「か(カ)」の博多・糸島弁
イラストで説明
1 | があた |
【標準語】外側 【意味等】①外側、②外面、③外殻、外皮、④周囲、めぐり、ぐるり、⑤「があたん」「があはた」「がわた」「がわたん」に同じ、【参考】がわのもん:第三者 |
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2 | があたん |
【標準語】外側 【意味等】「があた」「があはた」「がわた」「がわたん」に同じ |
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3 | があはた |
【標準語】外側 【意味等】「があた」「があたん」「がわた」「がわたん」に同じ |
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4 | かいい |
【標準語】痒い 【意味等】皮膚をかきたい感覚、「かいか」に同じ |
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5 | かいか |
【標準語】痒い 【意味等】「かいい」に同じ |
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6 | かいかい |
【標準語】虫刺され、かぶれ(幼児語) 【意味等】①虫刺され、かぶれ(幼児語)、②気分爽快になる様、快快 |
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7 | かか |
【標準語】家内、母親、おかみさん 【意味等】①自分の妻を他に対して言う語、②母、おかあさん、おっかさん、③主婦を呼ぶ語、④目上の婦人を呼ぶ語、⑤他人の妻、女を呼ぶ語、⑥おかみさん、商人や職人の妻、⑦自分の女房を卑下して言う、⑧「かかあ」「かかさん」「かかしゃん」「かかやん」「かくさん」「かっかあ」に同じ |
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8 | かかあ |
【標準語】家内、母親、おかみさん 【意味等】「かか」「かかさん」「かかしゃん」「かかやん」「かくさん」「かっかあ」に同じ |
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9 | かかさん |
【標準語】家内、母親、おかみさん 【意味等】「かか」「かかあ」「かかしゃん」「かかやん」「かくさん」「かっかあ」に同じ |
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10 | かかしゃん |
【標準語】家内、母親、おかみさん 【意味等】「かか」「かかあ」「かかさん」「かかやん」「かくさん」「かっかあ」に同じ |
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11 | かきぼう |
【標準語】真牡蠣 【意味等】真牡蠣(イタボガキ科の二枚貝) |
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12 | かく |
【標準語】①履く、②舁く、③被る 【意味等】①ふんどしをしめる、②担ぐ、山笠をかく、③かぶる、頭の上からおおう |
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13 | かくうち |
【標準語】角打ち 【意味等】升で酒を飲むこと、酒屋の店頭で酒を飲むこと、金銭を出し合って宴会をすること |
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14 | かこう |
【標準語】囲む、保存する 【意味等】物を保存しておく、囲み、仕切り、人知れず世話をする |
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15 | がじ |
【標準語】けち 【意味等】極度に物惜しみする人、またその様、ケチ、【同義】がじ、かたか、しぶちん、しぶったれ |
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16 | がじがじ |
【標準語】痩せこけた状態、生煮えの触感 【意味等】①体に肉がついていない身体、非常に痩せた状態、②生煮えやとうが立ったために芯や硬い繊維質がある食感 |
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17 | がじきい |
【標準語】けちな 【意味等】①物惜しみの度が過ぎる様、しみったれ、②悪がしこい |
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18 | かじくる |
【標準語】①悴む(かじかむ)、②痩せ細る(糸島弁) 【意味等】①手足の先がこごえて動かなくなること、②(糸島弁)痩せ衰えること、やつれること、みすぼらしい様、貧相な様子、③「がじける」「かじくる」「がじくる」に同じ(「がじ」と濁るのは糸島弁) |
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19 | がじくる |
【標準語】①悴む(かじかむ)、②痩せ細る(糸島弁) 【意味等】「かじける」「かじくる」「がじくる」に同じ(「がじ」と濁るのは糸島弁) |
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20 | がじけ |
【標準語】①痩せ細った人、②生育の悪い動植物 【意味等】①痩せた子供、やつれた人、小柄な人、②生育の良くない動植物。通常の大きさに生育していない果実など、【参考】古語:かしく→萎えしなびて縮むこと |
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21 | かじける |
【標準語】①悴む(かじかむ)、②痩せ細る(糸島弁) 【意味等】「かじける」「がじける」「がじくる」に同じ(「がじ」と濁るのは糸島弁) |
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22 | がじける |
【標準語】①悴む(かじかむ)、②痩せ細る(糸島弁) 【意味等】「かじける」「がじける」「かじくる」に同じ(「がじ」と濁るのは糸島弁) |
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23 | ~がしこ |
【標準語】~だけ 【意味等】ある範囲を限定する意を表わす(①程度や限度を表わす、②ある状態に相応する意を表わす)、「~がつ」「~がと」「~しこ」に同じ |
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24 | がじっぽう |
【標準語】ケチな人 【意味等】ケチな人 |
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25 | かすかす |
【標準語】からから 【意味等】①水が枯れた状態、②汁気のない様子、③かろうじて足りるか足りないかの状況、やっとこさ、ギリギリ、「かつかつ」に同じ |
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26 | かすくる |
【標準語】①掻き取る、②汲み干す、③底までさらう 【意味等】①引っ掻くようにして取る、こそぎ落とす、鍋の物などをこそげ取る、②汲み尽くす、粥などをすする、③量が少なくなって容器から取り出すときに底に触れること、④かすめ取る、上前をはねる、「かする」に同じ |
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27 | かする |
【標準語】①掻き取る、②汲み干す、③底までさらう 【意味等】「かすくる」に同じ |
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28 | かたいがたい |
【標準語】代わるがわる 【意味等】代わり合って、こもごも、代わりがわり、互いにかわりあって事をすること、交替で務めること、かわりばんこ、「かたりごうし」「かったりごうし」「かってりごうし」「かわりごうし」「かわりべんたん」に同じ |
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29 | かたいちゃる |
【標準語】加えてやる、仲間に入れてやる 【意味等】仲間に入れてやる、「かたしちゃる」「かたせちゃる」「かっせちゃる」「かたしょう」「かっしょう」に同じ |
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30 | かたしちゃる |
【標準語】加えてやる、仲間に入れてやる 【意味等】「かたいちゃる」「かたせちゃる」「かっせちゃる」「かたしょう」「かっしょう」に同じ |
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31 | かたして |
【標準語】加えて、仲間に入れて 【意味等】仲間に入れる、「かたせて」「かたせり」「かっせて」「かっせり」「かたせんしゃい」「かっせんしゃい」「かたせない」「かっせない」に同じ |
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32 | かたしょう |
【標準語】加えてやる、仲間に入れてやる 【意味等】「かたいちゃる」「かたせちゃる」「かっせちゃる」「かたしちゃる」「かっしょう」に同じ |
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33 | かたす |
【標準語】加える、仲間に入れる 【意味等】仲間に入れる、「かたする」「かたせる」「かっする」「かっせる」「かつる」「かてる」に同じ |
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34 | かたする |
【標準語】加える、仲間に入れる 【意味等】「かたす」「かたせる」「かっする」「かっせる」「かつる」「かてる」に同じに同じ |
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35 | かたせちゃる |
【標準語】加えてやる、仲間に入れてやる 【意味等】「かたいちゃる」「かたしちゃる」「かっせちゃる」「かたしょう」「かっしょう」に同じに同じ |
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36 | かたせて |
【標準語】加えて、仲間に入れて 【意味等】「かたして」「かたせり」「かっせて」「かっせり」「かたせんしゃい」「かっせんしゃい」「かたせない」「かっせない」に同じ |
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37 | かたせない |
【標準語】加えて、仲間に入れて 【意味等】「かたして」「かたせて」「かっせて」「かっせり」「かたせり」「かたせんしゃい」「かっせんしゃい」「かっせない」に同じ |
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38 | かたせのける |
【標準語】仲間外れにする 【意味等】仲間から外される、「かっせのける」に同じ |
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39 | かたせられた |
【標準語】加入させられた 【意味等】仲間に入れられた、「かっせられた」に同じ |
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40 | かたせり |
【標準語】加えて、仲間に入れて 【意味等】「かたして」「かたせて」「かっせて」「かっせり」「かたせんしゃい」「かっせんしゃい」「かたせない」「かっせない」に同じ |
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41 | かたせる |
【標準語】加える、仲間に入れる 【意味等】仲間に入れる、「かたす」「かたする」「かっする」「かっせる」「かつる」「かてる」に同じ |
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42 | かたせん |
【標準語】加えない、仲間に入れない 【意味等】「かっせん」に同じ |
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43 | かたせんしゃい |
【標準語】加えて、仲間に入れて 【意味等】「かたして」「かたせて」「かっせて」「かっせり」「かたせり」「かっせんしゃい」「かたせない」「かっせない」に同じ |
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44 | かたっとう |
【標準語】参加している 【意味等】加わっている、加入している、「かたっとる」に同じ |
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45 | かたっとき |
【標準語】仲間に入っておきなさい 【意味等】仲間に入っておきなさい、参加しておきなさい |
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46 | かたっとる |
【標準語】参加している 【意味等】「かたっとう」に同じ |
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47 | かたりごうし |
【標準語】代わるがわる 【意味等】「かたいがたい」「かったりごうし」「かってるごうし」「かわりごうし」「かわりべんたん」に同じ |
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48 | かたる |
【標準語】参加する 【意味等】①仲間に加わる、②一緒に仕事をする、③同居して世話になる、扶養される、④けんかの相手になる |
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49 | ~がつ |
【標準語】①~だけ、②~のもの 【意味等】①ある範囲を限定する意を表わす、「~がつ」「~がと」「~しこ」に同じ②所有を表す、「~がと」に同じ |
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50 | かっかあ |
【標準語】お母さん(幼児語) 【意味等】「かか」「かかあ」「かかさん」「かかしゃん」「かかやん」「かくさん」に同じ |
