おそ、おろ
【標準語】不十分
【品詞】副詞
【意味】
・大して~ない、十分に~ない、不十分、不完全
・「おろ」に形容詞や動詞が接続し、接続した語彙を否定、若しくは弱める
・主として、劣化したものや粗悪なもの、不住人なものを指すとき
【同義】おぞ、おろ
【参考】
・本来は「下品である」の意、漢字では「疎(うとい)」が当てられる
【用例】
・冷蔵庫の変なか匂いのするけん…脱臭剤ば入れたが、オソ臭うごとなった
→冷蔵庫が変な匂いがするので…脱臭剤を入れたら、そんなに臭わなくなった
・近眼の進うで…眼鏡ば変えたとばってん、オソ見ゆるごとなった
→近眼が進んで…眼鏡を変えたけど、あまり見えなくなった
・むかしゃあ愛らしかったばってん、だいぶオロようなんなったね
→昔は可愛かったけれど、だいぶん劣化してしまったね
・やっぱあ偽もんやったっちゃろ、オロよかもんのごと見えたもん
→やはり偽物だったんだね、つまらないもののように見えたもの
イラストによる用例解説
【翻訳】
「買ったばかりなのに、カボチャを切っていたら、切れなくなっちゃった」
「うわっ!不良品だ…国産じゃないんだろ?こっちも見てよ!」
「オレのカバンも閉まらなくなっちゃった、ぼろっちいだろ?」
【博多・糸島弁検索】
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