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「け(ケ)」の博多・糸島弁

イラストで説明

1 げいのおおか
  【標準語】仕事の種類が多い
【意味等】一つの仕事をするのにいろいろとすることが多いこと
2 けえがれ
  【標準語】弱虫
【意味等】意気地がないと罵って言うことば
3 げえしゃ
  【標準語】芸達者
【意味等】①芸が上手な人、②いろいろ面白いまねをする人、③男芸者、太鼓持ち
4 けえたらまいげ
  【標準語】八の字眉
【意味等】外側が下がった八の字の形の眉、【同義】きゃあたらまいげ、きゃあたれまいげ、けえたらまいげ、けえだれまいげ
5 げさく
  【標準語】下品、下卑
【意味等】①品の劣ったこと、卑しいこと、意地汚いこと、②粗末
6 げさくな
  【標準語】下品な
【意味等】品性や品格が劣っていること、卑しいこと、【同義】げさくな、げさっか
7 げさくたらしか
  【標準語】下卑たらしい
【意味等】いかにも品が劣っていること、いかにも卑しいこと
8 げさっか
  【標準語】下品な
【意味等】「げさくな」に同じ
9 けそけそ
  【標準語】きょろきょろ、そわそわ
【意味等】①周囲に目を配って落着きなく見回す様子、落着きのない様、そわそわ、②ためらう様子、③満たされていない状態、④ぞんざい、粗略、⑤日の暮れる様、⑥平気な様子、しゃあしゃあとしている、⑦張り合いの抜けた様
10 けそけそしなんな
  【標準語】キョロキョロするな
【意味等】ソワソワせずに落ちつくように叱責、キョロキョロするな・ウロウロするな……役にも立たない動きをするな、【同義】こせこせしやんな
11 けたくそ
  【標準語】幸先、験(げん)
【意味等】縁起、前兆、【参考】「けたくそ」は「げん(験)」のこと、「げん」は「縁起」の逆さことば「ぎえん」が語源。江戸時代のヤクザ言葉である。また、「げん(験)」には「仏道修行を積んだ徳」や「効き目」、「効果」の意味もあり、一般に使われるようになった
12 けたくそわるか
  【標準語】げんが悪い
【意味等】縁起が悪い、忌々しい、不愉快、【同義】けたくそわるか、けったくそんわるか、げんくそわるい、げんのわるか、【対義】げんのよか
13 けたぐる
  【標準語】蹴飛ばす
【意味等】蹴る、蹴飛ばす、【同義】けたぐる、けったぐる、けばちーかす、【類義】①けちらかす:蹴散らす、突き飛ばす、②けっくりかえす:蹴り倒す、③けばちかいとる:蹴り捨てる、降り捨てる
14 けち
  【標準語】けち、不吉、狡猾
【意味等】不吉な状況、縁起の悪い様、前兆が悪いこと、【用例】「ケチがつく」→「不吉な状況が発生する」
15 けちい
  【標準語】けちだ、狡い
【意味等】けちなことや狡いことをした時の非難の言葉、悪口、【類義】こすか
16 けちか
  【標準語】けちだ、狡い
【意味等】「けちい」に同じ
17 けちらかす
  【標準語】蹴散らす、突き飛ばす
【意味等】足を使った攻撃を中心に攻めていく様
18 けっくりかえす
  【標準語】蹴り倒す
【意味等】蹴って相手を転倒させること
19 けったくる
  【標準語】蹴飛ばす
【意味等】「けたぐる」に同じ
20 けったくそんわるか
  【標準語】げんが悪い
【意味等】「けたくそわるか」に同じ
21 げってん
  【標準語】変人
【意味等】一風変わった人、変わり者、頑固者、一徹者、偏屈
22 げってんまわす
  【標準語】意固地になって周りに迷惑をかける
【意味等】意固地になって周りに迷惑をかける
23 けっぱる
  【標準語】かすめとる、かっぱらう
【意味等】人目をごまかして取る、あざむいて奪い取る、盗む
24 ~げな
  【標準語】①~そうだ、②~らしい、③~のような
