ごすとおき
【標準語】起き抜け、突然の起床
【品詞】名詞
【意味】
(1)「起き抜け」の「ごすとおき」
《意味》寝床から起きたばかり、起きてすぐ
《用例》
・明日あ、始発で東京い行かなあいかんけん、朝あゴストオキして家ば出るけん
→明日は、始発で東京に行かなくちゃいけないから、朝は起きてすぐ家を出るから
・えらい寒かけん、夜中いゴストオキして外ば見たら、雪の積んどるもん…
→とても寒いので、夜中に起きてすぐ外を見たら、雪が積もっていたもの…
・ああた、ゴストオキして来たろ?顔ば洗わな、まーだ目ヤニやらついとるもん
→あなた、起き抜けで来たでしょ?顔を洗わなきゃ、まだ目ヤニがついているもの
(2)「突然の起床」の「ごすとおき」
《意味》むくっと急に起き上がること、突然の起き上がり
《同義》ごすと、ごそっと
《参考》
・「ごすと」は「ごそっと」で、急にやいきなりなど、突然さを表わしている
・「ごすとおき」→ごすと(ごそっと:いきなり)+おき(起き)
《用例》
・ああた…夜中いゴストオキして、布団の上い立って…寝言ば言いござった
→あなた…夜中にむくっと起き上がって、布団の上に立って…寝言を言っていたよ
・酔うて寝とったが…急い具合の悪うなって、ゴストオキして…便所で吐いたと
→酔って寝てたら…急に具合が悪くなって、やにわに起きて…便所で吐いたんだ
・今日な…遠足やけん、夜明け前いゴストオキして…早う学校い行きなった
→今日は…遠足なので、夜明け前にむくりと起き上がって…早々に学校に行っちゃた
【参考】九州内ではよく使われている言葉
イラストによる用例解説
【翻訳】
「おあようございあす…課長」
「お前…起き抜けで来ただろ?まだ、目が眠っているぞ!」
【博多・糸島弁検索】
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