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51 | かつかつ |
【標準語】ギリギリ 【意味等】かろうじて足りるか足りないかの状況、やっとこさ、「かすかす」に同じ |
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52 | かつがつ |
【標準語】次々 【意味等】①一つのことが終わったかと思うとすぐ別のことが始まる様、②かろうじて、ようやく、③「かっつがっつ」に同じ |
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53 | かっしょう |
【標準語】加えてやる、仲間に入れてやる 【意味等】「かたいちゃる」「かたせちゃる」「かっせちゃる」「かたしちゃる」「かたしょう」に同じ |
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54 | かっする |
【標準語】加える、仲間に入れる 【意味等】仲間に入れる、「かたす」「かたする」「かたせる」「かっせる」「かつる」「かてる」に同じ |
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55 | かっせちゃる |
【標準語】加えてやる、仲間に入れてやる 【意味等】「かたいちゃる」「かたせちゃる」「かっしょう」「かたしちゃる」「かたしょう」に同じ |
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56 | かっせて |
【標準語】加えて、仲間に入れて 【意味等】「かたして」「かたせて」「かたせり」「かっせり」「かたせんしゃい」「かっせんしゃい」「かたせない」「かっせない」に同じ |
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57 | かっせない |
【標準語】加えて、仲間に入れて 【意味等】「かたして」「かたせて」「かたせり」「かっせて」「かたせんしゃい」「かっせんしゃい」「かたせない」「かっせり」に同じ |
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58 | かっせのける |
【標準語】仲間外れにする 【意味等】「かたせのける」に同じ |
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59 | かっせられた |
【標準語】加入させられた 【意味等】「かたせられた」に同じ |
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60 | かっせる |
【標準語】加える、仲間に入れる 【意味等】仲間に入れる、「かたす」「かたする」「かたせる」「かっする」「かつる」「かてる」に同じ |
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61 | かっせり |
【標準語】加えて、仲間に入れて 【意味等】「かたして」「かたせて」「かたせり」「かっせて」「かたせんしゃい」「かっせんしゃい」「かたせない」「かっせない」に同じ |
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62 | かっせん |
【標準語】加えない、仲間に入れない 【意味等】「かたせん」に同じ |
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63 | かっせんしゃい |
【標準語】加えて、仲間に入れて 【意味等】「かたして」「かたせて」「かたせり」「かっせて」「かたせり」「かっせんしゃい」「かたせない」「かっせない」に同じ |
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64 | かった |
【標準語】借りた 【意味等】借りた、返す約束で他人の物を使う |
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65 | かったりごうし |
【標準語】代わるがわる 【意味等】「かたいがたい」「かたりごうし」「かってりごうし」「かわりごうし」「かわりべんたん」に同じ |
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66 | かっつがっつ |
【標準語】次々 【意味等】「かつがつ」に同じ |
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67 | かってくる |
【標準語】借りてくる 【意味等】返す約束で他人の物を持ってくること |
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68 | かってりごうし |
【標準語】代わるがわる 【意味等】「かたいがたい」「かたりごうし」「かったりごうし」「かわりごうし」「かわりべんたん」に同じ |
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69 | がってんのいっといて |
【標準語】承知の上で 【意味等】事情を知っていて、承知の上で、【対義】がてんのいかん |
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70 | がっぱし |
【標準語】がっくり 【意味等】がっかり、失望、落胆、絶望、幻滅 【同義】がっぱし、ぐっしゃり、ぐらり、げんなり、よっちゃり 【参考】精神的・肉体的なダメージを受けて気力をなくす状況 【用例】「5年ばい…5年もつきおうて振らるるとよ…もうガッパシこいた」 →「5年だよ…5年もつき合って振られるんだぞ…もう…失望しちゃったよ」 |
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71 | かっぷくのよか |
【標準語】体格がよい、太っている 【意味等】①姿勢かよい、見かけがよい、②体つきがよい、体格がよい、③太っている、④「たっぱいのよか」に同じ |
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72 | かつる |
【標準語】加える、仲間に入れる 【意味等】仲間に入れる、「かたす」「かたする」「かたせる」「かっする」「かっせる」「かてる」に同じ |
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73 | かてる |
【標準語】加える、仲間に入れる 【意味等】①仲間に入れる、「かたす」「かたする」「かたせる」「かっする」「かっせる」「かつる」に同じ、②混ぜる、混ぜ合わせる、③副食物にして食う、④子供の守りをする |
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74 | がてんのいかん |
【標準語】承知できない 【意味等】物事の事情がよく理解できない、納得できない、【対義】がってんのいっといて |
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75 | ~がと |
【標準語】①~だけ、②~のもの 【意味等】ある範囲を限定する意を表わす、「~がしこ」「~しこ」に同じ、②所有を表す、「~がつ」に同じ |
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76 | ~がとなか |
【標準語】~に値しない 【意味等】その値打ちがない、【用例】ガトナカくせに黙っとれ→一人前でもないのに黙っていろ |
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77 | かぱん |
【標準語】鞄(かばん) 【意味等】かばん |
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78 | かぱんもち |
【標準語】鞄持ち、秘書 【意味等】①付き添い、おとも、秘書、②腰ぎんちゃく |
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79 | かぶる |
【標準語】①当たる、②負う、③浴びる、④揺れる、揺らす 【意味等】①ばちが当たる、悪事の報い、②人の罪状に連座する、責任を引きかぶる、引き受ける、負担する、③湯水などを体にかぶる、④大波などで舟が揺れる、ゆさぶる 、ブランコを強く揺らす |
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80 | かまえてこう |
【標準語】支度をして来よう 【意味等】身支度をして来よう、仕事がしやすい服装に着替えよう |
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81 | かまえる |
【標準語】支度する 【意味等】仕事にかかる前に仕事着などに着替えて準備すること |
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82 | カマキッチョ |
【標準語】カマキリ 【意味等】「オガマナトウサン」「オガンチョロ」「オガメ」「カマギッチョ」「カマキッチョウ」に同じ |
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83 | カマギッチョ |
【標準語】カマキリ 【意味等】「オガマナトウサン」「オガンチョロ」「オガメ」「カマキッチョ」「カマキッチョウ」に同じ |
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84 | カマキッチョウ |
【標準語】カマキリ 【意味等】「オガマナトウサン」「オガンチョロ」「オガメ」「カマキッチョ」「カマギッチョ」に同じ |
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85 | かます |
【標準語】やって退ける、やっつける 【意味等】やり遂げる、やりのける、うまくやり通す、巧みにやり遂げる、やっつける、「かまする」に同じ |
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86 | かまする |
【標準語】やって退ける、やっつける 【意味等】「かます」に同じ |
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87 | がまだす |
【標準語】精出す 【意味等】熱心に働く、頑張る、つとめ励む、熱心にする、一生懸命になる 【同義】がまだす、きばる、はまる、ばりこむ 【参考】がま(我慢)+だす(出す)→我慢を出す(我慢を越える強い意味) 【関連」熊本を中心に九州各地で使われる 【用例】「ああたんごと、あんまとガマダイテ働きよったら…病気いなるが」 →「あなたのように、あまりに精を出して働いてたら…病気になっちゃうよ」 |
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88 | カメイバラ |
【標準語】サルトリイバラ 【意味等】がめの葉、饅頭しば、サルトリイバラ科シオデ属の多年生植物 【同義】カメイバラ、ガメノハ、サンキライ、サンネンウズキ、マンジュウシバ |
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89 | がめに |
【標準語】筑前煮 【意味等】鶏肉やコンニャク、豆腐、寝物野菜(ゴボウ、ニンジン、イモ)、シイタケなど、いろいろな食材を小口に切り、煮込んだ料理、博多の郷土料理 |
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90 | ガメノハ |
【標準語】サルトリイバラ 【意味等】「カメイバラ」に同じ、サルトリイバラの葉 |
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91 | がめのはまんじゅう |
【標準語】米粉饅頭、彼岸饅頭 【意味等】ガメノハでくるんだ米粉の饅頭、【参考】うるちともちの米粉を混ぜ、水で練って餡子を挟んでガメノハに包んで蒸したもので、彼岸などに作る) |
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92 | がめる |
【標準語】①貪る(むさぼる)、②盗む 【意味等】①欲張る、我がちに取り込む、②他人の物をこっそり取る、ごまかす、ちょろまかす |
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93 | がめこむ |
【標準語】独占する 【意味等】欲張って独り占めにするこ |
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94 | かもわん |
【標準語】構わない 【意味等】差し支えない、気に留めない、「かんまん」に同じ |
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95 | かやる |
【標準語】あがる 【意味等】くさる、やがる、卑しめや罵る気持ちを添える言葉 |
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96 | かやんな |
【標準語】あがるな 【意味等】やがるな、卑しめや罵る気持ちを添える言葉 |
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97 | がらるる |
【標準語】怒られる 【意味等】「おごらるる」「がられる」に同じ |
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98 | がられる |
【標準語】怒られる 【意味等】「おごらるる」「がらるる」に同じ |
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99 | かるう |
【標準語】①背負う、②おんぶする 【意味等】①背にのせる、背負う、「かろう」に同じ、②「かんかん(幼児語)」に同じ |
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100 | ~かろ |
【標準語】~だろ、~でしょ 【意味等】~だろ、【用例】痛かろ?→痛いだろ?、蚊い刺されて痒いかろ?→蚊に刺されて痒いでしょ?、おかしかろうもん→おかしいだろうが、んまかろ?→美味しいでしょ?、臭かろ?音のせん屁ばこいたもん→臭いだろ?音がしないオナラをしたもん |
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101 | かろう |
