合わせ・調整準備 【同義】まんぐり、まんごう 【参考】由来は「万事繰り合わせ」の「万繰（まんぐり）」 【関連】 ・「まんぐりつける」「まんぐりする」は「都合をつける」こと ・「都合 […]

まる 【標準語】放る（大小便をする） 【品詞】動詞 【意味等】大小便をする、排泄する 【参考】由来は、古語の「まる」で同意、主に九州だが全国的に一部地域で使われる 【用例】 ・「ちょっと、おしっこばマッテこう」「俺もマリい行こう」「俺も」「連れションな？俺もマル」　→「ちょっと、 […]

まめる 【標準語】まみれる、加わる、よくしゃべる 【品詞】動詞 【意味等】 (1)「まみれる」のまめる 《意味》塗れる、外部にまといつく、外部に付着する、まぶされる、塗られる 《同義》まめくりつく、まめりつく、まめる 《参考》（弱い）　まめる＜まめりつく＜まめくりつく（強い） 《 […]

まどう 【標準語】償う 【品詞】動詞 【意味等】弁償する、賠償する、金銭等で埋め合わせる、財物を出して報い補う、元に戻す 【参考】 ・由来は古語の「償ふ（まどふ）」で、音読みすると「つぐなう」で弁済するの意 ・語源の「迷ふ（まよふ）」には弁済するという意味もあり「まどう」はその音 […]

まてがる 【標準語】忙しそうな様子 【品詞】形容動詞 【意味等】休みなく仕事する様、手を休めずによく働く様、手間がかかる様 【参考】 ・まて（実直、丁寧）＋がる（そのように振る舞う）→丁寧に振る舞う ・糸島を中心とした方言、昔から交流があるため対馬の一部でも使われる 【用例】 ・ […]

まっぽし 【標準語】真正面、図星 【品詞】名詞 【意味等】 (1)「真正面」のまっぽし 《意味》まともに、もろに、遮るものがなく一望できる状態 《用例》 ・マツクイムシで松の枯れて、防砂林ののうなって…家い海風のマッポシ当たるごとなった　→マツクイムシで松が枯れて、防砂林が無くな […]

まっしゃまっしゃ 【標準語】下っ端 【品詞】名詞 【意味等】地位の低いもの、平社員 【参考】 ・由来は、末社は本社の支配を受ける小神社 ・末社末社と繰り返すことで「最末社（最も下の地位の者）」を表す 【用例】 ・うちの会社、大手ば吸収合併して業界１位いなったげなが…マッシャマッシ […]

まっくろうなる 【標準語】夜になる 【品詞】形容動詞 【意味等】宵闇迫る、真っ暗になる、暗くなる 【参考】まっくろう（真っ暗に）＋なる→夜になる 【用例】 ・陽の沈みようけん、さっさと帰んない…マックロウナッタら、ばけもんの出るばい　→陽が沈んでいるので、さっさと帰りなさい…真っ […]

まっくらすみ 【標準語】真っ暗闇 【品詞】形動 【意味等】真っ黒な暗闇、まったく光を感じない闇、何も見えないほどの暗闇 【参考】 ・「くらすみ（暗隅）」は標準語で、暗がりや暗闇の意味を持つ ・まっ（真っ）＋くらすみ（暗隅）→真の暗闇、漆黒の闇 【関連】 ・「まっくら・まっくろ」は […]

またごす 【標準語】跨ぐ（またぐ） 【品詞】動詞 【意味等】またいで物の上を越える、またいで越える 【参考】また（またぐ）＋ごす（越える）→またいで越える 【用例】 ・たいそ雑魚寝しとんなあけん…行儀な悪かばってん、寝とんなあとばマタゴイテ帰るけん　→大勢が雑魚寝しているので…行 […]