【意味等】①伝聞の意、【用例】「昔は美人やったげな」→「昔は美人だったそうだ」、②推量の意、③あげな:あのような、こげな:このような、そげな:そのような
25 げなげなばなし
  【標準語】①昔話、②根拠のない話
【意味等】①過ぎ去った日の話、昔あった話、昔語り、②聞き伝えのあやふやな話、根拠のない話
26 けばちかいとる
  【標準語】蹴り捨てる
【意味等】蹴り捨てる、振り捨てる、【類義】けたぐる、けちらかす、けっくりかえす
27 けばちかーす
  【標準語】蹴飛ばす
【意味等】「けたぐる」に同じ
28 けわしい
  【標準語】忙しい
【意味等】①急ぐこと、急くこと、【用例】「ケワシカ仕事」→「急ぎの仕事」、②繁忙、せわしい、③繁くあること、【同義】けわしい、けわしか
29 けわしか
  【標準語】忙しい
【意味等】「けわしい」に同じ
30 けわしごえ
  【標準語】怒鳴り声
【意味等】怒って大声で喚く声、大声で呼ぶ声、【用例】「昨日のケワシゴエな、隣の夫婦喧嘩げなよ」→「昨日の怒鳴り声は、隣の夫婦喧嘩だそうよ」
31 ~けん
  【標準語】~から
【意味等】①原因、理由を表わす、【参考】接続助詞:活用語の終止形につく、【用例】「雨の降るケン遊ばれん」→「雨が降るから遊べない」、②けれども、③~だから、【参考】断定のような意の助詞、【用例】「あんたが壊したっちゃけん、まどわなあ」→「あんたが壊したのだから、弁償しなきゃ」
32 げんくそわるい
  【標準語】げんが悪い
【意味等】「けたくそわるか」に同じ
33 けんたい
  【標準語】当たり前、横柄、共用
【意味等】
(1)「当たり前」のけんたい
《意味》そうあるべきこと、当然
《用例》「そんくらい、ケンタイやろうもん…困っとうときゃあお互い様やけん」
 →「そのくらい、当たり前だろうが…困っているときはお互い様だから」
(2)「横柄」のけんたい
《意味》威張っている様子、横柄
《用例》「そえなケンタイか物言いななかろうもん、わがが偉かやら思うとらんや?」
 →「そんな横柄なものの言い方はないだろう、自分が偉いくらい思ってないか?」
(3)「共有」のけんたい
《意味》共同して使用すること、一緒に使うこと
《同義》けんたい、もやい
《用例》「ハサミなグループい、いっちょしかなかけん…ケンタイで使うちゃり」
 →「ハサミはグループに、一つしかないから、共用して使ってください」
34 けんたいでものばいう
  【標準語】当然のように言う
【意味等】当たり前のように言う
35 けんたいぶる
  【標準語】威張る
【意味等】横柄に振る舞う
36 げんなり
  【標準語】がっくり
【意味等】がっかり、失望、落胆、絶望、幻滅
【同義】がっぱし、ぐっしゃり、ぐらり、げんなり、よっちゃり
【参考】
・精神的・肉体的なダメージを受けて気力をなくす状況
・「げんなり」は、食べたあとのもたれる感じ、胃もたれの感覚の意味もある
【用例】「5年ばい…5年もつきおうて振らるるとよ…もうゲンナリたい」
 →「5年だよ…5年もつき合って振られるんだぞ…もうがっくりだよ」
37 げんのわるか
  【標準語】げんが悪い
【意味等】「けたくそわるか」に同じ
38 げんのよか
  【標準語】げんが良い
【意味等】縁起が良い、幸先がいい、【対義】けたくそわるか、けったくそんわるか、げんくそわるい、げんのわるか

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そのほかの博多・糸島弁(イラスト説明なし)

1
  【標準語】個(幼児語)
【意味等】「き」に同じ
2
  【標準語】軒
【意味等】屋根の下端の建物から差し出た部分、ひさし、【同義】げ、げや
3 ~げー
  【標準語】~に
【意味等】~に、【用例】「映画ば観げーに行こう。しまえたら、飯ば食べげーいこう」→「映画を観に行こう。終わったら、ご飯を食べに行こう」