【標準語】①背負う、②おんぶする 【意味等】「かるう」に同じ |
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102 | ~かろうごたあ |
【標準語】~のようだ 【意味等】~のようだ、【用例】んまかろうごたあ→美味しそうだ、キンタマば蹴り上げられてコロンボコロンボしよんなる。えらい痛かろうごたるね→キンタマを蹴り上げられてのた打ち回っている。すごく痛そうだね |
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103 | ~かろうごとある |
【標準語】~のようだ 【意味等】「~かろうごたあ」に同じ |
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104 | がわた |
【標準語】外側 【意味等】「があた」「があたん」「があはた」「がわたん」に同じ |
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105 | がわたん |
【標準語】外側 【意味等】「があた」「があたん」「があはた」「がわた」に同じ |
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106 | がわのもん |
【標準語】第三者 【意味等】当事者以外の者、この事に直接関係のない人、外側の人 |
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107 | かわりごうし |
【標準語】代わるがわる 【意味等】「かたいがたい」「かたりごうし」「かったりごうし」「かってりごうし」「かわりべんたん」に同じ |
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108 | かわりべんたん |
【標準語】代わるがわる 【意味等】「かたいがたい」「かたりごうし」「かったりごうし」「かってりごうし」「かわりごうし」に同じ |
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109 | かんまん |
【標準語】構わない 【意味等】「かもわん」に同じ |
そのほかの博多・糸島弁(イラスト説明なし)
1 | ~か |
【標準語】①~い、②~だ 【意味等】①【用例】赤か→赤い、臭か→臭い、②【用例】簡単か→簡単だ、幼稚か→幼稚だ |
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2 | ~が |
【標準語】~の(①所有関係を表す、②主格を表す) 【意味等】①【用例】あたっか本→私の本、②【用例】雨が降る日なしろしかばい→雨の降る日は鬱陶しい |
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3 | がーが |
【標準語】魚の骨(幼児語) 【意味等】【用例】がーがの喉い刺さった→魚の骨が喉に刺さった |
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4 | があがあ |
【標準語】うるさく 【意味等】騒がしく、やかましく、うるさいく、【用例】そえんガアガア言いなすな→そんなにうるさく言わないで |
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5 | があっぱ |
【標準語】河童 【意味等】①河童、【参考】がわっぱのかわながれ→河童の川流れ(「その道の達人でも失敗することがある」の意、「猿も木から落ちる」に同じ):かわながれ→溺死体(川で溺れて死んだ人、水死者)、②カワウソ、③「がっぱ」「がわっぱ」に同じ |
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6 | かあらつち |
【標準語】粘土 【意味等】粘土、ねばつち(細粒で水分をよく吸収するが、乾くと固くなる土) |
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7 | かい |
【標準語】容量の単位(桶) 【意味等】①イワシなどの小魚を量るときに使う単位、②桶、おけ、③長持、ながもち |
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8 | ~(ん)がい |
【標準語】~の家 【意味等】①~の家、②「~がた」に同じ、【用例】あんた(ん)がい→あなたの家、うち(ん)がた→私の家、先生(ん)がい→先生の家 |
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9 | かいしょなし |
【標準語】甲斐性無し 【意味等】意気地がない人、頼りにならない人、お金にだらしがない人、またその様 |
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10 | かいしんぐ |
【標準語】波除板 【意味等】漁船などの内側に波が打ち込むのを防ぐため立てる板 |
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11 | かいす |
【標準語】返す、孵す 【意味等】①返却する、裏返す、ひっくり返す、②くつがえす、③孵化させる、卵を雛にする、④「かやす」に同じ |
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12 | ~かいた |
【標準語】~した、~してしまった 【意味等】【用例】やらかいた→失敗してしまった、割らかいた→割ってしまった |
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13 | かいてんやき |
【標準語】回転焼き 【意味等】太鼓饅頭、銅板の丸形くぼみに生地を流し込み餡子を入れて焼いた饅頭 |
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14 | ~かいな |
【標準語】~かな 【意味等】①~かな(軽い詠嘆をこめた疑問を表す)、【用例】宝くじい当たらんかいな→宝くじに当たらないかな、②「~かいね」に同じ |
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15 | かいな |
【標準語】腕 【意味等】①ひじと手首の間、②前膊(前腕)、③後膊(後腕)、④肘、⑤かいなんご、わきの下、⑥肩 |
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16 | かいべに |
【標準語】頬紅 【意味等】頬につけて化粧する紅(貝殻などを容器にしていたため) |
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17 | かいほり |
【標準語】貝掘り 【意味等】潮干狩 |
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18 | かいもち |
【標準語】粉をこねて調理した食物 【意味等】①蕎麦掻(そば粉をこねた料理)、そばねり、②ぼた餅、おはぎ、③干鮑を粉にして餅にしたもの、④蕎麦粉や米粉を湯でこねた料理 |
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19 | かいもん |
【標準語】買い物 【意味等】買い物、ショッピング |
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20 | かいる |
【標準語】帰る 【意味等】帰る、帰宅する |
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21 | カイル |
【標準語】カエル 【意味等】「ビキ」に同じ |
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22 | かえき |
【標準語】物々交換 【意味等】お金を使わずに直接、物と物を交換すること、物交 |
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23 | かえきすっ |
【標準語】交換する 【意味等】取り換える、引き換える、取り換えっこする |
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24 | かえだま |
【標準語】替え玉 【意味等】ラーメンのおかわりの麺 |
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25 | かおよごし |
【標準語】顔に泥を塗る 【意味等】恥をかかす、恥辱を与える、面目を失わせる |
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26 | がが |
【標準語】綰物(わげもの) 【意味等】①曲げ物(薄い木材を円形に曲げて作った器)、②提灯の底と口枠 |
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27 | がかい |
【標準語】①体格、②外見 【意味等】①体格、②外部からの見かけ、うわべ、【用例】この家な、がかいはよかばってん耐震補強なすったりやね→この家は、外見は良いけれど耐震補強はダメだね |
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28 | かかえ |
【標準語】畑地用の犂(すき)の一種 【意味等】抱え持って作業をする道具であるため |
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29 | かがし |
【標準語】案山子 【意味等】かかし、農作物への鳥獣害を防ぐための人形、【参考】嗅がしの意…焼いた毛髪を竹のはさんで山の端に立てたことから |
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30 | かがしりこむ |
【標準語】余念がない 【意味等】仕事などに一心になって取り組んでいる様、【同義】かがしりこむ、くぐしりこむ |
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31 | かかしりこむ |
【標準語】うずくまる、隠れる 【意味等】①うずくまる、、しゃがむ、かがむ、②人目につかないようにする、ひそむ、③入牢する、④匂いをかぐ、⑤寒さで手先などがかじかむ、⑥「かごむ」に同じ |
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32 | かがり |
【標準語】煤煙(ばいえん) 【意味等】①すすと煙、②たき火 |
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33 | かがり |
【標準語】魚籠(びく) 【意味等】①釣った魚を入れる竹かご(上部に円筒形の網)、②籠(かご)、③竹籠 ④弁当などを入れる籠、⑤もっこ、畚(ふご:藁や竹などを編んで作った運搬用具) |
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34 | かかりあい |
【標準語】関係している 【意味等】関わり合い、関係している |
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35 | かかりくち |
【標準語】駆け引き 【意味等】商売や交渉、試合などで相手の態度や状況に応じて適当な処置をすること |
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36 | かかりご |
【標準語】跡継ぎ 【意味等】跡取り、代継、後嗣、老後に扶養してもらう子供 |
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37 | かがりつく |
【標準語】しがみつく 【意味等】しがみつく |
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38 | かかりづり |
【標準語】舟釣 【意味等】船釣り(櫓を操ったり、碇を下ろしたり、船を漕ぎ留めして釣ること) |
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39 | かかりもん |
【標準語】税金 【意味等】租税として納める金 |
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40 | かかりゅうど |
【標準語】すねかじり 【意味等】①父母などから学資や生活費をもらっている人、②食客、居候 |
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41 | かかる |
【標準語】船を漕ぎ留める 【意味等】舟が同じ場所に留まるように櫓や碇で操ること |
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42 | かかる |
【標準語】味方する 【意味等】①喧嘩などで一方に加わって助勢すること、②責める、③合格する、受かる、④触れる、触る、⑤干渉する、⑥関する、⑦競争する、⑧厄介になる、寄食する |
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43 | かがる |
【標準語】不完全燃焼 【意味等】空気の回りが悪くて完全に燃えず、煤煙が出ること |
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44 | かがる |
【標準語】むしり取る、布勢をする 【意味等】①むしって取る、もぎとる、草などをむしり取ること、②掻く、ひっかく、 ③布勢をする、服の破れなどに布を縫い付けること |
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45 | がき |
【標準語】①播種溝、②石垣、③川岸、④ひさし 【意味等】①田や畑の畝に掘る種を播くための溝、②ぎざぎざ、刻み目、段、③田畑、④土が崩れぬように山や盛り土などの側面をおさえているもの、石がけ、⑤石段、坂、⑥海岸の石垣に設けた石段、護岸の石垣、⑦砂防用または流勢をそぐために川や海の浅瀬にならべ立てた杭、乱杭、⑧防波堤、⑨桟橋、⑩川岸、⑪家の庇、ひさし、軒下、⑫「がんぎ」「がんぎり」に同じ |
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46 | がきされ |
