えぐりもおらしか
【標準語】非常に蒸し暑い
【品詞】連体詞
【意味】
・風がなくて蒸されたようにひどく暑い状態
・梅雨後期のムシムシとして暑い状況
【参考】
・えぐり(熱気があがるように)+もうらしか(蒸し暑い)
・もおらしか→蒸し暑い、とても苦しい(「もうらしか」参照)
・えぐり→もろみなどをかき混ぜる棒状の道具(作業をすると発酵の熱と蒸気が上がる)
【用例】
・何な今日の天気な、エグリモオラシカ…じっとしとったっちゃ、具合の悪うなろうごたあ
→何なんだ今日の天気は、ひどく蒸し暑い…じっとしてても、具合が悪くなりそうだ
・毎日、毎日…エグリモオラシカねえ、7月いなったっちゃ…いっちょん梅雨のあからん
→毎日、毎日…蒸し蒸し暑苦しなあ、7月いなったのに…なかなか梅雨明けしない
・たーらん、エグリモオラシカ。汗じっくりやけん行水してくる
→たまらん、苦しいくらい蒸し暑い。汗びっしょりなので行水をしてくる
イラストによる用例解説
博多・糸島弁
標準語
【博多・糸島弁検索】
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。