ざま
【標準語】様子
【品詞】名詞
【意味】ありさま、体裁、ありてい
【参考】由来は古語の「ざま(様)」で同意、罵るときによく使われる語
【類義】なり
《意味》身なり、見た目、格好、他人から見た有様
《参考》見た目が悪かったり貧相だったりする場合、罵るときによく使われる語
《用例》
・なんな…そのなりな、仕事もせんでフラーフラして…かかさんな泣きよんなるばい
→なんだ…その格好は、仕事もせずにフラフラして…お母さんは泣いているぞ
【用例】
・なんな…そのザマな、仕事もせんでフラーフラして…かかさんな泣きよんなるばい
→なんだ…その有様は、仕事もせずにフラフラして…お母さんは泣いているぞ
・覚せい剤やら…絶対せんとばい、薬物中毒者のザマば見てんない…あえんなるが
→覚せい剤なんて…絶対するなよ、薬物中毒者の有様を見てごらん…あんなになるぞ
「ざま」を使った言葉
ざまあなか、ざまなか
【標準語】みっともない
【品詞】形容動詞
【意味】無様だ、姿が醜い、無様である、体裁が悪い、見ていられない
【同義】ざまあなか、ざまなか
【参考】
・ざまあなか→ざま(体裁)+あ(が)+なか(無い)
・悪口、罵るときに使うことば
【用例】
・ザマアナカな、いっつも偉そういしとんなったが、息子な覚醒剤で捕まんなったげな
→無様だねぇ、いつも偉そうにしていたけど、息子が覚醒剤で捕まったそうだよ
・借金で土地も家も売っしもうて、嫁いも逃げられて…じぇんば貸せって?ザマナカねえ
→借金で土地も家も売ってしまって、嫁にも逃げられて…金を貸せだと?見てらんねえ
・こえん…酔うてから、くされぶっかんのごとなっとうばい…ほんにいザマアナカ
→こんなに…酔っぱらって、腐った柿のようになってるよ…本当にみっともない
イラストによる用例解説
「何だい!その有様は!馬鹿者め!
商売人なら、今だから、やるべき事があるだろう!みっともない!」
「うるさいな、おじいちゃんの時代とは違うんだ…もう…終わったんだ!」
【翻訳】
「飲んで乱れて…彼女の前で素っ裸になって、泥酔して前後不覚になって、お漏らしして…」
「俺と一緒!みっともないなあ!酒癖が悪いのは、父さんの遺伝だな!」
「ああう…うぐぐ…ううう、ぐおお、ひいい、ひっく…」
「兄ちゃん!何か失敗をしでかしたの?」
【博多・糸島弁検索】
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