おうどう、おおどう、おうろう、おおろう
【標準語】大胆
【品詞】形容動詞
【意味】
・図太く横着に構える様
・粗略、ぞんざい
・不注意
【関連】「おうどう」を使った言葉:「おうどうもん」→乱暴者、横着者
《意味》道理に外れた乱暴者、横着者、前科者、不屈者
《同義》おうろうもん、おおどうもん、おおろうもん、ふとうもん
《参考》おうどう・ふとう(横着・不屈)+もん(者)
《用例》
・今度の転校生な…俺い挨拶もせん、オオドウモンのごたあけん…くらいちゃろう
→今度の転校生は…俺に挨拶もしない、横着者のようなので…殴ってやろう
・フトウモンって聞いて…心配しよったが、挨拶もちゃんとしなあ…よか青年やが
→乱暴者と聞いて…心配していたけど、挨拶もちゃんとする…こう青年だよ
【参考】「おうどうもん」を使った伝承
《伝承》博多んもんなオオドウモン、青竹割ってへこいかく
《意味》博多の者は激しい心意気を持っているので(褌が乾かなければ)、青竹を割って締めるくらいの横着者という、心意気を表したもの
【用例】
・俺いことわりい来いってな?そえんオウドウにしとってよかとな…知らんぜ
→俺に誤りにこいだって?そんなにぞんざいに構えてていいのかい…知らないよ
・おまやあ、食う、寝る、あすぶばっかしのオウロウモンやねェ
→お前は、食う、寝る、遊ぶだけしかしない横着者だな
・今はあげんしとんなあばってん、わっかときゃ悪そうばっかしするフトウモンやったと
→今はあんなふうにしているけど、若いときは悪いことばかりする無法者だったんだ
・あらあ、人殺しのオウドウモンたい
→あいつは、殺人を犯した前科者だ
イラストによる用例解説
博多・糸島弁

標準語

イラストによる状況解説

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