~けん
【標準語】~から、~だから
【品詞】助詞
【意味】
(1)「~から」の「~けん」
《意味》
・原因、理由を表わす
・接続助詞:活用語の終止形につく
《用例》
・「腹の減っとるケン、力の出ん」って言いなるケン、飯ばおごっちゃった
→「腹が減っているから、力が出ない」って言うから、飯をおごってあげた
・酔い食ろうて…わからんごとなって、ああたが壊したっちゃケン…まどうて
→酔い食らって…前後不覚になって、あんたが壊したのだから…弁償して
・ああたば愛しとうケン…好きで好きでたまらんケン、あたきと結婚…しちゃらんな?
→あなたを愛してるから…好きで好きでたまらないから、私と結婚…してくれないか?
(2)「~だから」の「~けん」
《意味》
・断定のような意の助詞
《用例》
・あたしもやおいかんと…悪かばってん助けきらん、そやケン…頼らんのって
→私も困窮してるの…悪いけれど助けきれない、そんなだから…頼らないで
・ああた…友達やろ、遠かばってん…親戚ばい、そやケンじぇんば貸して…300万円
→あんた…友達だろ、遠いけど…親戚だよ、そうだから、お金を貸して…300万円
・親友やケン…言うとく、俺いな…えらい借銭のある、やケン今晩…夜逃げする
→親友だから…言っておく、俺には…すごい借金がある、だやら今晩…夜逃げする
イラストによる用例解説
【翻訳】
「あなたを愛してるから!心の底から好きだから、あなたがいない人生なんて
考えられないから…だから、だから、俺と付き合って!」
「あなたのこと、よく知らないから…どんな人か、よく分からないから
好みじゃないから…好きじゃないから、だから、気安く触らないでよ!」
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