【標準語】餓鬼、ガキ 【意味等】①人を卑しめ罵る言葉、②罵倒の接尾語、③主として子供を罵るときに使うが、時としては非常識な者に対しても使う、④「がきゃあ」に同じ |
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47 | かきつける |
【標準語】擦る、なする 【意味等】責任または罪を他人に負わせる、転嫁する |
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48 | がきゃあ |
【標準語】餓鬼、ガキ 【意味等】「がきされ」に同じ |
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49 | かくしご |
【標準語】私生児 【意味等】夫婦でない男女の間に生まれた子、ててなし子 |
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50 | かくする |
【標準語】さらえる 【意味等】用例:下水溝な底までかくするとばい→下水溝は底までさらえるんだぞ |
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51 | かくまう |
【標準語】庇う、かばう 【意味等】①助け守る、いたわる、②飼う |
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52 | かぐらかぶ |
【標準語】舞楽の権利 【意味等】特定の氏子に与えられた神前で舞楽(神楽)の奉納ができる権利 |
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53 | かくる |
【標準語】量る、はかる 【意味等】①量りで物の重量を知ろうと試みること、掛けること、②物事の度合いを知ろうと試みること、推し量ること、【用例】①愛情とぜん、どっちば取るかはかりにかくる→愛情と金銭、どちらを手に入れるか推し量る、②ちょっと、ちきりいかけちゃんない→ちょっと、はかり(竿秤)で量ってちょうだい |
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54 | かけ |
【標準語】× 【意味等】ばつ、ペケ、間違い、不正解 |
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55 | がけ |
【標準語】ついで、途中 【意味等】あることをするついでに他の事も一緒にする意味、【用例】行きがけい見てきちゃんない→行く途中で(ついでに)見てきてちょうだい |
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56 | かけあう |
【標準語】相当する 【意味等】つりあうこと、【用例】損害にかけあうの補償ばした→損害に相当する補償をした、【参考】かくる(量る)+あう(合う)→相当する、見合う |
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57 | かけぎ |
【標準語】薪 【意味等】(斤目木)たきぎ、「きんめぎ」に同じ、【参考】目方にかけて売買をすることからいう |
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58 | かけざお |
【標準語】物干竿 【意味等】①物を掛けて干す竿、②手ぬぐいなどを掛けるための竿 |
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59 | かけじ |
【標準語】掛け軸、軸物 【意味等】「かけもん」に同じ |
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60 | かけたなりなげたなり |
【標準語】どっこいどっこい 【意味等】どっこいどっこい |
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61 | かけていく |
【標準語】通う 【意味等】①遠路を行き来する、何度も行く、②通勤する |
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62 | かけのいお |
【標準語】魚の供物 【意味等】①神事で神棚に供える生魚、漁の安全と豊漁を感謝して神に供える生魚 |
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63 | かけぼし |
【標準語】稲乾、稲干し 【意味等】刈り取った稲を田に設置した竿(稲乾竿)にかけて乾かすこと |
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64 | かけもん |
【標準語】掛け軸、軸物 【意味等】「かけじ」に同じ |
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65 | カゴ |
【標準語】コウゾ 【意味等】クワ科の落葉低木、和紙の原料、繊維から和紙をすく |
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66 | かこつける |
【標準語】擦る(なする) 【意味等】「かきつける」に同じ |
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67 | かごむ |
【標準語】うずくまる、隠れる 【意味等】「かがりしこむ」に同じ |
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68 | かさ |
【標準語】疥癬、湿疹、あばた 【意味等】①ヒゼンダニの寄生によって起こる皮膚病、ひぜん、非常に痒い、②瘡(そう)、くさ、湿疹、ただれ、③腫物、おでき、④痘痕(とうこん)、あばた、かさぶた、⑤果物などの虫食い痕、【参考】かさかさ→皮膚病 |
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69 | かざむ |
【標準語】嗅ぐ 【意味等】匂いを鼻で確認する、匂いを嗅ぐ、「かずむ」「かぞむ」に同じ |
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70 | ガサメ |
【標準語】ガザミ 【意味等】ワタリガニ科の海蟹、やや大きめの甲があるカニで食用になる |
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71 | ガサメ |
【標準語】タガメ 【意味等】タガメ科の昆虫、水田などに棲む大型昆虫 |
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72 | かしあみ |
【標準語】立て網、建て網 【意味等】魚群の通路に垣網を張り、袋網に誘導して捕る漁法 |
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73 | かしき |
【標準語】草肥、緑肥 【意味等】肥料として田に鋤き込む草、レンゲやミツバなどの緑肥、【参考】緑肥の根が地中深くの養分(リン酸等)を地表近くまで引き上げる、「かっしき」に同じ |
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74 | かじき |
【標準語】加敷き 【意味等】木造船の側面下部の板、船の底板に接した両側の板 |
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75 | かしききり |
【標準語】草肥刈り 【意味等】夏の終わりころ、緑肥とする草を山や草むらに刈に行くこと |
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76 | かしこまる |
【標準語】正座をする 【意味等】正座をすること |
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77 | かしなんえくぼ |
【標準語】千両えくぼ 【意味等】魅力的で可愛らしいえくぼ、【参考】えくぼが深くて大きいため、蚊を打ってもえくぼにはまって死なないと言う意味 |
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78 | かじょう |
【標準語】釣銭、かえし 【意味等】「おかじょう」に同じ |
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79 | がじる |
【標準語】引っ掻く 【意味等】①爪や棘などで強くかく、②木を折る、③木を盗伐する、④捻挫する、挫く(くじく)、⑤くじる、えぐり取る、⑥掻く、⑦耕す、⑧探す、⑨「かっさく」に同じ |
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80 | がしんたれ |
【標準語】意気地がない人 【意味等】「かいしょなし」に同じ |
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81 | かすうかす |
【標準語】しくしく痛む 【意味等】絶えず少し痛む状態、【用例】胃のかすうかすする→胃がしくしくと痛む |
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82 | がすたれ |
【標準語】弱虫、意気地なし 【意味等】「意気地なし」や「ばか」の意のある人を罵る言葉 |
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83 | かずねる |
【標準語】①数える、②担う 【意味等】①数を数える、勘定する、②担う、担ぐ、③「かんねる」に同じ |
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84 | かすべ |
【標準語】蚊遣(かやり) 【意味等】蚊を追いやるために煙で燻すこと、蚊燻し(かいぶし) |
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85 | かずむ |
【標準語】嗅ぐ 【意味等】「かざむ」「かぞむ」に同じ |
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86 | かずらいし |
【標準語】雨落ち石 【意味等】雨だれが落ちる地面が窪まないように置く石 |
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87 | ガゼ |
【標準語】ウニ 【意味等】ムラサキウニやバフンウニなどウニ類の総称、食用になる |
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88 | かせいする |
【標準語】手伝う 【意味等】肩脱ぐ、一肌脱ぐ、できる限り力を貸す、味方する、【同義】かせいする、かたこしぬく、こしぬく |
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89 | かぜどめごもり |
【標準語】風封じ籠(こもり) 【意味等】風害を防ぐため210日の厄日前に神社に参籠し祈願すること |
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90 | かぞむ |
【標準語】嗅ぐ 【意味等】「かざむ」「かずむ」に同じ |
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91 | かた |
【標準語】恰好 【意味等】①姿、様子、体裁、【参考】かたにならぬ:話にならない、役に立たない、横様、②貨幣の表面、③絵 |
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92 | がた |
【標準語】干潟 【意味等】①潮の引いた潟、②海底の泥地、③小石の海底、④川岸の水に浸りやすい部分、⑤下水溝の泥、⑥泥、⑦石地、石原、⑧岩 |
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93 | ~(ん)がた |
【標準語】~の家 【意味等】「~(ん)がい」に同じ |
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94 | かたいし |
【標準語】ツバキやサザンカの種 【意味等】ツバキやサザンカの種、「かたし」に同じ、【参考】種子の殻が非常に硬く強い |
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95 | かたいしあぶら |
【標準語】椿油 【意味等】ツバキの種子からしぼりとった油、【参考】婦人の整髪料や食用に使う |
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96 | かたいま |
【標準語】片一方 【意味等】片方、片側、かたっぽ |
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97 | かたうま |
【標準語】肩車 【意味等】首にまたがり両肩に腿を掛けてかつがれること、「かたぐま」に同じ |
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98 | かたおんたか |
【標準語】偏重 【意味等】左右の重さが釣り合わない様子 |
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99 | かたか |
【標準語】①堅物、②頑固、ケチ 【意味等】①生真面目で融通のきかない人、もの堅い人、「かたじん」に同じ、②かたくなで、なかなか考えや態度をまげようとしないこと、「かたくわな」に同じ、③ケチな人、「がじ」に同じ |
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100 | かたかた |
【標準語】対のものが不揃い 【意味等】一対である物の片方が欠けること、不揃い、「かたちん」「かったんこ」に同じ |
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101 | がたがた |
【標準語】つべこべ 【意味等】あれこれ生意気にしゃべり立てる様子、逆らって理屈を言う様子、【用例】そえんガタガタ言いなんな→そんなにつべこべと言わないでくれ |
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102 | かたから |
【標準語】まったく 【意味等】ことごとく、すべて、みな、まるで |
