クロツラヘラサギ

 どーも、おさめです。

 今回のレンズは、Auto Petri 400mm f6.3。秋の野鳥を狙ってみました。ブログにある「クロツラヘラサギ」の写真は、このレンズで撮りました。聞きなれないメーカー(銘柄)なのですが、国産レンズです。

 このレンズ、1978年に倒産した「栗林写真工業」製。戦前からのメーカーで、戦後は廉価版のカメラを製造。カメラはボディー前面にシャッターがある独自デザイン、レンズとともに国内外のメーカーにOEM生産していました。しかし当時は「安かろう、悪かろう」と、高い評価はされていませんでした。

ペトリについて詳しくは、下記のサイトをご覧ください。

https://w.atwiki.jp/petri/pages/1.html

 評価とは裏腹にレンズ性能は非常に高く、同時代の他社レンズと比較しても遜色はありません。デジタル一眼やミラーレスカメラの登場で、昔のレンズが使えるようになりました。オールドレンズ愛好家には、ペトリレンズのしっかりとした技術に裏打ちされた写りの魅力に、ファンもたくさんいるようです。

 このレンズ、レンズ構成は2群4枚、絞りは 6.3~22.0の自動絞り。最短撮影距離が6.5m、大きさは、全長300mmで重さ1050g。発売は1977年頃、価格は¥35,000(ケース含む)。ペトリ製ではなくOEM調達品だそうです。