おそ、おろ

 

【標準語】不十分

【品詞】副詞

【意味】

・大して~ない、十分に~ない、不十分、不完全

・「おろ」に形容詞や動詞が接続し、接続した語彙を否定、若しくは弱める

・主として、劣化したものや粗悪なもの、不住人なものを指すとき

【同義】おぞ、おろ

【参考】

・本来は「下品である」の意、漢字では「疎(うとい)」が当てられる

【用例】

・冷蔵庫の変なか匂いのするけん…脱臭剤ば入れたが、オソ臭うごとなった
 →冷蔵庫が変な匂いがするので…脱臭剤を入れたら、そんなに臭わなくなった

・近眼の進うで…眼鏡ば変えたとばってん、オソ見ゆるごとなった
 →近眼が進んで…眼鏡を変えたけど、あまり見えなくなった

・むかしゃあ愛らしかったばってん、だいぶオロようなんなったね
 →昔は可愛かったけれど、だいぶん劣化してしまったね

・やっぱあ偽もんやったっちゃろ、オロよかもんのごと見えたもん
 →やはり偽物だったんだね、つまらないもののように見えたもの

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る

イラストによる用例解説

【翻訳】
「買ったばかりなのに、カボチャを切っていたら、切れなくなっちゃった」
「うわっ!不良品だ…国産じゃないんだろ?こっちも見てよ!」
「オレのカバンも閉まらなくなっちゃった、ぼろっちいだろ?」

■TOP画面に戻る
■「知っとう、博多・糸島弁」に戻る

【博多・糸島弁検索】

あ(ア) い(イ) う(ウ) え(エ) お(オ)
か(カ) き(キ) く(ク) け(ケ) こ(コ)
さ(サ) し(シ) す(ス) せ(セ) そ(ソ
た(タ) ち(チ) つ(ツ) て(テ) と(ト)
な(ナ) に(ニ) ぬ(ヌ) ね(ネ) の(ノ)
は(ハ) ひ(ヒ ふ(フ) へ(ヘ) ほ(ホ)
ま(マ) み(ミ) む(ム) め(メ) も(モ)
や(ヤ)   ゆ(ユ)   よ(ヨ)
ら(ラ) り(リ) る(ル) れ(レ) ろ(ロ)
わ(ワ)       ん(ン)