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103 | かたぎ |
【標準語】堅い木 【意味等】木質の堅い木、カシなど農具の柄に使う木材 |
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104 | かたぐ |
【標準語】担ぐ 【意味等】肩に掛けて持ち運ぶ、担ぐ、「かたぐる」「かたげる」に同じ |
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105 | かたくま |
【標準語】肩車 【意味等】「かたうま」に同じ |
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106 | かたぐる |
【標準語】担ぐ 【意味等】「かたぐ」「かたげる」に同じ |
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107 | かたくわな |
【標準語】頑固な 【意味等】かたくなな、「かたか」に同じ |
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108 | かたぎん |
【標準語】肩衣 【意味等】丈が短く袖がない仕事着 |
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109 | かたげる |
【標準語】担ぐ 【意味等】「かたぐ」「かたぐる」に同じ |
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110 | かたごう |
【標準語】片側 【意味等】一方の側 |
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111 | かたこしぬく |
【標準語】力を貸してやる、手伝う 【意味等】「かせいする」に同じ |
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112 | かたこと |
【標準語】①片言、②片方の言い分 【意味等】①訛りの言葉、②一方の言い分、【用例】かたことだけ聞いたっちゃ、どっちが悪かか分らん→一方の言い分だけ聞いても、どちらが悪いのか判断できない |
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113 | かたずみ |
【標準語】木炭 【意味等】木炭、木材を蒸焼にして作る炭 |
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114 | かたちん |
【標準語】①対のものが不揃い、②対のものの片方 【意味等】①不揃い、「かたかた」「かったんこ」に同じ、②一対の物の一方、片方、「かたつら」に同じ |
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115 | かたづく |
【標準語】縁付く 【意味等】嫁に行く、嫁ぐ |
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116 | かたっと |
【標準語】ぴったり 【意味等】物の断面や切口が密着する状態、ぴったりと合う様 |
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117 | かたつめ |
【標準語】片端から 【意味等】①一方の端から、【用例】かたつめいしあげちゃり→一方の端から残さないよう仕上げて、②片端から、「かたなぐり」に同じ |
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118 | かたづめる |
【標準語】片寄せる 【意味等】方方に寄せる、片寄らせる |
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119 | かたつら |
【標準語】対のものの片方 【意味等】①「かたちん」に同じ、②斜め、③隻眼(せきがん)、独眼、「かためっちょう」に同じ、④片っぱし、⑤片面、半面 |
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120 | かたなぐり |
【標準語】片端 【意味等】①片端から、【用例】かたなぐりい片付けちゃんない→片っ端から片づけておくれ、②一方の端から、「かたつめ」に同じ |
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121 | かたなし |
【標準語】不漁 【意味等】漁に出て漁獲量が少ないこと |
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122 | かたなわ |
【標準語】舫綱(もやいづな) 【意味等】船をつなぐ綱、【参考】昔は、よりの強い縄を使っていたことから言う |
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123 | かたぬいやげ |
【標準語】肩上げ 【意味等】袖が長い子供服などを肩に縫い上げ縮めること、肩縫い上げ |
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124 | かたのすぼる |
【標準語】気が引ける 【意味等】気が引ける、気後れする |
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125 | かたぶし |
【標準語】肩 【意味等】体の部位としての肩 |
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126 | かたべり |
【標準語】片減り 【意味等】靴底や下駄の歯など履物の底が傾いて減ること |
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127 | かたみだれ |
【標準語】片前下がり 【意味等】着物や服の裾が左右揃わずに一方が下がっている状態、肩前だれ 【同義】かたみだれ、まえさがり 【用例】「誰が着付けばしたとな?せっかくの振袖の、カタミダレいなっとうが」 →「誰が着付けをしたんだい?せっかくの振袖が、方前下がりになっているよ」 |
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128 | かため |
【標準語】①結納、鍵 【意味等】①婚約の証に吉日を選んで婿と嫁の両家で取り交わす金品、②錠前 |
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129 | かためっちょう |
【標準語】隻眼、独眼 【意味等】片目の視力を失った状態、「かたつら」に同じ |
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130 | かたばち |
【標準語】非常太鼓 【意味等】火災や風水害などの非常事態を知らせるため鳴らす太鼓 |
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131 | かたん |
【標準語】叶わない 【意味等】敵することができない、勝てない、【用例】あの人いはどげんしたっちゃかたん→あの人にはどうしても叶わない、「かてん」に同じ |
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132 | かち |
【標準語】①徒歩、②魚群 【意味等】①乗り物を使わず歩くこと、歩行、山や畑へ牛を連れずに一人で行くこと、【参考】古語:かち、②魚の群游(サバやフグなどが多数集まり泳いでいること)、魚群(泳いでいる魚の群れ、海の魚の大群)、③薪、④海の渚に近い所 |
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133 | がち |
【標準語】犬猿の仲 【意味等】①仲の極めて悪い者たち、【用例】部長と課長ながちやけんおうじょうこくやねえ→部長と課長の仲が極めて悪いので閉口している、②反対、食い違い、「がちゃぽん」に同じ |
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134 | かちに |
【標準語】担荷(かつぎに) 【意味等】農作業の途中で食事に帰る時、家に担いで行く草や荷物 |
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135 | カチガラス |
【標準語】カササギ 【意味等】カラス科の鳥、【参考】国内では佐賀平野に限定し、天然記念物に指定 |
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136 | ガチャガチャ |
【標準語】クツワムシ 【意味等】キリギリス科の昆虫、【参考】夏から秋にかけて夕方から草むらで鳴く |
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137 | がちゃぽん |
【標準語】反対 【意味等】反対、「がち」に同じ |
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138 | カツウ |
【標準語】カツオ 【意味等】サバ科の魚、【参考】暖海・外洋性の大型肉食魚で食用になる |
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139 | カツオ菜 |
【標準語】カツオ菜、直隷白菜(チョクレイハクサイ) 【意味等】アブラナ科の白菜、【参考】魚のカツオの香りがする葉物野菜、福岡では正月の雑煮の重要な具材 |
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140 | かつおこさぎ |
【標準語】鰹節削り 【意味等】鰹節を削る鉋(かんな)や小刀、鰹節削り器 |
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141 | かっかする |
【標準語】火照る 【意味等】のぼせて顔が赤くなる、恥らって赤くなる、【類似】赤うなる、【用例】顔のかっかする→顔が火照って赤くなる |
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142 | かっきりかーんと |
【標準語】きちんと 【意味等】きちんと、正確に |
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143 | かつく |
【標準語】懐く 【意味等】なれ親しむ、慕わしく思う、馴染む |
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144 | かっこ |
【標準語】下駄(幼児語) 【意味等】下駄、「がっこん」に同じ |
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145 | がっこん |
【標準語】下駄(幼児語) 【意味等】「がっこ」に同じ |
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146 | がっさい |
【標準語】全部 【意味等】いっさいがっさい、全部、すべて |
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147 | かっさく |
【標準語】引っ掻く 【意味等】「かじる」に同じ |
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148 | かっしき |
【標準語】草肥、緑肥 【意味等】「かしき」に同じ |
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149 | かったりむすび |
【標準語】小間結 【意味等】引いてもとけないようにする結び方、ひもの先端を二度からませて結ぶ、「がっつんむすび」「かって」に同じ |
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150 | かったんこ |
【標準語】対のものが不揃い 【意味等】「かたかた」「かたちん」に同じ |
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151 | がっちう |
【標準語】引き分け 【意味等】引き分け |
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152 | カッチュウ |
【標準語】モズ 【意味等】スズメ目モズ科モズ属に分類される鳥、【参考】小枝や有刺鉄線などに、バッタやカエルなどの獲物を串ざしにする変わった習性がある |
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153 | カッチョウ |
【標準語】①ツグミ、②人を罵る言葉 【意味等】①スズメ目ヒタキ科ツグミ属に分類される鳥、②人を罵る言葉 |
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154 | かっちょうわな |
【標準語】鳥罠 【意味等】立木を曲げ、ひもを張って作った鳥を捕るための跳ね罠 |
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155 | がっつりあう |
【標準語】ぶつかりあう 【意味等】ぶつかりあう、【用例】おらあ…相撲の醍醐味なあ、立ち合いのがっつりあいと思うとう→俺は…相撲の醍醐味は、立ち合いのぶつかり合いと思ってる |
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156 | がっつんごう |
【標準語】ごっつんこ、ごっつりこ 【意味等】頭と頭のはち合わせ、出合いがしらなどで頭をぶつけ合うこと |
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157 | かっつんむすび |
【標準語】小間結 【意味等】「がったりむすび」「かって」に同じ |
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158 | かって |
【標準語】小間結 【意味等】「がったりむすび」「がっつんむすび」に同じ |
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159 | がっぱ |
【標準語】河童、カワウソ 【意味等】「があっぱ」「がわっぱ」に同じ |