4 けー
  【標準語】しまった
【意味等】しまった
5 けーけー
  【標準語】ギリギリ
【意味等】ぎりぎり、【用例】「彼女な、新幹線の出発するけーけーまで待っとんなったとやが」→「彼女は、新幹線が出発するぎりぎりまで待っていたんだよ」
6 げーこ
  【標準語】芸妓、芸者
【意味等】音曲や歌舞などで酒宴の興を助けることを業とする女性、【同義】げーこ、げいこ
7 けーしもうた
  【標準語】ああ、しまった
【意味等】「しもうた」の強調
8 ケーツブロ
  【標準語】カイツブリ
【意味等】カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属に分類される鳥類の一種、【同義】キャアツブロ、ケーツブロ、ケエツブロ、ケツグロ
9 けあう
  【標準語】五分五分
【意味等】同じくらいの実力、【用例】「あんた頭んよかねぇ。うちの高校の成績1番とけあうばい」→「あなた頭がいいねぇ。うちの高校の成績1番と五分五分だよ」
10 げいこ
  【標準語】芸妓、芸者
【意味等】「げーこ」に同じ
11 ゲイシャバナ
  【標準語】サルビア
【意味等】シソ科アキギリ属の1種のブラジル原産の草本、【参考】香料または薬用植物として栽培
12 げいしょうもかなわんな
  【標準語】柄にもなく
【意味等】手腕・力量もないのに、分不相応な
13 ケエツブロウ
  【標準語】カイツブリ
【意味等】「ケーツブロウ」に同じ
14 ケキリムシ
  【標準語】カミキリムシ
【意味等】コウチュウ目カミキリムシ科に分類される甲虫の総称、【参考】ごく一部の種を除き草食、害虫が多い、成虫の体は細長く、触角や脚、大顎が目立つ、大きさ、色など様々で、シロスジカミキリやゴマダラカミキリやウカミキリなど、種類が多い
15 けさん
  【標準語】文鎮
【意味等】紙や書類が飛び散らないように上に乗せる重石
16 けしき
  【標準語】機嫌
【意味等】①表情や言葉、態度などに表れる人の気色の良し悪し、【用例】「今日な社長のケシキの悪かごたあ」→「今日は社長の機嫌が悪いようだ」、【参考】「けしき」は古語に由来、この場合「景色」ではなく「気色」、②荒々しく周囲の者に当り散らすこと、③怒った顔色、④天気、空模様
17 けしきぶる
  【標準語】知ったかぶりをする
【意味等】知らないにに知っているように振る舞うこと
18 ゲズ
  【標準語】カラタチ
【意味等】ミカン科カラタチ属の落葉低木、【参考】中国の長江原産で8世紀ころに日本へ伝来した
19 げすいた
  【標準語】便所の踏板
【意味等】便器の周りの板、足踏み板
20 けたたましか
  【標準語】うるさい
【意味等】やかましい、【類義】せわらしか、しゃーらしか、やかましか
21 けたぼ
  【標準語】入れ髪
【意味等】髪を結ったり、セットするときに形を整えるために入れる髪の毛の塊
22 けっくで
  【標準語】かえって
【意味等】①反対に、裏腹に、あべこべに、逆に、【用例】「注射ばしたら、ケックデ具合の悪うなったや」→「注射をしたら、逆に具合が悪くなってたぞ」、②ついに、③結局、つまり
23 ケツグロ
  【標準語】カイツブリ
【意味等】「ケーツブロウ」に同じ
24 けっこうじん
  【標準語】お人好し、好人物
【意味等】性格の良い人、騙されやすい人
25 けつすみ
  【標準語】消炭
【意味等】薪や炭などの火を消して作る炭、軽くて柔らかく火が起きやすい、【参考】堅炭:蒸し焼きにした炭、硬くて火力が強い
26 けっと
  【標準語】毛布
【意味等】語源は外来語:ブランケットなど、【同義】けっと、けっとう
27 けっとう
  【標準語】毛布
【意味等】「けっと」に同じ
28 けつのあなのふとか
  【標準語】人物が大きい、大者
