~がしこ、~がつ、~がと、~しこ
【標準語】①~だけ、②~のもの
【品詞】助詞
【意味】
◎「~だけ」:《同義》~がしこ、~がつ、~がと、~しこ
・ある範囲を限定する意を表わす
1)程度や限度を表わす、
2)ある状態に相応する意を表わす
・提示した条件に対する数量を表す
◎「~のもの」:《同義》~がつ、~がと
・物品の所有関係を表す
【参考】~がとなか:~に値しない
《用例①》この豚肉なあ1,000円がとなかばい
→この豚肉は1,000円分はないぞ
《用例②》あらあ人間のつぁーらん「師匠」って呼ばるるがとなかばい
→あいつは人間がつまらん「師匠」と呼ばれるに値しないよ
【用例】
◎「~だけ」の意で使用する場合
・豚肉ば1,000円がとください
→豚肉を1,000円分だけください
・いるしこ持っていきんしゃい…あるがとそうよよかとよ
→必要な分だけ持っていきなさい…あるだけ全部いいんだよ
◎「~のもの」の意で使用する場合
・この車あカッコよかろ?俺がとぜ、買うたとぜ、高っかたとぜ
→この車はいいだろ?俺のものだぜ、買ったんだぜ、高かったんだぜ
・生ビールな俺がと、芋のお湯割りなあんたんがと、酎ハイなミヨちゃんがと
→生ビールは俺の物、芋のお湯割りはあなたのもの、酎ハイはミヨちゃんのもの
イラストによる用例解説
博多・糸島弁
標準語

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