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160 | かっぱる |
【標準語】かっぱらう 【意味等】かすめ盗る、すきをねらって他人の物を盗む、「けっぱる」に同じ |
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161 | カッポウドリ |
【標準語】①カッコウ、閑古鳥、②コノハズク、仏法僧鳥 【意味等】①カッコウ目カッコウ科に分類される鳥、②ブッポウソウ目 ブッポウソウ科 に分類される鳥 |
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162 | がっぽり |
【標準語】ごっそり 【意味等】ねこそぎ、全部、【参考】すべての物を残らず取ったり、与えたりする様、【用例】「芋ばイノシシいがっぽりやられた」→「芋をイノシシにねこそぎやられた」 |
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163 | かっぽん |
【標準語】木履(ぽっくり) 【意味等】主に少女が履く駒下駄の一種(幼児語)、【参考】木材の底をくり抜き、後ろ側を丸くして漆で黒や赤に塗った女の子専用の下駄 |
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164 | がつら |
【標準語】がてら 【意味等】~を兼ねて、~のついでに、【用例】散歩い行きがつら、床屋いも行てきた→散歩に行きがてら、床屋にも行ってきた |
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165 | かつれ |
【標準語】①卑しい、飢え(かつえ)、②卑しい人、飢えている人 【意味等】①お腹が減っている、がっついている、②卑しいやつ、 食い意地の張った人、【用例】そえんかつれのごと食いなんな→そんなにがっついて食べるなよ |
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166 | かつれゆーろー |
【標準語】やつれた人 【意味等】やつれたり飢えたりして、幽霊のようになった人 |
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167 | かて |
【標準語】雑穀 【意味等】①米の代用食の、麦やヒエ、アワ、ソバなどの雑穀、②玄米を砕いたもの |
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168 | かてめし |
【標準語】混飯(まぜめし)、雑穀飯 【意味等】いろんな物を入れて炊いた飯、具飯(ぐめし) |
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169 | かてん |
【標準語】叶わない 【意味等】「かたん」に同じ |
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170 | かど |
【標準語】表 【意味等】①外、戸外、家の入口に近い所、②庭、前庭、③門、④便所、⑤使用人に財産を分けて一家を成さしめたもの |
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171 | かどいし |
【標準語】火打石 【意味等】「火花式発火法」に用いる硬質の石、鋼鉄片の火打金に尖った石英などを打ち合わせて出る火花を火口に点火して火を取る |
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172 | かどざるき |
【標準語】挨拶まわり 【意味等】祝言の後に花嫁が関係者の家を挨拶してまわること |
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173 | かどふさぐ |
【標準語】自業自縛 【意味等】自分の行いの結果で自分の身を縛ること、【用例】そえんことするけんかどふさぐったい→そんなことするから、にっちもさっちも行かなくなるんだ |
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174 | カナカナ |
【標準語】ヒグラシ 【意味等】カメムシ目セミ科に属するセミの一種、カナカナと蝉(擬声語)ともいう |
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175 | かなくそ |
【標準語】鉄屎(かなくそ) 【意味等】鉄さび、鉄を鍛える時に剥がれ落ちる鉄塊や焼土塊、鉄くず |
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176 | かなぐわ |
【標準語】肥後鍬(ひごぐわ) 【意味等】田んぼの入排水口を削ったり、草を削り取ったりする鍬 |
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177 | かなづつ |
【標準語】金槌 【意味等】かなづち |
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178 | カナト |
【標準語】カナトフグ、サバフグ 【意味等】フグ科サバフグ属のフグ(シロサバフグ、クロサバフグ)、毒なしフグ |
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179 | カナブン |
【標準語】黄金虫(コガネムシ) 【意味等】甲虫目コガネムシ科の昆虫の総称 |
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180 | がにゃあかなわんどって |
【標準語】一人前の仕事もできないくせに 【意味等】人並みの技量を持っていないことをなじる言いかた 【同義】がにゃあかなわんどって、がねはかなわんのって、がんじゃあかなわんのって、かんでえのすあかなわんどって、がんりいはかなわんのって、のさあかなわん、のすあかなわんどって |
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181 | ガネ |
【標準語】カニ 【意味等】十脚目短尾下目(カニ下目)に属する甲殻類の総称。多くの種類が食用に漁獲される |
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182 | がねうけ |
【標準語】蟹筌(かにうえ) 【意味等】モクズカニを捕るための竹製の筌・うけ、【参考】モズクガニは、イワガニ科に分類されるカニで、高級食材「上海蟹(チュウゴクモクズガニ)」の同属異種) |
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183 | ガネゴモリ |
【標準語】ヤドカリ 【意味等】十脚目ヤドカリ科とオオヤドカリ科に属する節足動物の総称 |
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184 | がねはかなわんのって |
【標準語】一人前の仕事もできないくせに 【意味等】「がにゃあかなわんどって」に同じ |
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185 | カノシシ |
【標準語】シカ 【意味等】鯨偶蹄目シカ科 に属する哺乳類の総称、二ホンシカ |
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186 | カノンバ |
【標準語】ミカドガガンボ(帝大蚊) 【意味等】双翅目糸角亜目ガガンボ科に属する昆虫の1分類群、片方の羽の長さが4cm以上もあるガガンボ(大蚊)で日本最大の種 |
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187 | かのんばのようじんあし |
【標準語】貧弱な柱 【意味等】ガガンボ(大蚊)の足が細長いことから大きな家の小さな柱のことを言う |
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188 | がばと |
【標準語】たくさん、すごく 【意味等】大層、大量、「がま」「がまと」「がまん」に同じ、【用例】ツクシばがばと採ってきた→ツクシをたくさん採ってきた、【参考】「がば」や「がばい」は筑後弁や佐賀弁 |
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189 | かぶ |
【標準語】カビ 【意味等】黴、かび |
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190 | かぶく |
【標準語】垂れる、垂れさがる 【意味等】稲穂が実った重さで垂れさがること |
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191 | かぶたおこし |
【標準語】田を鋤き起こす 【意味等】稲刈りの終わった(まだ稲株がある)田んぼを裏作のために鋤き起こすこと、春になって田んぼを最初に鋤き起こすこと |
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192 | かぶたん |
【標準語】①切り株、②果実がたわわに実った様 【意味等】①切ったり刈ったりした草木の株、②一本の茎に沢山の果実などがなること、【用例】カキのカブタになって生えとる→カキがたわわに実っている |
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193 | かぶと |
【標準語】鶏冠(とさか)、頭巾 【意味等】①ニワトリなどの頭部にある肉質の冠状物、とさか、肉冠、②雪の時などにかぶる頭巾 |
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194 | かぶりつく |
【標準語】①噛み付く、②一口乗っかる、③抱きつく 【意味等】①相手が痛みを感じるほど強く歯や牙で食いつく、②話や誘いに一口乗っかる、③抱きつく、かじりつく |
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195 | かべ |
【標準語】塀(へい) 【意味等】①囲い、垣(かき)、家屋や土地の境界にするため板や石、土などで造ったもの、②岩壁、崖(がけ) |
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196 | カベコ |
【標準語】ニホンヤモリ 【意味等】爬虫綱有鱗目ヤモリ科ヤモリ属に分類されるトカゲの一種、「カベチョロ」に同じ |
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197 | カベチョロ |
【標準語】ニホンヤモリ 【意味等】「カベコ」に同じ |
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198 | がぼがぼ |
【標準語】がばがば、ぶかぶか 【意味等】がばがば、大きすぎてゆるゆるなさまを表す語【用例】兄ちゃんの長靴やけんガボガボやもん→お兄ちゃんの長靴だからブカブカだもの |
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199 | がぼつく |
【標準語】がばがばする 【意味等】靴などが大きすぎて足に合わない様子 |
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200 | かま |
【標準語】竃(かまど)、貯蔵穴 【意味等】①くど、へっつい、土や石などで築いたかまど、鍋や釜を火にかけて煮炊きするもの、②鉄びん、③貯蔵決、【参考】サツマイモを保存するための穴→いもガマ |
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201 | がま |
【標準語】頑丈、乱暴、いたずら者、横着者、たくさん 【意味等】①がっしりしていること、人や物が堅固で丈夫なこと、【用例】ガマとしている→頑丈だ、②粗暴、乱暴、③いたずら者、④横着、ずるいこと、⑤たくさん、たいそう、「がばと」「がまん」に同じ |
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202 | かまあげ |
【標準語】鎌納(かまおさめ) 【意味等】①稲刈りが完了した時の祝い、酒盛り、②稲刈りを終えた夜に作るご馳走 |
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203 | かまいれ |
【標準語】稲刈り始め 【意味等】稲刈り始めの日のこと |
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204 | かまう |
【標準語】構いつける 【意味等】相手にする、とりあう、【用例】捨て猫やらかまいなんな、ついてくるばい→捨て猫なんか相手にするな、ついてくるよ |
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205 | かまうち |
【標準語】かまど築 【意味等】炭がまなどの天井部分を築くこと |
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206 | かまかり |
【標準語】法事 【意味等】法要、【参考】釜借:法要には米と銭を持って行くので、場所と釜を借りればできると言う意味 |
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207 | かまぎ |
【標準語】①飛沫、②叺(かます)、③4斗 【意味等】①強風による海上のしぶき、②かます、かまき、かまけ、穀物などを入れるわらむしろの袋、「かまげ」に同じ、③かます1杯に4斗入ることから言う(72.156ℓに当たる) |
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208 | かまぎんたつ |
【標準語】繁吹く(しぶく) 【意味等】波頭が強風に煽られて、飛沫となって飛び散ること |
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209 | かまげ |
【標準語】①飛沫、②叺(かます)、③4斗 【意味等】「かまぎ」に同じ |
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210 | かまごえ |
【標準語】根肥(ねごえ) 【意味等】カボチャなどの追肥、穴を掘って肥料を埋める |