【意味等】包容力がある、心が大きい、器が大きい、【対義】けつのあなのこまか、【用例】「あの人はケツノアナノフトカ」→「あの人は心が広い」、【参考】「けつ」は「穴」の意味、「お尻の穴」の意から「お尻」や「後ろ」の意味も持つ、最下位のことを「ケツ」とも言い「最後」の意味も持つ、なお「けつ」は全国で使用される語彙、標準語となる
29 けつのけつまで
  【標準語】完全に終わるまで
【意味等】最後の最後まで、【参考】「けつ」には「後ろ」や「最後」の意味がある、【用例】「闘うぞ、ケツノケツマデ闘うぞ」→「闘うぞ、最後の最後まで闘うぞ」
30 けつのす
  【標準語】肛門
【意味等】大便を排出する穴、【参考】「す」は「巣穴」をさし「穴」や「腔」の意味がある、「はなのす」は「鼻の穴」、「みみんす、みみのす」は「耳の穴」のこと
31 けつのあなのこまか
  【標準語】人物が小さい、小者
【意味等】度胸がない、度量が狭い、小心者、【参考】「出すものが少ない」「お金を出し渋る」「ケチ」の意味から転じて、度量が狭いなどの意味を持つ
32 けつばぬぐわん
  【標準語】開けっ放し、後始末をしない
【意味等】戸や障子を開けた後に閉めないこと、開けっ放しにすること、失敗などの後始末をしないこと、【参考】慣用句の「尻ぬぐい」や「ケツを拭く」は、後始末をするの意味、それをしないことをさす、【用例】「あいつな、やりっぱなしで、やりそこのうとうといケツバヌグワン…おうじょうこいとると」→「あいつは、やりたい放題で、失敗しているのに後始末をしないので…迷惑してるんだ」
33 けつまづいとる
  【標準語】挫折している
【意味等】つまづき、事業などの錯誤や挫折
34 げどう
  【標準語】外道
【意味等】①厄介者を罵る言葉、【用例】「この外道が何ばするとや」→「この厄介者が何をするんだ」、②魔物、③悪者、④道楽者、⑤犬神、つきもの、⑥子供の罵称、餓鬼、⑦吉利支丹教徒(隠れキリシタン)
35 げどうされ
  【標準語】外道め
【意味等】厄介者を罵って言う言葉、極道者、【同義】げどうされ、さどうされ
36 げどうばらい
  【標準語】厄介払
【意味等】厄介者を追い払うこと
37 けなす
  【標準語】悪く言う、いじめる
【意味等】言葉でいじめること
38 けぬきあわせ
  【標準語】漁船の地乗り航法の操舵技術のひとつ
【意味等】「くいあわせ」に同じ
39 けのねのたつ
  【標準語】身の毛がよだつ
【意味等】恐ろしさや危なさを感じて毛が逆立つこと、鳥肌が立つ、【参考】糸島弁
40 けば
  【標準語】毛
【意味等】毛羽、髪の毛
41 けぶたか
  【標準語】煙たい
【意味等】煙が目鼻や喉を刺激して苦しい、煙い
42 けぶらい
  【標準語】気位、プライド
【意味等】心に持ち構えた品位、心の持ち方、気の構え方、気品、【用例】「貧乏したっちゃあ、ケブライな高っかもんな」→「貧乏しても、プライドは高いもんね」
43 けぶらい
  【標準語】~の様子
【意味等】気振らい、気配、様子、素振り
44 けみの
  【標準語】田蓑
【意味等】牛馬を使う農作業で着用する田みの、シュロの皮や藁で作る
45 げや
  【標準語】庇(ひさし)
【意味等】①家の軒に別に差し出した小屋根、②家屋に添えて屋根をふき張り出した小屋、③家屋の軒下、「げ」に同じ、④押入れ
46 ケヤイドリ
  【標準語】シャモ(軍鶏)
【意味等】闘鶏用や観賞用、食肉用のニワトリの一品種、【参考】雄は非常に闘争心が強い、江戸時代にタイから伝わったとされ、名前はタイの旧名・シャムに由来する
47 げら
  【標準語】笑い上戸
【意味等】何かにつけてよく笑うこと、またその人、すぐ笑う人
48 けらもん
  【標準語】下劣な人
【意味等】嫌われ者、【用例】「あいつぁ、ケラモンやけん好かん」→「あいつは下劣なやつだから嫌いだ」
49 ゲラン
