だいがい
【標準語】①たいそう、②おおかた
【品詞】①副詞、②形容動詞・名詞
【意味】
・はなはだしく、はなはだ、たいへん、非常に、いい加減
・だいたい、概要、たいてい、およそ、ほどほど、おおかた、概して、大概
【参考】京ことばで、漢字で書けば「大概」
・物事の全部ではないがその大部分、ほとんど、だいたい、たいてい、副詞的にも用いる
・物事の程度などがありふれていること、たいてい
・物事の程度があまり極端にならないこと、ある程度でやめておくこと、ほどほど
・かなりの程度に達するさま、いいかげん
・推測がかなり確かなさま、たぶん、おそらく
【関連】「たいがいいしときない」→「いい加減にしておけよ」
【用例】
・あの爺さんな、この辺の生き字引やけん…地のこたあタイガイ知っとんなあぜ
→あのお爺さんは、この辺りでは生き字引だから、地元のことはたいてい知っているよ
・昔の高校生な、タイガイ原付免許ば持っとって…自動2輪の免許ば持っとうともおった
→昔の高校生は、たいてい原付免許を持ってて…自動2輪の免許を持ってる人もいた
・酒飲んでへっぱく言うともタイガイいしとかなあ…みんない嫌わるるばい
→酒を飲んで大口を叩くのもほどほどにしておかないと…みんから嫌われるよ
・なんてや…もういっぺん言うてんやい。タイガイいせろ…ぼてくりこかすぞ
→なんだと…もういっぺん言ってみろ。いい加減にしろ…袋叩きにするぞ
・涙ぐうて帰ってきなったが…タイガイ、彼女いふられとんなるっちゃなかろうか?
→涙ぐんで帰ってきたけれど…おそらく、彼女に振られてしまったのではないだろうか?
イラストによる状況解説
【翻訳】「街を歩くだけで、おおかたの女性から「好きよ」って言われちゃうんだ」「「好きよ」って言われたら…どうすんだよ?」「「好きよ」って言っているのに、何もしなかったら女の人に失礼だろ?」「女の人は怖いよ」「俺は…いい加減にしておいた方がいいと思うなあ!」
【博多・糸島弁検索】
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