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211 | かましゃくれた |
【標準語】こましゃくれた 【意味等】ませた子どもの様、大人びて小ざかしい言動をする子どもの様子。 |
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212 | がませる |
【標準語】①コマを打ち付ける、②合戦させる、噛み合わせる 【意味等】①コマをぶつけ合うこと(子どもの遊び)、【用例】どのコマいがましょうか?→そのコマにぶつけようか?、②コガネグモの雌に噛み合いをさせること、犬を闘わせること |
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213 | かまち |
【標準語】縁 【意味等】①物の端、縁(へり)、めぐり、【用例】囲炉裏のカマチ→囲炉裏の縁、②端、外れ、③畑の境、④台所から座敷へあがる板縁 |
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214 | かまつち |
【標準語】粘土 【意味等】粘土(竃土(かまつち)、赤土を含む) |
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215 | がまと |
【標準語】たくさん、すごく 【意味等】「がばと」「がま」「がまん」に同じ |
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216 | かまとり |
【標準語】釜つかみ 【意味等】釜取、【参考】釜をかまどなどに掛けたり外したりする時に使う、藁や布で作った道具 |
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217 | かまもち |
【標準語】ぼたもち 【意味等】おはぎ、ぼたもち、【参考】うるちともち米を混ぜて炊き、軽くついて丸めあんこ、きな粉などをまぶしたもの |
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218 | かまぶたかぶせ |
【標準語】嫁迎え 【意味等】嫁が婚家に入るとき、嫁の頭上に釜の蓋をかぶせるようにして迎え入れる風習 |
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219 | がまん |
【標準語】たくさん、すごく 【意味等】「がばと」「がま」「がまと」 |
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220 | かみいい |
【標準語】髪結い 【意味等】髪結い |
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221 | かみいいさん |
【標準語】美容院、髪結いをする人や店 【意味等】髪結いを職業とする婦人、髪結いを業とする店 |
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222 | かみだなかくし |
【標準語】神棚隠し 【意味等】家に死人が出ると直ちに神棚に白紙を貼って隠すこと(忌みの行事) |
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223 | かみつみや |
【標準語】理髪店 【意味等】理髪店、頭髪を刈り整えることを業としている店 |
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224 | がむ |
【標準語】噛み合う 【意味等】犬などの喧嘩、犬などが互いに噛み争うこと |
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225 | ガメ |
【標準語】①スッポン、②ゲンゴロウ 【意味等】①爬虫綱カメ目スッポン科キョクトウスッポン属に分類されるカメ、②コウチュウ目ゲンゴロウ科ゲンゴロウ亜科ゲンゴロウ属の水生昆虫 |
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226 | かめかいさんにょう |
【標準語】算用が合わないこと 【意味等】計算が合わない、算用が合わない |
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227 | かめそうだ |
【標準語】亀の子タワシ 【意味等】シュロの繊維などを短く切り揃えて針金で長円形に束ねたタワシ、形が亀に似ている |
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228 | がめのこう |
【標準語】亀の甲 【意味等】亀の甲、【参考】がめの甲より年の劫(こう)→人間にとって大切なことは年劫を経ること、長年の経験が大切であるの意味 |
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229 | カヤ |
【標準語】①ススキ、②クマザサ、③薪 【意味等】①イネ科ススキ属の植物、②イネ科ササ属の植物の1種、③薪、④松の落葉 |
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230 | かやす |
【標準語】返す、孵す 【意味等】「かいす」に同じ |
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231 | がら |
【標準語】コークス、鳥ガラ 【意味等】多孔質・無煙の炭素質固体燃料、鳥骨 |
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232 | からうす |
【標準語】からうす 【意味等】水車で穀類などをつくもの、うす |
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233 | カライモ |
【標準語】サツマイモ 【意味等】甘藷、ヒルガオ科サツマイモ属の植物、およびその根塊(芋の部分) 【参考】由来は、サツマイモの別称「唐芋(からいも)」 【同義】カライモ、カンショ、トイモ、トウノイモ、リュウキュウイモ |
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234 | ガラガラ |
【標準語】①ナズナ、②アブラゼミ 【意味等】①アブラナ科ナズナ属の越年草、別名:ペンペングサ(ぺんぺん草)、②カメムシ目(半翅目)ヨコバイ亜目(同翅亜目)セミ科に分類されるセミの一種。褐色の不透明な翅をもつ大型のセミ、③「がらんがらん」に同じ |
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235 | がらがら |
【標準語】①土鈴、②鳴子、③鈴生りの状態、④口やかましい人 【意味等】①土製の鈴、土を焼いてつくった鈴、魔除けなどにする鈴、②鳴子(なるこ)、幼児の玩具、③小さな渋柿がたくさんなっている様、④口やかましい人、⑤「がらんがらん」に同じ |
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236 | がらがらがき |
【標準語】信濃柿(シナノガキ)、君遷子 【意味等】東北アジア原産のカキノキ属の植物、別名:マメガキ、ブドウガキ、センナリガキ、【参考】信越地方から東北地方で栽培され、果実は小さくブドウの房状につく。未熟のものから柿渋(かきしぶ)をとる |
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237 | からぐる |
【標準語】端折る 【意味等】はしょる、「からげる」に同じ |
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238 | からげ |
【標準語】腰紐 【意味等】腰に締めるひも(特に婦人の場合) |
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239 | からげる |
【標準語】端折る 【意味等】着物の裾を折って帯にはさむ、はしょる、荷をくくる、「からぐる」に同じ |
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240 | カラシ |
【標準語】アブラナ 【意味等】アブラナ科アブラナ属の2年生植物、別名:ナノハナ(菜の花)、ナタネ(菜種)、【参考】古くから野菜として、また油を採るため栽培されてきた作物 |
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241 | からしあぶら |
【標準語】菜種油 【意味等】菜種(アブラナ)から採取した油、たねあぶら |
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242 | からしたかな |
【標準語】辛子高菜 【意味等】タカナの葉をトウガラシなどで漬けこんだ漬物、高菜漬けを細かく刻んで唐辛子や白ごまなどと一緒にごま油で炒めたもの(九州地方の特産物)、【参考】博多ラーメンのトッピングとして欠かせない |
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243 | からしがら |
【標準語】菜殻 【意味等】菜種を取った後の殻、なたねがら |
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244 | からしきり |
【標準語】小形の唐鍬 【意味等】アブラナを刈り取る時に使用する片手打ちの唐鍬 |
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245 | からしめんたいこ |
【標準語】辛子明太子 【意味等】スケトウダラの卵巣(たらこ)を唐辛子などが入った調味液に漬け込んだ食べ物(博多の名産品)、【参考】韓国ではタラのことを「明太=ミョンテ」といい、その「明太」の子なので「明太子」という |
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246 | からしやき |
【標準語】菜殻火(なからび) 【意味等】アブラナの種子を取った後の枝や茎を、土壌改良を目的に田んぼで焼いて処分すること |
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247 | からすいし |
【標準語】黒曜石(こくようせき) 【意味等】火山岩の一種(黒曜岩)、黒曜岩を加工した宝石、【参考】ガラスに似た性質で、割ると非常に鋭い破断面を示すことから、先史時代よりナイフや鏃(やじり)、槍の穂先などの石器として長く使用された |
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248 | カラスギャア |
【標準語】苔烏貝(コケカラスガイ) 【意味等】軟体動物門二枚貝綱イガイ科の二枚貝、【参考】有明海の特産で肥料にするほか、ゆでて剥き身として食される、真のカラスガイ(淡水産)とは別品種である |
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249 | カラスグチナワ |
【標準語】ヤマカガシ 【意味等】、有鱗目ナミヘビ科ヤマカガシ属に分類されるヘビ、【参考】有毒(特定動物)、頸腺毒とデュベルノワ腺毒の2種類を有する |
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250 | からすなえ |
【標準語】こむら返り、足のつり 【意味等】「からすなへ」に同じ |
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251 | からすなへ |
【標準語】こむら返り、足のつり 【意味等】こむら返り、筋肉が急にけいれんを起して動かすことができなくなること、「からすなえ」に同じ(古語) |
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252 | ~からに |
【標準語】~ながら 【意味等】~にもかかわらず、【参考】対象者の行動(行為)が矛盾する関係にあるという意味を表す、【用例】わがでしとってからに、しれーっと知らんふりばしよんなる→自分でしておきながら、しらッと知らないふりをしている |
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253 | ガラミ |
【標準語】ノブドウ(野葡萄) 【意味等】ブドウ科ノブドウ属に属するつる性落葉低木、「ガレブ」に同じ、別名:イヌブドウ、カラスブドウ、【参考】本来の実は白く、虫が寄生して青色や紫色になる寄生果、食べられない |
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254 | がらんがらん |
【標準語】①鳴子、②幼児の玩具、③ナズナ、④アブラゼミ、⑤どんどん、⑥たくさん、⑦大鈴 【意味等】①鳴子の(擬声語)、田畑などの害鳥をおどす道具の一つ(小さな竹筒を並べて板につけ縄を引いて鳴らすもの)、「がらがら」に同じ、②でんでん太鼓、幼児の玩具、「がらがら」に同じ、③ナズナ、「ガラガラ」に同じ、④アブラゼミ、「ガラガラ」に同じ、⑤どんどん、【用例】ガランガラン走る→どんどん走る、⑥たくさん、⑦神社の拝殿に下がっている大鈴 |
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255 | がりごま |
【標準語】乾反独楽(ひぞりごま) 【意味等】くねって回るこま(児童語) |
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256 | がる |
【標準語】くねり回る、ぶれる 【意味等】あちらこちらへと動く、ぶれる、不安定、【用例】このコマなようガルね→このコマはよくあちらこちらへと動くね(コマ遊びの時)、あいつは走るとの速かばってんがちょっとがっとうごたあ→あいつは走るのが速いけど少しぶれているようだ |
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257 | かれこぎ |
【標準語】枯れ枝 【意味等】①枯れた木の枝、②枯松葉 |
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258 | ガレブ |
【標準語】ノブドウ(野葡萄) 【意味等】「ガラミ」に同じ |
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259 | かろ |