  【標準語】ドクフジ(デリス)
【意味等】マメ科ドクフジ属の常緑低木、南・東南アジア原産、【参考】根に毒成分の劇薬ロテノン(約2%)が含まれ、大量の魚を捕るときに川や池に流していた(現在は禁止)、殺虫効果もあり天然農薬としても販売されていた、【関連】農薬を製造・販売していたのが「ゲラン化学」だったため、ゲランやゲランの木と呼ばれるようになった
50 けりうま
  【標準語】馬乗り遊び
【意味等】ジャンケンで負けた順に3人で馬を作り、他の人は蹴られないように飛び乗って遊ぶ。蹴られると馬になる
51 ゲリコ
  【標準語】オタマジャクシ
【意味等】カエルの幼生の総称
52 けりだし
  【標準語】蹴り遊び
【意味等】地面に輪を描き、木の枝のくの字に曲がったものを置いて交互に蹴り出す
53 ける
  【標準語】窃取する
【意味等】①秘かに盗み取ること、こっそりと他人の物を盗ること、【用例】「あら、さんとくばけられた」→「あら、財布を盗まれた」、②買物をして代金を支払わないこと、③商人が暴利を貪って高く売ること、【関連】大分県(国東)でも使われる方言
54 げをおろす
  【標準語】庇を付ける
【意味等】家の裏手に差し出して庇(軒下)をつけること
55 けん
  【標準語】①蹴爪、②蜂の針
【意味等】①雄鶏の足の後側にある角質の尖った隆起、②蜂などの尾部にある刺して毒を注射する針
56 けんけん
  【標準語】とげとげしく、つっけんどんに、【用例】「なして母ちゃんな、けんけんはらかいとんなると?」→「何で、お母さんはつっけんどんに怒っているんだい?」
57 けんけんいう
  【標準語】口やかましく言う、子供の咳込
【意味等】ずけずけものを言う、子供が咳き込む様子、【用例】「ケンケン言いよんなあばってん、熱ななかとな?」→「子供が咳き込んでいるけど、熱はないのか?」、「おまやあ、あのえずか先輩い、ようあげんけんけん言いきいなぁ」→「お前は、あの怖い先輩に、よくもあんなにずけずけと言えるなあ」
58 けんけんぱたぱた
  【標準語】けんけん
【意味等】地面に円を描いて片脚跳びをしながらする子どもの遊び、【同義】けんけんぱたぱた、けんぱた
59 けんさ
  【標準語】沃土
【意味等】大きな川の淀みに堆積した肥えた土、肥土、【同義】けんさ、ごみつち、ひよりのつち
60 けんざき
  【標準語】洗米包み
【意味等】神に供える洗い米を入れた紙包み
61 けんぞく
  【標準語】神の使い
【意味等】神社に棲みその使いとなると言い伝えられる諸種の動物(稲荷のキツネ、入幡のハト、春日のシカなどのほか、龍など想像上の動物を含む)、つかわしめ
62 けんちゃんじる
  【標準語】けんちん汁
【意味等】根菜類やコンニャク、豆腐などをゴマ油で炒め、出汁を加えて煮込んだ醤油味のすまし汁、【参考】精進料理なので出汁は昆布やシイタケ
63 けんどん
  【標準語】無愛想
【意味等】愛想が良くないこと、【用例】「こん女優、顔な愛らしかばってん、ケンドンにあるけん好かん」→「この女優、顔は可愛いけど、無愛想にしているから嫌いだ」
64 けんぱた
  【標準語】けんけん(子どもの遊び)
【意味等】「けんけんぱたぱた」に同じ
65 けんびき
  【標準語】腱
【意味等】筋肉のつけ根、【参考】骨格筋の両端にあり、筋肉と骨格などをつなぐ結合組織、特に肩の背面部分をいう
66 ケンポコナシ
  【標準語】ケンポナシ(玄圃梨)
【意味等】クロウメモドキ科ケンポナシ属の落葉高木、【参考】秋に数ミリの実が熟し、果柄部が膨らんでナシ(梨)のように甘くなり食べられる
67 けんみ
  【標準語】検見
【意味等】地主などが作柄を見て回ること、豊作、不作を調査すること

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