かぶる
【標準語】当たる、負う、失敗する、浴びる、揺れる、揺らす
【品詞】動詞
【意味】
・ばちが当たる、悪事の報い
・人の罪状に連座する、責任を引きかぶる、引き受ける、負担する
・失敗してひどい目に遭う、不具合な状況に置かれる
・湯水などを体に浴びる
・大波などで舟が揺れる、揺れる
・ゆさぶる、ブランコを強く揺らす
【同義】「いさぶる」の意味も持つ
【参考】不具合な状況に置かれる「~かぶる」の使用例
・やりかぶる:行為を行った結果、失敗する
・しかぶる、まりかぶる、たれかぶる:小便や大便を失敗する、おねしょする
・受けかぶる、ばちかぶる:引き受けたくない仕事や責任、役職、支払、借金などを受けさせられる
・眠りかぶる(ねぶりかぶる):眠たくて正体を失うこと、すっかり眠入ってしまう
・言いかぶる:失言してしまう、言ってはいけないことを口走る
【用例】
・賽銭泥棒やらしとんなるけん、ばちかぶとんなあったい
→賽銭泥棒なんかしているので、ばちが当たっているんだよ
・連帯保証人やったけん、1,000万円もかぶっとんしゃあげな
→連帯保証人だったから、1,000万円も引き受けさせられたそうだよ
・部員の煙草ば吸うとんなるけん、ばちかぶって甲子園に出られんげな
→部員が煙草を吸ったから、連帯責任で甲子園に出られなくなったそうだよ
・眠たかーっ、目覚ましい水ばかぶってこう
→眠たいーっ、目を覚ますために水を浴びてこよう
・台風の近づきようけん、大波で舟のえらいしこかぶったやねえ
→台風は近づいているんで、大波で舟がものすごく揺れたんだよ
イラストによる用例解説
博多・糸島弁
標準語
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