【標準語】角 【意味等】街角、交差点、【参考】「かろのうろん(店舗名):角のうどん屋の意 |
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260 | かわす |
【標準語】くぐる、かいくぐる 【意味等】魚が網の下をくぐり逃げ出すこと |
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261 | がわっぱ |
【標準語】河童 【意味等】「がっぱ」「があっぱ」に同じ |
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262 | がわっぱのかわながれ |
【標準語】河童の川流れ 【意味等】「その道の達人でも失敗することがある」の意、「猿も木から落ちる」に同じ)、【参考】かわながれ→溺死体(川で溺れて死んだ人、水死者) |
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263 | かわながれ |
【標準語】①溺死者、②虹、③無駄 【意味等】①(川流れ)水におぼれて死んだ者、水死者、②虹(にじ)、③無駄になること |
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264 | かわら |
【標準語】船底材(漁船) 【意味等】船首から船尾まで通した厚い船底をなす板材 |
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265 | かわらうえ |
【標準語】かわら祝い 【意味等】船の建造途中で船底ができた時にするお祝い、「かわらずえ」に同じ |
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266 | かわらずえ |
【標準語】かわら祝い 【意味等】「かわらうえ」に同じ |
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267 | カンイチゴ |
【標準語】フユイチゴ 【意味等】バラ科キイチゴ属の常緑匍匐性の小低木 |
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268 | かんおち |
【標準語】秋冷になる 【意味等】夏が過ぎ、急に秋の冷ややかさになること |
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269 | かんがえ |
【標準語】占い 【意味等】占うこと、占い師 |
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270 | かんからかぜ |
【標準語】乾風 【意味等】湿気や雨を伴わず激しく吹く風、空っ風 |
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271 | かんからかん |
【標準語】からから 【意味等】池などに水がなく乾ききった様、【用例】干ばつでため池のかんからかんになっとう→干ばつでため池がカラカラになっている |
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272 | がんがらがん |
【標準語】とんとん 【意味等】損益なし、とんとん、空っけつ、【参考】商売などの収支に差のないときに言う、【用例】今日の商いなガンガラガンやったバイ→今日の商いは損益なしだったよ、「がんがらがんのすっぱっぱあ」に同じ |
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273 | がんがらがんのすっぱっぱあ |
【標準語】とんとん 【意味等】「がんがらがん」に同じ、「がんがらがん」の強調系 |
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274 | かんかん |
【標準語】おんぶ、髪の毛、頭巾、空き缶、楔(くさび) 【意味等】 1)おんぶの「かんかん」 《意味》子供を背負うこと、背負われること(幼児語) 《用例》「母ちゃんカンカンして」→「母ちゃんおんぶして」 2)髪の毛の「かんかん」 《意味》髪の毛(幼児語) 《参考》語源は「かんざし」、髪に刺すため「髪の毛」も意味する 3)頭巾の「かんかん」 《意味》漁師が寒期に使用する袋状の布製頭巾(漁業用語) 《同義》かんかん、のうはい(糸島市船越) 4)空き缶の「かんかん」 《意味》缶詰かジュースなどの空き缶 《参考》カンカンと音がするから、大型の缶は「がんがん」という 5)楔(くさび)の「かんかん」 《意味》堅い木製や金属製のV字形の楔、木の小片 《参考》木や石を割る、重い物を押し上げる、間に差し込んで固定する時などに使う |
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275 | がんがん |
【標準語】空き缶(大型) 【意味等】1斗缶のような大形の空き缶、石油缶、ドラム缶 |
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276 | がんがんいう |
【標準語】怒鳴る 【意味等】大声で文句を言う、【用例】あの爺さんくさ「店員の対応の悪か」ってガンガン言いよんなあ→あのお爺さんだろ「店員の対応が悪い」と大声で文句を言ってるよ |
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277 | がんぎ |
【標準語】①播種溝、②石垣、③川岸、④ひさし 【意味等】「がき」「がんぎり」に同じ |
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278 | がんぎきり |
【標準語】播種溝掘り 【意味等】畝(うね)の上に鍬で播種溝を掘ること |
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279 | がんぎり |
【標準語】①播種溝、②石垣、③川岸、④ひさし 【意味等】「がき」「がんぎ」に同じ |
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280 | かんぐる |
【標準語】当て推量 【意味等】拠り所のない自分勝手な推量 |
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281 | かんけり |
【標準語】鬼ごっこ、缶蹴り 【意味等】空き缶を使って行う子供のかくれんぼ |
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282 | カンゴ |
【標準語】ムカゴ(零余子) 【意味等】植物の栄養繁殖器官の一つで、ヤマノイモやナガイモ、オニユリなどのわき芽が養分を貯え肥大化した部分、【参考】一般には山芋類のムカゴを指す、灰色の楕円形で表面に突起があり葉腋につく。塩ゆで、煎る、米と炊き込むなどの調理法がある |
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283 | かんころ |
【標準語】切り干し 【意味等】①ダイコンやサツマイモを薄く切って、日に干したもの、②切り干し大根、 ③サツマイモの切り干し、④干し芋 |
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284 | かんころだご |
【標準語】芋団子 【意味等】サツマイモの切り干しで作った団子 |
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285 | がんじがらけ |
【標準語】がんじがらめ 【意味等】①しっかりと念入りにくくること、束縛が多くて自由な行動が取れないこと |
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286 | がんじゃあかなわんのって |
【標準語】一人前の仕事もできないくせに 【意味等】「がにゃあかなわんどって」に同じ |
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287 | かんしゃくばばあ |
【標準語】癇癪婆、口うるさい婆 【意味等】ちょっとしたことにも口うるさく小言を言う婆さん、口やかましい婆さん(罵って言う言葉) |
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288 | かんしょ |
【標準語】サツマイモ 【意味等】甘藷、「からいも」に同じ |
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289 | かんじょう |
【標準語】①倹約、②予定、③都合 【意味等】①予算を減らして無駄遣いをしないこと、節約、【用例】小遣いなかんじょうして使いない→お小遣いは節約して使いなさい、②予定、つもり、③都合、具合 |
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290 | かんじょうか |
【標準語】倹約家 【意味等】費用を減らして無駄遣いをしない人、約やかな人、節約家 |
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291 | かんじこより |
【標準語】紙縒り(こより) 【意味等】細かく切った紙によりをかけて細い紐としたもの、かんぜより、【同義】かんじこより、こうより |
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292 | かんじる |
【標準語】冷える 【意味等】冷える、寒じる、【用例】かんじる思うたら雪の降りようもん→冷えるなと思ったら雪が降っているよ |
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293 | がんち |
【標準語】片目 【意味等】片目の不自由な状態、片目の不自由な人 |
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294 | がんつい |
【標準語】がめつい 【意味等】欲が深くてケチ、お金にがっちりしている、締り屋で押しが強い |
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295 | かんつき |
【標準語】大鍋 【意味等】鐶付(かんつき:環状の金具(耳)がついた)の大鍋や茶釜 |
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296 | カンヅケ |
【標準語】タクワン 【意味等】沢庵漬け、寒漬け |
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297 | がんづめうち |
【標準語】田の草取り 【意味等】がんづめ(形が雁の爪に似た農具)で田の表面を掘り返しながらする2回目の除草作業、 |
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298 | がんづめなおし |
【標準語】田の草取り 【意味等】凸凹になった田の表面を手で平にしながらする3回目の除草作業 |
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299 | かんつりあげる |
【標準語】のぼせ上がる、感情的になる 【意味等】逆上する、かっとなる、【用例】あっちの奥さんな、すぐカンツリアゲなるけん用心しときない→あっちの奥さんは、すぐに感情的になるので用心しておきなさい |
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300 | かんでえのすあかなわんどって |
【標準語】一人前の仕事もできないくせに 【意味等】「がにゃあかなわんどって」に同じ |
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301 | かんてき |
【標準語】七輪 【意味等】土や金属製の持ち運びのできる小さなコンロ、火鉢の中に入れて暖房や調理に使う |
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302 | がんねがかなわぬ |
【標準語】一人前の仕事ができない 【意味等】①「がにゃあかなわんどって」に同じ、②身体の動きが思うようにならない、③腕力が弱い、非力である |
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303 | かんねる |
【標準語】①数える、②担う 【意味等】「かずねる」に同じ |
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304 | かんのっさん |
【標準語】神主 【意味等】神官、神社に奉仕する者の長 |
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305 | かんばら |
【標準語】霜腹(しもばら) 【意味等】寒い日に冷え込んで起こる腹痛、霜の降りる寒い夜に冷え込んで起こる腹痛 |
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306 | かんぱん |
【標準語】看板 【意味等】看板 |
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307 | かんびん |
【標準語】燗徳利 【意味等】酒の燗(かん)をつける徳利 |
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308 | かんまち |
【標準語】神迎 【意味等】陰暦10月晦日に出雲大社に集まっていた神々が帰ってくるのを迎えること、またその祭事 |
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309 | かんやい |
【標準語】寒さ 【意味等】寒いこと、寒い度合、気候、【用例】カンヤイのだいぶ良うなりました→だいぶ寒くなりました |
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310 | カンラン |
【標準語】玉菜(玉菜:キャベツ) 【意味等】アブラナ科アブラナ属の多年草、キャベツ、甘藍 |
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311 | がんりいはかなわんのって |
【標準語】一人前の仕事もできないくせに 【意味等】「がにゃあかなわんどって」に同じ |