いまのう
【標準語】今頃、今時分
【品詞】名詞
【意味】
(1)「今頃」の「いまのう」
《意味》終わった後、締め切った後
《用例》
・イマノウ「しきりきらん」やら言うたっちゃ、もうどげんもならんばい
→今頃になって「できません」なんて言われたって、もうどうにもならないよ
・願書受付な…午後5時まで、イマノウ持ってきたっちゃ…つぁーるもんかい
→願書受付は…午後5時まで、締切り後に持ってきても…だめでしょうが
・注文ば取り消す?イマノウ言わっしゃったっちゃあ…もう麺な茹で上がっとります
→注文を取り消す?今頃おっしゃられても…もう麺は茹で上がっています
(2) 「今時分」の「いまのう」
《意味》夜遅く、こんなに遅く
《用例》
・イマノウ電話やらしてくるけん、何かあったかと思うた
→今時分(夜遅く)に電話をかけてくるから、何かあったのかと思った
・イマノウ起きてきて「朝飯ば食わせれ」やら言うたっちゃ、もうなか
→こんなに遅く起きてきて「朝飯を食べさせろ」なんて言っても、もうない
・社長の息子やけんって…イマノウ出勤?ばってん…誰も何も言いきらんっちゃが
→社長の息子だからって…今時分に出勤?でも…誰も何にも言えないんだよなあ
【参考】
・由来は不明、いま(今)+のう(曩:昔のある時点)と思われる
イラストによる用例解説
【翻訳】
「大将!注文はキャンセルと言ってあります!」
「いまごろ言ったって…もう、出来てるのに…勘弁してよ-!」
【博多・糸島弁検索】
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